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弱々でごめんなさい~現代ダンジョン物語  作者: 炉里 邪那胃(ろり じゃない)
第二章
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ノット フェイク!

※昨日5/07 23:05に続き、今日最初の更新です。読み飛ばしなきようご注意ください。

 僕とユイは教習所に来ている。


 スーツ姿で出勤するなり、車で連れて来られたのがここ。

 ユイによると、免許取得も社長との契約の一つだそう。

 3月よりも、この時期が教習所は空いているということだ。


 僕は空き時間に出社して、「力仕事でこき使われる」らしい。


 ユイがさり気なく免許はどうするか聞いてきたのはこれか。

 僕は『今回』は必要ないからと答えたが。


 何で必要になるか分からない、取得しておくのがいいか。


 給料も出るそうだ。

 僕が遠慮するのは予想済みだったのだろう。

 言葉を発する前に社長にはっきり言われた。


「これは私と娘との契約だからな。君はおまけで」



 僕は『前回』運転には慣れていたつもりだったが。

 確認など、型通りやらなければいけないことも多い。


 そして、『強さと敏捷』を抑えて運転すればなんでもない。

 ユイにも【ステータス作成】があるから同じに出来るはず。


 言っておくと、免許取得チートではないと思う。

 実際運転する時も、同じステなんだから。




 ああ、土魔法は相当使えるようになった。

 まだ【土魔法4】だけど、使用魔力は3に減った。


 ダンジョン入り口は普通にふさげる。

 ふさいでしまって何か起きるといけないので空気穴は見えないよう開ける。

 背面と横は、斜面に同化するように埋めてしまう。


 入り口の土に、自然の断層か何かのようにデコボコをつけて完了。


 出入りは一人分の穴でいいので簡単。




 探索だけど。


 下層には降りていない。

 卒業から色々忙しかったので、ユイの底上げに力を入れた。

 もちろん僕もオーガで色々試したし。


 ユイのレベルは4、僕のレベルも2しか上がってない。


 ユイの場合、魔法スキルが多過ぎうまく使い切れてなかったらしい。

 ミノを実験台に、力を維持しながら貫通させる魔法を完成。

 更に使用魔力を減少させたり。

 ミノはもう、ユイにとって敵ではなくなった。


 訓練中、ユイに固有スキル【スキル連携】も出た。

 僕の【スキル理解】に劣らず便利そう。

 というか、『固有』なので効果はすさまじいようだ……。



 そして……。


 イーチェンと呼ばれる女性探索者があの国に現れた。

 湾曲した剣を使っている。

 自分で撮影などせず、メンバーらしき人や他の人からの動画が出ている。


 本物だとすぐに分かった。

 ネットではフェイクだと言われているようだけど。

 何かの称号持ちに間違いない。


 他のその国の探索者動画は、良くて討伐隊でのCランクといったところ。

 この人達は人間離れしてないので、本物として受け入れられている。



 もちろん桜さんからの反応は言うまでもない。

 ここまで当ててしまったので、『アフれ』が起こることも確信しているよう。

 探索者協会についても調べてもらっている。


 まだ平和な日々が続くだろう。

 とりあえず『アフれ』と紛争の日までは。

お読み頂きありがとうございます。

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