取材
※昨日5/06 03:39に続き、今日最初の更新です。
遅くなりました。
出来事の繋ぎに苦労して慌てて更新しました。
昨日の晩は【加速】しかできなかった。
色々考えてるうちに夜中だったからな。
朝ごはんを眠気半分食べてたら……。
メール、桜さんからだった。
今日取材に行きますと書いてある。
またいきなり。
昨日から取材させてとは書いてたけど。
取材と言われても、こちらには何も無いけどな。
僕たちとしては聞きたいことが聞けそうなのは嬉しい。
こちらが提供できるとしたら。
やはり、予言めいた『未来の情報』しかない。
まて、何かを報道してもらうことで時代の流れを変えられないか?
もちろん事実だけを言い、日本の危うさが伝われば。
大それた話だが、できるならば歴史を変えたい、良い方向に。
ただし日本限定で。
まあそりゃ世界にも影響するだろうけど。
覚悟を決めてうちの住所を送った。
名前はもう伝えてあるからカーナビで分かるはず。
家に帰る時間も書いた。
帰ると大通りに見慣れない赤い車が。
確かフォルクスワーゲンだっけ?
降りてきたのは桜さんだった。
とりあえず一緒に家に行き、母さんに紹介。
車の停め場所を探してもらうためだ。
その間に僕はユイを迎えに行く。
着替えないだけでいつものとおり。
昨日寝る前思い出したことがあった。
ユイに確認しなければ。
「ユイ、もしかして妹さんって……」
ユイの表情が不思議顔からマジメ風になって……。
ププッ
吹き出した、何がおかしいのか。
「ごめんごめん、『それ誰?』とか言いそうになったけど。
さすがにシャレにならないからやめといた。
親戚の家に行ってただけ」
契約と言うか、真剣な話をするから遊びに行かせてたそう。
実際にはその「大事な話」は一言で終わったけど。
家に戻ると、居間でお茶を飲んでた桜さんを上に案内。
車は父さんの停めてる駐車場で大丈夫だったよう。
女性が僕の部屋に入って、ニオイとか大丈夫かと気になってしまう。
そういやユイの時は気にならなかったのに。
あの時はそれどころじゃなかったからか。
それに直前まで一緒に住んでたし。
「取材だそうですけど、何を取材するんです?」
「まあ、情報源とか聞きたいけど、ムリでしょうね。
他にネタ、じゃなくて出してない事があるんでしょ」
「はい、その前にこちらから確認させてもらっていいです?
前の記事は保存してますけど、その真偽とか。
確認したいことが多いです」
「そういう事に関しては分かってないのね。
それを聞いてどうするのか気になるんだけど……」
「外には絶対出ませんよ、桜さん自身が記事を書かない限り。
こちら側で知っておきたいだけです」
ユイの方を見るとうなずいてくれた。
共犯者成立!?
お読み頂きありがとうございます。
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