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弱々でごめんなさい~現代ダンジョン物語  作者: 炉里 邪那胃(ろり じゃない)
第三章
161/175

誰だっていつかは「無双」

※昨日6/06 04:00に続き、今日最初の更新です。

 読み飛ばしなきようご注意ください。

【加速】進化を果たしたその夜、実験は続いた。


 まずは単に200秒何もせず待った。

『最大200秒間』とあるなら、使って200秒後に魔力切れするかも。


 大丈夫だった。


 今度は30分は待ってみよう、念のため。



 忘れていた某チャンネルのチェックをしておこう。

『ダンジョン日記』アップ直後は必死に読んでたのに。


 スレがメチャクチャ増えてる。

 これ多分他のカテゴリーにも飛び火してるな……。

 それなら。


 ダンジョン関係を「まとめサイト」で検索。

 見る時は念のため元スレも確認。

 たまに、広告のための釣りだったりするからな。


 実は、「まとめサイト」のほうが世間の流行が分かる。

 リンクの貼られた画像などつけてわざわざ再アップする。

 当然、使われるのは閲覧増が見込める内容だけだ。


『アフれ』予言に対する防災というか対策が多い。

 予言というより、普通に起こるとしている物がほとんど。

『前回』は無かった事のはず。


 少しは世の中が変わったと言えるのだろうか?


 政治的な進展は……。

 待つしか無いよな。



 一方、探索者を目指すような動きといえば……。


 もうほとんどラノベのノリ、そういうのがほとんどだ。

 全員がスキルで無双したいらしい。

 まあ分かるけど。

 ネタだったりもするんだろうな。


 現実的なものも少数出ている。

 この辺は今後も見ていくべきかな。


 実際、ラノベも結構書かれているよう。

 近未来の日本舞台で……。




 もう2時間近く経っていた……。


 ぶっ倒れてはいない、魔力は多少回復しているくらいだ。


 実験は成功だな。

 あとは一回だけ魔力切れさせて朝までゆっくり寝るか。







 マヨサンドとコーヒーを堪能。


 出勤時間だ。

 部屋前にひとりずつ出てくる、今日は僕が一番。

 まあ待っても5分くらいだけど。


 建物内にも周囲にも怪しい人物なし。


 普通に隠しダンジョンに行き着いた。


 7年後、「密偵特化」さえ見逃さなかった【生命感知】。

 現状、追跡者を見逃すことは無いだろう。




 ダンジョン内、ヨッシーに見せるかどうか迷うが。


 こっちは見せておこう、もしもの保険だし。

 大剣は最後の最後ね。


「魔力切れ起こさずに使えるようになったから、アレ」


「アレ?」


「ヨッシーも見てて」



【加速】しながらも最大速度で動き、停止。

 一歩横へ、停止。

 もっかい。

 魔力がもったいないので3秒でやめる。


「どう?」


「速いけど、分身とか?

 ……あ!」


「いどう、ぜんぜんみえないです」


【加速】の能力をヨッシーに説明。

 ユイにはまず、昨日のレベルアップ発見を。

 実験の結果も話す。


「だから、使用は最低限にするから。

 使ったダメージとか疲労とか、帰りにここで確かめる」


「それと念話のこと話しとくね、ヨッシー」


 そうか、忘れてた。

 おやつの後で、昨日のことも話さないと。


 大剣は必殺技ということでまだまだ内緒だ。


 このまま僕は『弱々』で、ヨッシーに頑張ってもらおう。

お読み頂きありがとうございます。

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