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弱々でごめんなさい~現代ダンジョン物語  作者: 炉里 邪那胃(ろり じゃない)
第二章
135/175

【体力回復5】

※昨日5/22 04:45に続き、今日最初の更新です。


 多忙により、大変遅くなりました。



 ともあれ、イーチェ……ヨッチに多少は自信をつけらせてよかった。


 最初からフェンリルパワーレベリングも選択肢にあった。

 それなら後ろに下がってもらい、石投げか……。


 そんな事をさせたらかえって自信を失ってただろう。

 そして例の件を話せず、吹っ切れないままでだったはず。



 昼食は『唯我独尊』方式で軽く。


「今日の昼兼ミーティングは、ヨ、ヨッシーの部屋でいい?」

 あ、間違った。


「それ、ヨッシーって馴染(なじ)みがあるし言いやすいかも。

 ねえ、それじゃダメ?」


「それ、日本人っぽいならいいネ。

 いいやすいほうがいいネ」


 イーチェンと言う名前とは別物だが。

『よりこ』がヨッシーならまあ普通(?)だろう。


 賛成多数(全員)で決定。




 午後の部はついに【障壁】無しで。


 いざとなれば、最低4つは確保できてるエリクサーを使う。

 その価値がある訓練だと思った。


 あと、ヨッシー(やっと定着)から話を聞いていた。

【体力回復5】になるまでの大怪我の数々。


 一度、初見のダンジョンでオークキングに殺されかけた。

 もちろん仲間をかばってだ、スキルで敵は倒せた。

 左肩から先が千切れかけていたが回復薬(中)でひっつけた、なんとか。


 その時【体力回復5】に上がったそうだ。

 なんと、普通に動けるように自力回復。

 傷跡は、治癒士のヒール連発で消えたそう。


【体力回復5】恐るべし。




 終了後はまたヨッシー部屋でミーティング。

 お茶はコンビニ手配。

 ケーキは追加を頼まないと、まだあるけど。


 引っ越しのあとはティーセットも完備しないとね。




 ニュースを全員で確認してて気づいた事がある。

 あまりにも何も無さすぎる。


 海外では、ダンジョンに関する法案とか次々出来ているらしい。

 少しでも安全に探索するためのカリキュラム造りの提案もある。

 協会絡みのようだ。


 日本はあまりにも無関心過ぎる。

 恐らく国民のほとんどがそうだ。

 ダンジョンを自分たちには関係ないものと考えている。


 入らなければ怪我もしない。

 まさに、『関係なくね?』だ。


 魔物が『アフれ』れば多少は変わるだろう。

 その時には日本のシステムはもう決まっている。


 それでは遅い。


 この意識が僕だけで変えられるとは思わない。

 そんな事は不可能。


 でも、トライする事はできる。

 最も身近なネットから。


 あそこだ。






 今日が最後の実家。


 いつものように話すこともなく食事が終わる。

 でも。


 この、「何でも無いことが幸せ」だったのかもしれない。


 感謝の言葉だけはしっかり言ってから、明日は出よう。





 風呂にも入り、あとはリラックスタイム。


 部屋のパソコンでネットを開く。

 某チャンネルだ。


 あ、このスレ地味に続いてる。

 なにげに書き込みがあるみたいだ。


 たまにあるよう。

「ダンジョンって溢れる可能性あるんじゃね?」

 それに類似した、危機に備える考え。


 数回に一回はその時の対策がレスされる。

 ネタだったり、普通に考えられることだったり。


 こんな掲示板から、世論全体が持ち上がることは無いと思う。


 でも、少し実験してみよう。

 これからの他の活動の参考になるかも?


 なったらいいな。

お読み頂きありがとうございます。

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