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弱々でごめんなさい~現代ダンジョン物語  作者: 炉里 邪那胃(ろり じゃない)
第二章
123/175

エンジョイ ディナー!

※昨日5/15 21:15に続き、今日最初の更新です。

 読み飛ばしなきようご注意ください。


※(5/16 05:05) 金額大間違い修正しました、ごめんなさい!

(正)

 イーチェンには500万ドル、お二人はそれぞれ1000万ドル支払います」

 えーと、さっきの100万ドルで1億円以上、それで……。


(誤)

 イーチェンには5万ドル、お二人はそれぞれ10万ドル支払います」

 えーと、さっきの1万ドルで1億円以上、それで……。


・私(作者)の【普通思考】がはたらいていないようだ!

 イアンの指示でメンバーたちに動きが。

 大したことではなく、ディナーの準備だ。


 探索者2人はホテルに帰した。

 来たときと同じに自分で運転するらしい。

 鑑定担当も一緒に帰らせた。


 夕食は出張シェフサービスが来るそう。

 それまでは話の続きだ。

 通訳は2人とも残る。



 バタバタしている間、桜さんから聞かれる。


「あの予言の話はしていいよね?

 その話もしにきたんだよね」


「もちろんです。

 桜さんにはこれまでの証人になってもらいますから」


「桜さん、いろいろ隠して、まきこんでごめんなさい」


「いえ、歴史に立ち会った気分ね。

 特ダネじゃないけど記事にできるかな?

 もちろん恩人のあなた達の事は出さないわ」





 今更ながら、ユイと僕が自己紹介した。

 ユイとヨウで呼んでもらう。


 イーチェンも“さん付け”無しで呼んで欲しいそう。


「ディナーまで、あなたたちの待遇について話します。

 まだ探索者ランクはありませんが、暫定役職ということで。

 イーチェンには500万ドル、お二人はそれぞれ1000万ドル支払います」


 えーと、さっきの100万ドルで1億円以上、それで……。


 お金の話だと【多重思考】がうまく働かないようだ……。



 日本の今の状況はある程度イアンも知っていたはずだが。

 アレも言っておかないと。


「地震から半年、あと4ヶ月ほどで魔物が溢れ出します。

 同時に日本にはある国との紛争が起こります」


「それは予言なのですか?

 当たるという確証は?」



 桜さんが説明を始めた。


 最初の怪物映像、イーチェンの国の台頭、この協会の出現。

 僕らがすべて予言していたことを。


「私たちがグルになっていると思うかもしれませんが。

 4ヶ月後に全世界で、魔物でしたか。

 かならず溢れ出すそうです。

 その時はっきりします」


 僕が続ける。


「イアンさん、日本はその後もダンジョンを開放しませんでした。

 暴動なども起こらず、“自衛隊”がほぼ対応できましたから。

 それをいいことに、結局そのまま国が独占したんです。

 日本にいわゆる“探索者”は存在しませんでした」



 イアンが通訳された言葉を聞き、考える。

 そして2度ほど通訳に何か聞いた。


「君は間違いなく、『過去形』で話しましたね。

 それは演出なのですか?

 何かのシナリオ通りに話しているのですか?」


 未来までバラし過ぎたか、いや違う。

「あ、すみませんついつい。

 えーと、そういうのでは……」



 来客のベルが鳴った。

 シェフサービスだろう。


 思考、会話一時中断。


 大きなテーブルには5人で座る。

 料理を置きやすいように。

 イアンと秘書、イーチェン、ユイと僕。


 通訳2人は玄関ロビーは嫌だそうで、わざわざローテーブルで食べる。


 イアンがにこやかに僕らに言う。

 プリーズエンジョイ! みたいな感じで。


「タノシンデホシイ ダソウデス」


 切り替えるんだな、アメリカ人って。

 イアンならではなのかは不明だ。

お読み頂きありがとうございます。

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[気になる点] >えーと、さっきの1万ドルで1億円以上 なんの話だろ?1ドルいくらなんだろう??
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