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弱々でごめんなさい~現代ダンジョン物語  作者: 炉里 邪那胃(ろり じゃない)
第三章
142/175

探索者になろう?

※昨日5/25 20:01に続き、今日最初の更新です。

 読み飛ばしなきようご注意ください。

「桜さん、ありがとうございました。

 間もなく『討伐隊』そのものかは分かりませんが……。

 何らかの国の組織が立ち上がるようです。

 あと、個人的目的も果たせました」


「ならよかったけど。

 記事にはならないけど情報は共有ね。

 それより、今後大丈夫なの?

 話をしてきたってことは……」


「心配ないです。

 身元はバレてないはず」


 北村さんたちのレベルを聞いてユイも保証する。





 改めてユイと一緒におやつ、もう夕方か。


 あっ、生見さんにアメリカ事情を……土曜だけど大丈夫かな?



「調べておきましたよ。

 浅田さん、通訳の方と手分けして」


 銃の使用については協会から警告が出ているそう。

 ゴブクラスなら当たるには当たるが、凶暴化させ危険。

 使うなという事だ。



 米国では名の知られた雑誌が連日記事にしている。

 州で異なる部分や法改正についてもそれで分かるよう。


 一部の保守的な州を除き探索は許可された。

 犯罪者対策として警察が協会と協力し、教習もしている。

 武器は銃所持と同じ登録制。


 まだ協会での買い取りはおこなっていない。

 魔石の価値が定まらないのも大きい。

 税法の改正を待ち、各自薬瓶以外は保管するようにとのこと。


 協会より『間引き出来ていない地域のアフれ』が警告された。

 それ以降許可する州も出てきている。


 軍の活動については発表は出ないが、ある模様。




 4人でファミレスで夕食を済ませ、僕の部屋へ。


 今日は「俺のダンジョン日記」に完全注力する。

 出来れば0時までに完成させてアップしたい。


 昨日書いた分の反応等は全く見ず、4人で集中。



 スマホのアラームが鳴る、11時55分だ。


「あと30分くらいですかね?

 じゃあ、昨日のPCで『3~40分後』と予告してください。

 0時でIDが変わっちゃうんで」


 よく見ると、本人たちが何も書かないのに4スレ目だった……。




 全員が「探索者協会員」とは思えぬ集中力で仕上げていく。


「できたあ」

「みんな頑張ったよね」

「お疲れ様でした」

「ちょと読んだ、自分のなのにおもしろかったネ!」


 今日は終わりまでカキコする。


 内容は。


 ダンジョンを進むにつれ、人間とは思えない動きをする彼女。

 俺はよくいる普通の探索者だ。


 レベルアップで固有スキルも得たよう。

 炎を全身にまとって遠くの魔物を切断するスキル。

 仲間となった魔法使いも霞む威力だ。


 そもそも人間離れしていた彼女。

 国でもトップでは?


 こっそり動画を撮りアップする。

 だが、あまりにも凄すぎフェイク呼ばわりされた。

 彼女は、政府の監視が厳しくなったというが俺には分からない。



 彼女のお陰でレベルが上がったもう一人の剣士。

 もう追いつくから、と自慢していたが。


 以前も変異した魔物にやられそうになり彼女に(かば)われた奴だ。

 彼女は腕が千切れかけた。

「回復薬」と「回復スキル」で奇跡的に復活したが。


 馬鹿なことに、彼はオーガに飛び込み全身潰れてしまった。

 即死だった。


 それをきっかけに、俺以外のメンバーは全員離れていった。


 彼女は新天地を目指すと言い出した。

 まずはアメリカ、そして憧れの日本へ。

 本当にそんな事ができるのだろうか?


 彼女の名前はイーチェン。




 ズラズラと並ぶ感想。


 3台に分かれて全員見ている、昨日の続きから。


 ユイはヨッシーに読んであげている。


 土曜の夜は更けていく。

お読み頂きありがとうございます。

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