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弱々でごめんなさい~現代ダンジョン物語  作者: 炉里 邪那胃(ろり じゃない)
第一章
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始まり

多忙で先行作品が更新できずすみません。

今回は軽くて毎回短めで書きやすいものを、できるだけ頻回投稿させていただきます。

 あいたた。


 ぶつけてしまった、ガードレールに。

 雨上がりの会社帰り、確かにゴブリンが居た。

 反対車線も車が来そうだったので思わずハンドルを切ったらぶつけてしまった。


 あっ、もし人が居たら!

 何かあっては困る。

 (さび)れた通りだけど、キレイにタイルが敷かれた遊歩道。

 もしももあり得る。


 ゴブリンはもういないみたい、確認にドアから飛び出す。



 歩道から、車の下まで一応しっかり確認。

 大丈夫だった誰もいない、けど……。

 ガードレールがかなり凹んだうえにぶつけたらしき箇所は千切れてしまってる。

 子供とかが触ったら怪我しそうな(とが)り具合だ。


 ん、なぜ? まだいた!


 さっきのゴブリン!

 何度も写真で見たことはある。

 大きさは人より大きくほぼ想像通り、緑の体にふんどし姿。


 そんな場合じゃない!

 こいつは武器は持ってない、でも僕も何も持ってない。


 『背中を見せるな』というのは本で読んだ。

 だからってどうしたら……足か動かない。


 尻餅をついてしまった。


 ゴブがニヤリと笑った気がした。


 終わった……。




 次の瞬間、そいつは前のめりに倒れた。

 ゴブでもコケるんだ。


 そんなことを考えるより、逃げ……。




 ゴブリンは動いていなかった。


 千切れたガードレールが後頭部から飛び出ていた。



 勝った!


 ……じゃなくて助かった!

 何というラッキー。


 目の前に半透明の画面が現れた。

 例の『ステータス画面』だと思うけど。

 モンスターを倒したら出るやつだ。

 自分で倒してないのに?


 まあ儲けもんかもしれないけど。



 他にはモンスターはいないよう。

 僕が事故ってるからか少しスピードを落とす車はあるものの、それ以外は変わりない。


 しっかりと確認してみる。



  名前 : ヨウ ハマベ 年齢 : 25

  種族 : ヒト

  ジョブ: 

   レベル : 1

   体力 : 7/7

   魔力 : 11/11

   強さ :7

   丈夫さ :7

   知力 :11

   器用さ :11

   敏捷 :10

   運 : 77


  スキル :


  称号 :

   ラッキーパンチ、キリ番



 なんだ、この『称号』って。

 意識すると説明が出てきた。


   777番目、おめでとう!


 なんじゃこりゃ。

 意味わからん。



「君、いいかね?」

 うわっ、びっくりした!


 いきなり気配もなく声をかけてきたのは……。

 この制服、討伐隊員の人!


「君、今ステータスが出ているね?」

「はい」


「色々聞かせてもらいたい」

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― 新着の感想 ―
[一言] どれくらい出現しているのかというのは地上への出現頻度です。
[気になる点] 最初の描写、ゴブリンがどこにいたのか、この作品でのゴブリンがどれくらい強いのか、どれだけ出現してるのかが分からず場面を想像しにくい。 ゴブリン相手に車で避ける必要があるのか?とか思いま…
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