【体力回復5】
※昨日5/22 04:45に続き、今日最初の更新です。
多忙により、大変遅くなりました。
ともあれ、イーチェ……ヨッチに多少は自信をつけらせてよかった。
最初からフェンリルパワーレベリングも選択肢にあった。
それなら後ろに下がってもらい、石投げか……。
そんな事をさせたらかえって自信を失ってただろう。
そして例の件を話せず、吹っ切れないままでだったはず。
昼食は『唯我独尊』方式で軽く。
「今日の昼兼ミーティングは、ヨ、ヨッシーの部屋でいい?」
あ、間違った。
「それ、ヨッシーって馴染みがあるし言いやすいかも。
ねえ、それじゃダメ?」
「それ、日本人っぽいならいいネ。
いいやすいほうがいいネ」
イーチェンと言う名前とは別物だが。
『よりこ』がヨッシーならまあ普通(?)だろう。
賛成多数(全員)で決定。
午後の部はついに【障壁】無しで。
いざとなれば、最低4つは確保できてるエリクサーを使う。
その価値がある訓練だと思った。
あと、ヨッシー(やっと定着)から話を聞いていた。
【体力回復5】になるまでの大怪我の数々。
一度、初見のダンジョンでオークキングに殺されかけた。
もちろん仲間をかばってだ、スキルで敵は倒せた。
左肩から先が千切れかけていたが回復薬(中)でひっつけた、なんとか。
その時【体力回復5】に上がったそうだ。
なんと、普通に動けるように自力回復。
傷跡は、治癒士のヒール連発で消えたそう。
【体力回復5】恐るべし。
終了後はまたヨッシー部屋でミーティング。
お茶はコンビニ手配。
ケーキは追加を頼まないと、まだあるけど。
引っ越しのあとはティーセットも完備しないとね。
ニュースを全員で確認してて気づいた事がある。
あまりにも何も無さすぎる。
海外では、ダンジョンに関する法案とか次々出来ているらしい。
少しでも安全に探索するためのカリキュラム造りの提案もある。
協会絡みのようだ。
日本はあまりにも無関心過ぎる。
恐らく国民のほとんどがそうだ。
ダンジョンを自分たちには関係ないものと考えている。
入らなければ怪我もしない。
まさに、『関係なくね?』だ。
魔物が『アフれ』れば多少は変わるだろう。
その時には日本のシステムはもう決まっている。
それでは遅い。
この意識が僕だけで変えられるとは思わない。
そんな事は不可能。
でも、トライする事はできる。
最も身近なネットから。
あそこだ。
今日が最後の実家。
いつものように話すこともなく食事が終わる。
でも。
この、「何でも無いことが幸せ」だったのかもしれない。
感謝の言葉だけはしっかり言ってから、明日は出よう。
風呂にも入り、あとはリラックスタイム。
部屋のパソコンでネットを開く。
某チャンネルだ。
あ、このスレ地味に続いてる。
なにげに書き込みがあるみたいだ。
たまにあるよう。
「ダンジョンって溢れる可能性あるんじゃね?」
それに類似した、危機に備える考え。
数回に一回はその時の対策がレスされる。
ネタだったり、普通に考えられることだったり。
こんな掲示板から、世論全体が持ち上がることは無いと思う。
でも、少し実験してみよう。
これからの他の活動の参考になるかも?
なったらいいな。
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