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弱々でごめんなさい~現代ダンジョン物語  作者: 炉里 邪那胃(ろり じゃない)
第三章
159/175

クリーンエネルギー

※一昨日6/04 04:00に続き、今日最初の更新です。

 丸一日お休みを頂きました。


 大変おまたせしました。

「なるほど、『先達(せんだつ)』にそんな繋がりがあったとは……」


「最後に話すとは、お人が悪い。はは……」



「いや、まずは全体を知ってもらわないと。

 いきなりこの事を言っても伝わらないんで」


「うん、正直わたしたちも()()()だったのよね」


「『先達』ってあくまで、“先に経験している”ってだけですけど。

 あっ、あとこれ」


【ボックス】からポケットに数個の魔石を移動、取り出す。


「この事も伝えていただけますか。

 ただのガラス玉にしか見えませんけど」


 議員に渡す。


「これは?

 あ、さっき言ってたクリーンエネルギーの!」


「はい、魔石です。

 自衛隊でも放置してるわけがないと思いますけど。

 イアン・マックスにも“使える”とだけ言ってあります」


「彼のコネクションならもう何か発見してるかも?」


「話した通り、利用法判明が1年ちょい後くらいでしたから。

 物理的な実用化にはもっと数年かかってます。

 情報があれば手探りよりはマシでしょう。

 出来れば魔法的実用化できればいいんですが……」


「魔法的?

 ああ、なるほど!」


 さすが議員は察しがいい、というか詳しすぎ、この方面。


「日本発で物理的な発電はできたんですが。

 本来の使い方って違う気がするんですよね。

 まあとりあえずは普通にで仕方ないです」


「私のような者に預けるのは良い判断です。

 新米議員に過ぎませんがね。

 個人的に企業や研究機関に頼むのはまずいですね。

 国絡みですから」




 だいたい伝えるべきことは伝えた。


 後は連絡先を交換、ヨッシーは本人に話してからだ。



 北村さんと議員が帰ってから、生見(ぬくみ)さんにあらましだけ伝える。

 協力者になってくれそう、とだけ。


 生見さんにはまだ第三者でいてもらうことにする。


 ヨッシーもまだ同じでいいか。




「晩ごはんどうしようか?」


「ちょっと、『大人の関係』ってなんなの?」


「ちょうどいい質問ってあるっけ?

 僕はアレしか思いつかなかったから」


「うー、それもそうかもね……。

 いつになったら……」


「もう外真っ暗だよ、早く決めよう」


「んもぉ」




 2人で手分けしてヨッシーと生見さんにメールする。

 すぐそこにいるんだけど。





「車買わないんです?」


 ラーメン屋で言われて初めて気づいた。

 自分の車くらい持っててもおかしくないよな。

 今の状況。


「管理人さんのは自分の車?」


「もちろん。

 あ、高級車っぽいけど、うちの車って割と安いですよ。

 ん千万とかしないから」


「へぇ、カタログとか見てみようかな。

 ネットで見れるか」


 本当は大衆車の方が落ち着けるような気もするけど。

 普通っぽいのがあれば考えるか。


「わたしも買おうかなー」


「わたし、めんきょとらないとです」


 ヨッシーは手続きとか大変そう?

 帰化はできるんだろうか。


 いや、まず僕達の目的達成しないと……。

 帰化するにも日本にいる意味が無いからな。

 アメリカとかに行くハメにならないように。

お読み頂きありがとうございます。

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