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弱々でごめんなさい~現代ダンジョン物語  作者: 炉里 邪那胃(ろり じゃない)
第二章
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土魔法

※今日5/07は18:00に続き4回目の更新です。読み飛ばしなきようご注意ください。

山奥神社ダンジョン前。

僕とユイにとって今はただの練習ダンジョンだ。


じっくり前に立ち考えると、思い出してしまう。


この最深部?

そこには半獣半人の“アレ”がいるはず。


速オークは確かに強かった。

けどオーガ並の速度でも、当たらなければどうという事はない。


“アレ”はあんなもんじゃなかった。


このまま進み、間引きできれば“アレ”は出ないかも?

でも、日本には……世界ならもっとこういう場所は沢山ありそうな。



一歩一歩進むしかない。

僕たちが強くなるのはもちろん、強い仲間を集めること。


クソ討伐隊!


いや違う。

流れに任せてしまった事。

政府や討伐隊まかせにした多くの人たちが本当の原因。



まずは探索者協会。

次は日本人に合った、最初だけでも安全が保証できるシステムかな?


どちらにしても最終的には法律にかかっている。


この思考を繰り返してる気がする。

急ぎすぎかも。




まずは。

ここをずっと隠せないだろうか。


探索が認められれば、『強ダンジョン』として公開する。

それまでは隠しておく。


でも、今の隠し方じゃ不安過ぎる。

自然の中でも「ほら穴」は生えてるはず。

必ず全国規模の調査はあるだろう。



隠すなら、どう考えても必須なのが土魔法。


いざとなれば家でも練習出来るけど、庭とかではムリ。

庭土を少量使って試すと形は変えられたけど、問題は量だ。


この前ここで試すと、多分数ミリ盛り上がっただけだった。


なんとか少しでも上げたい。

暇を見つけて練習に来るか……。



まず今日は、とにかく小さい面積からやってみよう。


高さ半分のコップ大、その程度ならできた。

魔力消費5。


キリがない、もっと負荷をかけてみるか。

ダンジョン入り口から少し離れる。


前と同じ、入り口くらいの幅で!

やはり同じ、消費は5。


同じようにわずかに地面がふくれ……。

お、上がった!

【土魔法2】


魔力600/610、あと100回くらいは試せる。

やってやろうじゃないか。





ふぅ……。


寝る前と違って納得するまで練習できたのが良かった。

魔法レベルはそう簡単には上がらなかった。

けど【土魔法3】になった。


例の、突然来る都合のいいやつ。

重複でのレベルアップだ。


時間をかけて練習できれば絶対上げられる。

確信のようなものがある、少なくとも今は。


自分の背丈くらいの数十枚の土壁を蹴って壊す。


残り魔力100ちょっとだけど、空腹感があるだけで済んでる。



暮れかけた山を走り、考える。

剣使いなのに魔法ってありなのか。


まあ、使えれば問題ないけど。


あ、忘れてた、自分のジョブ。

魔法剣士だったよね?

お読み頂きありがとうございます。

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