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弱々でごめんなさい~現代ダンジョン物語  作者: 炉里 邪那胃(ろり じゃない)
第二章
102/175

取材

※昨日5/06 03:39に続き、今日最初の更新です。


遅くなりました。

出来事の繋ぎに苦労して慌てて更新しました。

 昨日の晩は【加速】しかできなかった。

 色々考えてるうちに夜中だったからな。


 朝ごはんを眠気半分食べてたら……。

 メール、桜さんからだった。


 今日取材に行きますと書いてある。

 またいきなり。

 昨日から取材させてとは書いてたけど。



 取材と言われても、こちらには何も無いけどな。


 僕たちとしては聞きたいことが聞けそうなのは嬉しい。

 こちらが提供できるとしたら。

 やはり、予言めいた『未来の情報』しかない。


 まて、何かを報道してもらうことで時代の流れを変えられないか?

 もちろん事実だけを言い、日本の危うさが伝われば。


 大それた話だが、できるならば歴史を変えたい、良い方向に。

 ただし日本限定で。

 まあそりゃ世界にも影響するだろうけど。



 覚悟を決めてうちの住所を送った。

 名前はもう伝えてあるからカーナビで分かるはず。


 家に帰る時間も書いた。








 帰ると大通りに見慣れない赤い車が。

 確かフォルクスワーゲンだっけ?


 降りてきたのは桜さんだった。


 とりあえず一緒に家に行き、母さんに紹介。

 車の停め場所を探してもらうためだ。



 その間に僕はユイを迎えに行く。

 着替えないだけでいつものとおり。


 昨日寝る前思い出したことがあった。

 ユイに確認しなければ。


「ユイ、もしかして妹さんって……」


 ユイの表情が不思議顔からマジメ風になって……。

 ププッ

 吹き出した、何がおかしいのか。


「ごめんごめん、『それ誰?』とか言いそうになったけど。

 さすがにシャレにならないからやめといた。

 親戚の家に行ってただけ」


 契約と言うか、真剣な話をするから遊びに行かせてたそう。

 実際にはその「大事な話」は一言で終わったけど。




 家に戻ると、居間でお茶を飲んでた桜さんを上に案内。


 車は父さんの停めてる駐車場で大丈夫だったよう。




 女性が僕の部屋に入って、ニオイとか大丈夫かと気になってしまう。


 そういやユイの時は気にならなかったのに。

 あの時はそれどころじゃなかったからか。

 それに直前まで一緒に住んでたし。


「取材だそうですけど、何を取材するんです?」


「まあ、情報源とか聞きたいけど、ムリでしょうね。

 他にネタ、じゃなくて出してない事があるんでしょ」


「はい、その前にこちらから確認させてもらっていいです?

 前の記事は保存してますけど、その真偽とか。

 確認したいことが多いです」


「そういう事に関しては分かってないのね。

 それを聞いてどうするのか気になるんだけど……」


「外には絶対出ませんよ、桜さん自身が記事を書かない限り。

 ()()()()で知っておきたいだけです」


 ユイの方を見るとうなずいてくれた。

 共犯者成立!?

お読み頂きありがとうございます。

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