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弱々でごめんなさい~現代ダンジョン物語  作者: 炉里 邪那胃(ろり じゃない)
第三章
141/175

邂逅(かいこう)

※今日5/25は04:00に続き2回目の更新です。

 読み飛ばしなきようご注意ください。


■第三章開始です!

『前回』お世話になり、よく知っていた2人。

 林教官と北村さん。


 前は失礼でもあるしバレたら嫌なので見なかった2人のステ。

 今回は調べておく必要がある、ごめんなさい。


  名前 : ハルミ キタムラ 年齢 : 22

  種族 : ヒト

  ジョブ:

   レベル : 17

   体力 : 44/44

   魔力 : 40/40

   強さ :45

   丈夫さ :44

   知力 :43

   器用さ :44

   敏捷 :46

   運 : 64

  スキル :

   【洞察】


  名前 : ヨシコ ハヤシ 年齢 : 27

  種族 : ヒト

  ジョブ:

   レベル : 13

   体力 : 33/33

   魔力 : 35/35

   強さ :15

   丈夫さ :16

   知力 :34

   器用さ :30

   敏捷 :16

   運 : 36

  スキル :



 多の4人にも、【索敵】や【感知】などのスキル持ちはいない。


 固有スキル持ちがいる可能性は皆無じゃないけど。

 それならもう気づかれてるはず。


 北村さんには剣の事などお礼を言いたいが、何のことか分からないだろう。

 まあそれは今はいい。


 林教官には、ステの初期値の事を言わないと。

 不幸な事故に巻き込まれるのは避けさせたい。



「ヨウ、見えてるの?」


「うん、はっきり。

 それが……林教官と北村さんがいる、他にも4人。

 林さんにはステ初期値の事を話しておかないと」


「まさか、行くの?」


「うん、しばらく会えないような気がしてしまって。

 ってゆうか、そう予測してる」


【予測】は効かない。

【多重思考】で考えたが、あくまで予想でしか無いが。


「桜さん。

 僕が出たらユイとすぐに街に向かってください。

 コンビニとかで待っててくれれば、分かるんで」


 北村さんには【洞察】というスキルがある。

 いきなりの訪問に意味が分からなかったとしても。


 何らかの事に、僕らの思いに、わずかでも気づくかも。





 走る。

 ダンジョン付近の6人に異変はない、休息時間か。


 ちょうど例の2人が休憩テーブル付近から離れる。

 やはり仲が良かった?


「もうすぐこの階級ともおさらばだな」


「はい、今のうちに何度でも言っておきますよ、林陸曹長」


 !

 もう『討伐隊』ができる?

『アフれ』も起きていないのに。


 2人は腰掛ける。

 他の者から見えない場所だ。

 チャンス。


 大回りして背後へ。

 誰にも気づかれないはず……。


「何者だ!」

 大きく目を見開き、北村さんが振り向く。


「振り向かないでください!

 怪しいものじゃ……害意はまったくありません。

 話を聞いてほしいんです」



 林さんは後ろからだと本人とわからないな。

 北村さんがブルブルと震えている?


「いきなりですが……ステータス、見えている数字の事です。

 初期値で全てが決まります。

 7ならば上がるのは0か1、10か11ならば2か3です。

 レベルが上がれば差は決定的です。

 下手をすれば2倍どころか4倍以上の差になります。

 伝えたいことは今回はこれだけです、では!」


 また横切るように全力疾走。

 見えない森の中へ。


 話したいことは伝えられた。

 安堵感。

 ユイたちのところへ戻ろう。




「ハァッハァッ」

 両手を付き、荒い呼吸をする北村。


「北村1曹!

 どうした!

 今の男のせいなのか!?」


「あれは100レベル以上……いや、もっともっと上です!

 私のレベルでは低すぎて比べようがないのですが……。

 スキル【洞察】では、はっきりと分かりました!」

お読み頂きありがとうございます。

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