表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
弱々でごめんなさい~現代ダンジョン物語  作者: 炉里 邪那胃(ろり じゃない)
第二章
111/175

給料日

※昨日5/10 03:00に続き、今日最初の更新です。

 読み飛ばしなきようご注意ください。


 遅くなりました、すみません。

 今日は給料日だった。

 明細はもらったけど、すぐに倉庫に呼び出されたので見れず。



「もう振り込まれてるよ。

 まずトレーニングウエア買いに行こうよ」


 終業、一旦着替えに帰ろうとするとユイに呼び止められた。


 そりゃそうだ。

 いつまでも高校と同じジャージ着て回るって変だし。



「待って、その前に明細見てない」


 見て言葉を失った。

 僕だって新卒の給料がどの程度か知ってる。

 大卒、一流企業並みだと思う。


 早速昨日の臨時手当が1万円、計算おかしいし。

 手書きで(残業分)と書き加えられてた。


(内密にね。完全に特別扱いだから)


 異論は認めてくれなさそう、親子ともに。


「昨日の残業ね、それは正式評価だそうよ」


 早く帰りたくて頑張り過ぎたかもしれない……。




 最短時間でまずコンビニATMへ。

 念のため5万引き出し。


 近くの少し大きい有名スポーツ用品店へ。

 昨日のデパートは休みだ。



 2人別々に良さそうなものを探す。


(ユイ、前のジャージみたいに肌が出ないのがいいと思うよ)

(これから暑くなるけど? ダンジョンの外ならだけど)


(前回、【付与】って出てたよね?)

(あ、それ以上言わないで!)


 結局、ユイが「かわいい」と言ったのに決めた。

 ユイのはピンクだけど、青だとまあまあカッコいいかも。

 まあ妥協だね。


「ユイお金下ろさなかったけど、いつもそのくらい持ってる?」


「それはまあ秘密。

 あ、ダン……あそこにはまさか持ってかない、荷物無しよ。

 今日もまず着替えるから迎えに来てね」


 そうだ、ケーキか何か買っておかないと。

 ケーキでいいか、桜さんが来た時に備え20個ほど。


 店に6個しか無かったので、明日15個で予約しておいた。




 ケーキは毎日買ってきたふりをして冷蔵庫に入れようかとも思ったが。

 毎回帰りに買った事にすればいいか、コンビニもあるし。


『今日から買わなくていいから』とは言ってある。


 あと、父さんと母さんには……。






 ダンジョン前。


(【付与】で温度維持つけてみるね)


 お、そんなには感じないが、走ってきたのに涼しい。


(今まで自分だけで使ってたから良かったー!)


 そうだったのか……。


(待って、【付与】で色々できそう!)


 体が軽くなった。

 なんか光ってるな、昔見聞きした付与魔法そのままだ。


(それに【魔法重複】と連携で……)


 ん?

 敏捷が644だったのが700超え、一割も上がってる!

 さっきのは維持したままか。


(ユイ、これすごいよ)

(うん、使ってなかったスキルも全クリできたし!)


 次第に体が重くなっていく……。


(これ、デバフ?)

(うん、ヨウしかいないから)


 ゴブにでもかければいいのに。


(ちょ、ユイ、魔力大丈夫?)


(属性付けないと、スキルだから消費しないよ。火だったら1だけね)


 なんというチート。

お読み頂きありがとうございます。

もしよろしければ、この下の★★★★★(クリック)評価とブックマークをお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ