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弱々でごめんなさい~現代ダンジョン物語  作者: 炉里 邪那胃(ろり じゃない)
第二章
117/175

尾行

※今日5/13は03:30に続き2回目の更新です。

 読み飛ばしなきようご注意ください。

 朝ごはんは食べたがまだ連絡なし。


 両親には、今日は有給取って出かけると言った。

 泊まりになっても怒られることは無いはず。

 ユイと一緒だけにちょっとややこしいけど……。


 ユイにメールし、コンビニで軽い飲食物購入、ついでにATM。

 昨日の今日で、更に5万引き出す。


 タクシー必須だろうから。

 長距離を走っていく気は無い。


 これ使い切って、親にプレゼントしても今月はしのげるはず。

 20万超えだったからな、まったく。


 助かった。



 桜さんには電話せず待つ、運転中かもしれないし。

 すぐ出発できるようにユイと一緒にいることにした。



 電話が来たのは昼前。


『買ったっていうウワサだった山荘に向かったわ。

 下で待ってる、他には行きようがないから』


「昼済ませて出て大丈夫ですかね」


『そっから一時間ちょっとでしょ、大丈夫でしょ。

 細かい動きもあったから、それはメールしとく』



 大衆食堂ですぐ出せるというソバを食べつつメールを見る。

 軽食類はまだストック、外で食べるのもアレだし。


 メールには。


  アメリカ大使館、それからビジネスホテルに寄って山荘へ。

  行く方面が分かるまで連絡は避けたそう。

  山荘購入はあくまでウワサだったけれど、今日確定。


  同行者はホテルで合流した女性含め7名くらいか?

  2台の高級車に分乗。

  合流女性はイアンの車に同乗。


 後は詳しい場所が書いてあった。


(避暑地の真反対みたいね、ヨウ)


(あそこはかなり深い山って聞いたけど。なんかありそう)


 食べながらの念話は便利……。





 タクシーが現場に到着、合流した。


 少しだけ山にはいった場所に店はあった。

 山荘への一本道から一度戻ったそう。


「二人ともご飯は……大丈夫よね。

 ここで色々済ませておいて。

 しばらくは離れての偵察になるかも」


 これからは桜さんの……ビートルだったか、それに乗る。

 確か、古い方のデザインの丸っこいビートルだ。




 山荘へ向かう。

 道は舗装までされてはいないが……。


 まだ(ふもと)なのでよく分かる。

 見上げると、道路横はきれいな壁。

 住宅地のように完璧に(?)工事されている。


 中途半端というか……。


 ユイは大自然に感動、みたいなことを桜さんと話してる。


 30分以上かかったか、測ってはいなかったのでそのくらい。

 車を止めた。


 この先は平地になっているみたい、道が続くのに見えない。


 全員降り、背をかがめてソロリソロリと歩く。


(8人いる、すぐに建物が見えるはず)

【生命感知】で分かるが、通常の感知でこちらもバレているはずだ。




 2人走ってくる、常人の速さで隠蔽もしてないな。


「バレたみたいですよ」

 僕が率先して立ち上がり、先頭に立つ。


(まだバフとか一切なしでね。後の判断はまかせるけど)

(盗賊のアジトじゃないし、私たちが不審者だしね)

 ラノベ知識だろうな。



「こんにちはー、探索者協会の件で……」


 あ、アメリカ人か。

 手でクイクイと示す、こっち来い、のはず。



「行きましょう、完全にバレましたね」


 ユイはなんか楽しそうにも見えるけど。

 桜さんだけ、もう命の瀬戸際(せとぎわ)みたいな顔をしている……。

お読み頂きありがとうございます。

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※土地所有などに関しては、隠蔽のカラクリがあると思われます。

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