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弱々でごめんなさい~現代ダンジョン物語  作者: 炉里 邪那胃(ろり じゃない)
第二章
138/175

情報拡散

※今日5/24は00:37に続き2回目の更新です。

 読み飛ばしなきようご注意ください。


 金曜。

 イーチェン改めヨッシーの、フェンリルでのレベル上げは成功。

 ただし、ユイがトドメを刺した。


 ミノさん達、省略してごめん。

 ユイの魔法とヨッシーの剣技+スキルで敵じゃなかったので。


 とはいっても、一番レベルの低いヨッシーの上がりは大きい。

 レベルの上がりが無くなるまで繰り返した。



 しかし本人の弁では、まだ自信がないそう。


 ヨッシーと僕は99レベル、追いつかれた。

 ただし『戻ってからの素の』ステはヨッシー451、僕が697。


 ユイは114レベル、ステは688。

 またステではユイを追い抜いてしまった……。


 ヨッシーはフェンリルより150ステが高い。

 だが、まだ恐怖心が先に立つのでオーガできっちり鍛えたいそう。


 僕の場合、対フェンリルの時もう600近くあったからな。

 確かに150程度の差では不安なのかもしれない。




 ニュースは一見相変わらず。


 だが、なぜか海外情報が増えた気がする。

 具体的データは無いが、探索に関する動きが多く報じられ始めた。


 日本の報道でも『ダンジョン』という名称が使われ始めた。


「ヨウ、ここ数日で海外情報増えたね」


「あ、うん、まあね。

 ところでヨッシー、ネットで本国の話書いて見る気ない?」




 夕食は生見(ぬくみ)さん含む全員で一番近いレストランへ。


「影響は薄いと思うけど」

 という前置きで、今週のネットでの出来事を大まかに話す。


「それなら社長も注目してます。

 まさかというか、やっぱりというかあなたが一因とは。

 もうそろそろかな、……出てる」


 生見さんのスマホには、イアンのSNSが。

 日本語だ。


  全世界で魔物の溢れが起こるだろう。

  多くの国では備えがある、探索者の活動だ。

  ただ、先進国で立ち遅れた国が日本だ。

  今回は乗り越えられてもいずれは破滅に至るだろう。

  私には日本を失うことは耐えられない。

  日本国民にも政府にも目覚めてほしい!


 イアンのアニメと漫画の『ハナレン』好きは結構有名らしい。







 僕の部屋だ。

 やはり生見さん含む全員がいる。


 大きめのテーブルに3台のパソコンが並ぶ。

 光回線が2本余分に引いてある。


「工事が2回も来たから、やっぱりね」


「いや、思ってるような自作自演とかはしてないですよ。

 実働してるのはここの最初からの回線だけ」


 僕が真ん中で、この前の続きを。


 片側で生見さんとユイが今までの流れを確認。

 反対側でヨッシーが音声入力する……予定。



「こういう掲示板ってIDが出て、同一アドレスが分かったりするんです。

 マンションなら同じになることもあるし。

 だから、ヨッシーの投稿はせめて別回線で。

 もう一つは予備ですが、自演が必要なときもあるかも」


 ヨッシーには今までの経験を立ち位置を変えた設定で書いてもらう。

 メンバーの1人とか。

 音声入力後僕らが手直し。

 他国を経由しているという設定で流す。



「ダンジョン情報収集スレ」はもうPART2になってる。

 前スレ102として、情報をまた小出しにしないと。

お読み頂きありがとうございます。

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