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弱々でごめんなさい~現代ダンジョン物語  作者: 炉里 邪那胃(ろり じゃない)
第三章
160/175

EV

※今日6/06は00:39に続き2回目の更新です。

 読み飛ばしなきようご注意ください。

 大変なことに気付いた。


  【加速3】

 上がってる!


 北村さんと会ったから?

 いつ上がったのか分からないほど話に夢中だった?


 いや、今上がったのかも。

 リラックスしてラーメン食べてたのに。

 風呂にももう入った。


 いくらなんでも気付く……と思う。



 それはいい。


 今うちの社(仮)の車のカタログを見ようと思ったんだけど。

 忘れそうな方から片付けよう。


 うちの車は……。

 生見さんの乗ってるタイプは1千万ちょっと。

 なんだかんだ、高給取りなんだな。


 ん?

 何千万もしないって。

 あ、確かに何千万じゃないか?

 うーん、微妙。


 社員割引とかで安かった?


 一通り見るとスポーツタイプが二千万。

 日本のメーカーでもこういうタイプはあるな。


 そして、汎用っぽい乗用車は500万切るくらい。

 安くはないけど、高くはない、微妙。


 口コミとかでは結構乗ってる人もいるよう。

 EV(電気自動車)だが、航続距離が長い。

 日本車よりもコスパがいいと言う話だ。


 街で見ても僕が気づいてなかったのかも。


 実を言うと、EVなのが良さそうでも気になる点だ。

 うーん、パスだ。

 探索者になれたら車は買おう。



 ニュースを読み流し……。



 よし、お楽しみは取っておいた。

 引き伸ばしすぎた感はあるが。


 ベッドに横になり、寝てもいい体制に。


 期待はしないでおこう。


 固有スキル:【加速3】

『最大200秒間、使用魔力に応じて全ての速度を上げる。魔力消費100%』



 またか。

『魔力消費100%』

 今度は200秒、10倍か。

 前も時間が伸びた分加速性能はアップした。

 その点は期待していいだろう……。


『最大200秒間』

 最大?


 確かに止められれば……それでも100%消費かも?

 あと、加速性能は同じだろうな。


 試そう。



 寝る体制で、前のように時計をストップウォッチ機能に。


【加速】& ポチッ


 2秒ごとに0.01進む。

 性能は以前の通り、魔力増加分も効いている?


 止まれ!


 ストップウォッチが普通に、ちゃんと早く動いてる。

 5秒くらいだったか?

 時計はほぼ進んでいなかったので適当だ。


 魔力は……747/764


 間違いないな、中断できたな?


「よっしゃぁ!」

 高給マンションらしいので防音は大丈夫、だと思う。

 ヨッシーだけで反対側は空きだし。


 ちょっともう一回。

【加速】!


 寝たままだった、起き上がる。


 動くと空気の抵抗が分かる。

 念のため走ったりはせず、少し歩く。

 剣を取り出して素振り。


 のんびりしすぎだ。


 10秒くらいは使ったな、停止!


   魔力:707/764


 時計は普通に進んでいる、止められたな。



 今度は60秒くらいやってみよう。

 ストップウォッチで……。

 いや、実際使う時のように数えるか。


【加速】!


 この間できることは。


 魔物の目と可能なら急所一撃。

 緊急なら大剣持ち替え、フルパワーで倒すのもありだな。


 ムリなら2人を抱えて逃げる。

 十分可能だな、とにかく200秒以内に。

 じゃなくて100と数十秒だ。


 かなり適当にカウントしてるけど、1分はかなり長い。


 この、未知の長さは体に負担が来るかも。

 今はイメトレだけだから大丈夫だけど。


 まだ50くらいだけど、『停止!』

 このくらいでもたっぷり色々できそう。


   魔力:535/764


 ん、減りが少ない……。


 そうか、魔力が減るとだんだん性能劣化。

 そのかわり減る魔力は少ない。


 連発する技じゃない。


 練習するなら、寝る前とか出口直前だな。

 心に刻む。


 でも、久々の良いことだった気がする。


 ああ、北村さんと井上議員だったか、その話もだ。

 でもぬか喜びはやめておこう。


 最悪の事態にも備えておかないと。


 隠蔽ダンジョンの事も棚上げにしたままだ。

お読み頂きありがとうございます。

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