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弱々でごめんなさい~現代ダンジョン物語  作者: 炉里 邪那胃(ろり じゃない)
第二章
110/175

イアン・マックス

※昨日5/09 23:25に続き、今日最初の更新です。

 読み飛ばしなきようご注意ください。



■誤字報告、いつもありがとうございます。

 まだ作業中、桜のメロディーが鳴った。

 たしか昔からある方の「さくら、さくら」ね。


 桜さんのメール着信音だ。



 木材をかついだままでも見れるけど、さすがにやめとく。

 ちょっとアセって、木材をかついだまま駆け足で前の2人を追い抜く。


 これの場合、従業員エレベーターとか使えないので店の階段を歩き。

 ぶつけないよう気をつけないと……僕には軽いからいいけど。


 社長は台車で載せられるだけのものを移動中。

 台車って、カゴみたいになってるでかいやつね。

 後で名前聞こう。



 木材を下ろしてメールを見る。

『やった!詳しくは電話で』

 相手が僕だからか、絵文字はなしだ。


 残業中だから後で、と返す。


『もしかしてブラック?』

 すぐ返してきた。

 余計なお世話だし違うし。


 放っておこう。



 検索するとあの台車は「カゴ車・カゴ台車」と出てきた。

 そのまんまか。




 1時間ほどで終わったので徒歩で帰ることに。


 スキルを使いながら急ごうかと思ったが……。

 早すぎるとまずいか。

 こっちのサプライズはまだ取っておこう。


 歩きの間に桜さんの話を聞くか。



『探索者協会、来たよ!

 今さっきプレスリリース出てた。あっちだと朝イチね』


「あっちって?」


『またスウェーデンね。

 だけど立ち上げたのはイアン・マックスね。

 さすが先駆者ね』


 あの、最先端自動車とか作ってる人だ。

 アメリカ人のはず。


『これから世界が動きそうね……。

 一応公式URLは送っとくね』


「速報助かります、ありがとうございました!」





 ユイと一緒に「作戦会議室」、僕の部屋にいる。



 早速母が上がってくるよう。

「給料日、まだでしょ。遅いけどこのくらい入るでしょ」


 ケーキとお茶を用意してくれたよう。


「ありがとう」

「いつもお世話になります」




「さっき桜さんからメールと電話で、『探索者協会』できたって」


 多分リンクをたどれば着くはず、「探索者」で検索しニュースを見る。

 新しいタブで開いていくと、出た。


  World Explorers' Association


 まだ英語だけのようだ。


「ほら、一番上にイアン・マックスの名前が出てる。

 あの、発明家で車会社社長で……」


「うんうん、すごい人なのは知ってる」


 マックス氏のメーッセージを翻訳にかけようと思ったが。

 日本のサイトで見るのが早そう。


「世界の探索者の身体・身分・財産を保証、情報共有するために」


 それだけだ。

 元のページを見ると翻訳されたあとだとなんとか分かる。

 同じだ。


「ヨウ、どんどん勝手に切り替えるから……まあわかったけど」

「あ、ごめん」


「それで、この協会で思い出した。

 前話したイーチェンさん、ここにいたかも」


「居たって?」


「会長の護衛か愛人らしかったけど、別名で」


 あくまで推測レベルだったが、ウワサとなっていたそう。

 秘書で護衛で愛人が元某国ナンバーワン探索者らしいと。


 女性はそういう話好きみたいだからな……。


「アメリカか欧州に亡命したっていう話だったような」




 ダンジョンの方だけど。

 下層に降りるための条件はもう話し合っている。


「今日は僕の仕事で行けなかったね」


「次は魔法系の魔物だといいな。

 杖とか落としそう」


「魔法系かあ、僕は防戦一方いや逃げるだけになりそうな」


 ユイさんや、怖いからそういうのやめて。

お読み頂きありがとうございます。

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