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弱々でごめんなさい~現代ダンジョン物語  作者: 炉里 邪那胃(ろり じゃない)
第二章
103/175

予言?

※今日5/07は00:05に続き2回目の更新です。読み飛ばしなきようご注意ください。

 次は夕方以降更新予定です。


※5/07 12:25「人前では念話を避ける」説明挿入。

「あの記事は、間違いなく本当。

 入手元がちょっとアレでね」


 何か事情がありそう?


「自衛隊が嫌いな人達って知ってるかな。

 そこの人がずっと見てたんだけどね。

 自衛隊の写真は見せてもらった」


「ヨミケイの人がなんでそんな団体、人に?」


「潜入取材みたいな感じで、『あっち側』の話を聞いて回ってね。

 それが、その人とはアニメの話で盛り上がっちゃって。

 遠見野作品、って知らないか」


 知ってるがそこはいい、そのまま話を聞く。


「別に変なアレじゃないと思うけど、たまに連絡してきたり。

 今回は、自衛隊が出たから私のこと思い出したみたいで。

 どこも記事にしてないし特ダネじゃないかって」


「それで時刻がはっきり書いてなかったんですね」


「ええ、最初はヤジウマ気分だったらしいけど。

 マンションの間の駐車場にほら穴が出たんだけどね。

 自衛隊見て『こりゃ、一大事だ』って」


「なんで桜さんなんでしょうねぇ~」

 ユイ、そっちに話を持っていくんじゃない。

 それに口調……。


 僕が方向修正する。

「自衛隊っていうか、政府ですか?

 何が起きたか伏せたかったんですかね。

 呼び出されて釘を刺されて、あの時はお怒りだった、と」


「ふーん、高校生だからって(あなど)れないみたいね。

 そうよ。

 こちらの情報はこれだけね」



「しつれいしますね。

 洋、開けてー」


 母がケーキを追加で買ってきたよう、3個とお茶のセット。

 ニコニコしお辞儀して出ていく。


「ちょっと彼女と相談します」

 先に打ち合わせるべきだった。

 けど、話を聞くまでは分からないこともあったからな。

 単純な話で良かった。


 小声でユイと相談。

 人前で見つめ合う念話は無しで。

「『アフれ』の事は時期をボカして話すべきだよね。

 あとは……」



 まずは、あの大国の事から。

 大まかな事実だけ話しておく。


 まるで小説、ラノベのような能力を得た人達の話は……。


「なるほどね。

 あの混沌とした国だからそういう事もありそうだけど……」


「いえ、世界中で同じことが起こる()()です。

 でも、日本の事なかれ……秘密主義と安全指向は……」


「うん、だいたい予想できるわね、その流れ。

 自衛隊がその能力を独占するとか?

 本当に起こればだけど」


「あと確実に起こるのは……。

 あの生き物や、もっと違うモノが数ヶ月後に溢れ出す()()です」


「ちょっと、それじゃあ『関係なくね?』じゃ済まないって事じゃない!」


 某チャンネルも読んだのかな。


 とりあえず、すべて信じているかどうかは別にして、真面目に話は聞いてくれた。

 実績があるからな。



 いずれは『探索者協会』接触の助けになって欲しい。

 けどまだ先だ。

 明かせないことが多すぎる。


 次に桜さんと会うのは先になりそうだ。

 ユイと一緒に送っていく。



 帰ると、母にユイの芸能界デビューの予定を聞かれた。

 いきなり記者は来ないって。

 個人的な付き合いということでごまかす。


 名刺は受け取ったけど、取材だとか一切知らないよう。

 桜さんナイス。



 そして、ユイが気になることがあるらしい。

 部屋に戻り話す事に。

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