邂逅(かいこう)
※今日5/25は04:00に続き2回目の更新です。
読み飛ばしなきようご注意ください。
■第三章開始です!
『前回』お世話になり、よく知っていた2人。
林教官と北村さん。
前は失礼でもあるしバレたら嫌なので見なかった2人のステ。
今回は調べておく必要がある、ごめんなさい。
名前 : ハルミ キタムラ 年齢 : 22
種族 : ヒト
ジョブ:
レベル : 17
体力 : 44/44
魔力 : 40/40
強さ :45
丈夫さ :44
知力 :43
器用さ :44
敏捷 :46
運 : 64
スキル :
【洞察】
名前 : ヨシコ ハヤシ 年齢 : 27
種族 : ヒト
ジョブ:
レベル : 13
体力 : 33/33
魔力 : 35/35
強さ :15
丈夫さ :16
知力 :34
器用さ :30
敏捷 :16
運 : 36
スキル :
多の4人にも、【索敵】や【感知】などのスキル持ちはいない。
固有スキル持ちがいる可能性は皆無じゃないけど。
それならもう気づかれてるはず。
北村さんには剣の事などお礼を言いたいが、何のことか分からないだろう。
まあそれは今はいい。
林教官には、ステの初期値の事を言わないと。
不幸な事故に巻き込まれるのは避けさせたい。
「ヨウ、見えてるの?」
「うん、はっきり。
それが……林教官と北村さんがいる、他にも4人。
林さんにはステ初期値の事を話しておかないと」
「まさか、行くの?」
「うん、しばらく会えないような気がしてしまって。
ってゆうか、そう予測してる」
【予測】は効かない。
【多重思考】で考えたが、あくまで予想でしか無いが。
「桜さん。
僕が出たらユイとすぐに街に向かってください。
コンビニとかで待っててくれれば、分かるんで」
北村さんには【洞察】というスキルがある。
いきなりの訪問に意味が分からなかったとしても。
何らかの事に、僕らの思いに、わずかでも気づくかも。
走る。
ダンジョン付近の6人に異変はない、休息時間か。
ちょうど例の2人が休憩テーブル付近から離れる。
やはり仲が良かった?
「もうすぐこの階級ともおさらばだな」
「はい、今のうちに何度でも言っておきますよ、林陸曹長」
!
もう『討伐隊』ができる?
『アフれ』も起きていないのに。
2人は腰掛ける。
他の者から見えない場所だ。
チャンス。
大回りして背後へ。
誰にも気づかれないはず……。
「何者だ!」
大きく目を見開き、北村さんが振り向く。
「振り向かないでください!
怪しいものじゃ……害意はまったくありません。
話を聞いてほしいんです」
林さんは後ろからだと本人とわからないな。
北村さんがブルブルと震えている?
「いきなりですが……ステータス、見えている数字の事です。
初期値で全てが決まります。
7ならば上がるのは0か1、10か11ならば2か3です。
レベルが上がれば差は決定的です。
下手をすれば2倍どころか4倍以上の差になります。
伝えたいことは今回はこれだけです、では!」
また横切るように全力疾走。
見えない森の中へ。
話したいことは伝えられた。
安堵感。
ユイたちのところへ戻ろう。
「ハァッハァッ」
両手を付き、荒い呼吸をする北村。
「北村1曹!
どうした!
今の男のせいなのか!?」
「あれは100レベル以上……いや、もっともっと上です!
私のレベルでは低すぎて比べようがないのですが……。
スキル【洞察】では、はっきりと分かりました!」
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