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弱々でごめんなさい~現代ダンジョン物語  作者: 炉里 邪那胃(ろり じゃない)
第二章
132/175

拠点

※昨日5/20 04:26に続き、今日最初の更新です。


■多忙に付き、連続でこの時間になりました。

 大変おまたせして申し訳ありません。


 3章へ向け、環境が変わっていきます。

 イーチェンもそろそろダンジョンへ?

 生見(ぬくみ)さんの説明は続く。


「日本が今の状態が続く限り、みなさん“情報処理部門”ですから。

 とりあえずこの部屋がその事務所兼受付になります。

 私もここで住みますのでよろしくね」


 入れるダンジョンは知る限りここのみ、仮の拠点となるらしい。

 パソコンだけは仕事道具として供与される。

 機密が多いという建前なので、親も入れるがいちおう許可が要る。


「あに、にいさんここでくらす、ダメ?」


「お兄様はホテルで我慢していただければ」


 仮に優秀な新人が入ったなら、ここに住むことになる。

 なにせダンジョン付きだ。


 少なくとも4ヶ月は無いだろうけどね……。



「エレベーター前、フロア入り口に『社員専用』表示が付きます。

 カメラを外向きに付けますが厳重にはしません、疑念を持たれますから。

 ところで皆さん装備は?」


「武器はそれぞれが魔法で隠してますし。

 いつも動きやすいジャージですよ。

 ユイが防御付与と修復できますし……」


「なるほど、すごいですね!」


 ちゃんとスキルとかについては勉強してるよう。

 そもそも一流企業にいたんだから準備は当然か?


「わたしもそれ、買うネ!」


「一応、防刃や防弾装備も用意する予定ですが」


「いや、用意するなら耐衝撃とか耐熱とか……」


「うーん、社長に相談しておきます」


「目立たないのが今は肝心なんじゃないです?

 ジャージ一択ですよね。

 ね、ヨウ」


「うん、おそろい買いに行くネ!」



 とりあえず部屋割り。


 事務所の向かいは監視カメラの機械室とかに使うらしい。



 僕、イーチェン、ユイの順に2~4号室に入ることに。

 ユイとは別というアリバイ……こればっかりだな……。



 イーチェンの呼び名をどうするかという事になった。


「漢字、くんよみおぼえたネ。

 依晨(イーチェン)の漢字、むずかしいネ。

 にほんじんなるから、より、より……よりこでいいネ!」


 適当すぎ。


「イーチェンさんは表向きはそのままで。

 日本名が取れたらそっちで呼びましょう。

 それまでは御本人の希望通りにしましょうか、よりこさん」



 あとは親に説明したり、家具家電を用意したりか。

 会社供与とでも言えばいいか。

 その辺はユイと話しておこう。


「おそろいジャージ買いに行くネ!」



 ちょっと目立つ車で、この前のスポーツ用品店へ向かう。


 マンションのすぐ横が更地にされてるな。

 かなり広い。

 この辺り、マンション建設ラッシュか。



 ジャージだが、僕が青でユイがピンクだと教える。

 色違いがいいが、赤は嫌だそうだ……。


 選んだのは鮮やかなオレンジ、いい感じだ。

お読み頂きありがとうございます。

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