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弱々でごめんなさい~現代ダンジョン物語  作者: 炉里 邪那胃(ろり じゃない)
第二章
113/175

犬?

※今日5/11は04:00に続き3回目の更新です。読み飛ばしなきようご注意ください。


※(5/11 04:05)前回後書きに現在ステを追加しました。

 ボス部屋の扉に、前には無かったくぼみがある。

 ちょうど、以前押した高さだ。


 (あお)鍵石(キーストーン)をはめ込む。

 音もなくゆっくりと扉が開いた。


 げ、速ミノいるけど大丈夫なはずだよな……。


 ちょっと迷ったが鍵石を外し持っておく。

 また使えるなら使いたい。


 既に蒼の大剣は装備済。

 魔法なしでも僕だけで倒せるだろう、もし動いても。



(石外したから『なにすんの!』って思ったけど正解ね)

(帰りもそのまま残ってたかもだけどね)


(ヨウにバフ掛けるから待ってね、自分のはすぐ済む)


 僕の体が光るが、あれ? 何も起きない?


(今のはアーマー、他も原則無属性なんでよろしく)


 ジャージを鑑定(【看破】)すると、色々付いてる!

 火・水・衝撃耐性だけだけど、これはすごい。

 本物の鎧だ、ジャージアーマー……。


(ユイ待って、他は防御系だけ頼む。必要なら言うから)


 また光って、体力と丈夫さが上がった。

 両方1割、50上昇は大きい。


(敵へは動きを見てから頼む。敏捷が負けてない限り)

(おけ)


(念のため最初から【障壁】を試すから、後何かある?)

(ヨウにまかせるよ!)



 下層へまず頭を突っ込む。

 強い、けど特殊固体はいないな。


(特殊個体なしね)


 再奥にはまた……。

 この話は勝ってからでいいだろう。


 ゆっくり降りていく。




 かわりばえの無い石と苔の通路だ。


 犬が走ってくる。


  フェンリル

    敏捷 300

   【噛みつき】【ブレス】


 これは当たり? いい意味で。

 いや、油断大敵だ!


 オーガより敏捷高いし。



 でかっ。

 犬とか言ってごめん、悪くても巨大狼だ。


(【障壁】!)


 ぶつかって突進が止まった、そこに全力【鬼威圧】。


 来ない。

 僕を狙ってるのは確かなのに。


 口を開き力を溜めている、スキルの予備動作っぽい?

 じゃ、こっちから……



 ブンッ

 視界がブレた。


 僕のいたところでフェンリルは口を閉じている。

 ぶつかり技じゃない、スキルの最初の【噛みつき】だな。


 初見殺し。

【予測】と【鬼回避】が無かったら死んでた。

 いや、口の中でエリクサーを……今考える事じゃない。


 障壁は砕けていた。



(ユイ、今の【噛みつき】は瞬間移動だったから)

(アセったよ。なら、バフ不要?)


(うん、予備動作で分かるし)


 ユイと離れた敵の横方向から軽く斬りつつ話す。


 うおっ、ブレスは予備動作なしか。


   【魔斬】


 ん? このスキルということは……ブレスは魔法か。

 これはいつでも試せるな。

 敵の魔力が5減ってる。

 あと40発くらいか、それまでには倒せるだろうけど。


 よし、大体分かった。


 次は。

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