闇夜粒子と夜昏
輝星、もしくは流星であったものの魂の輝きが失われると固有チャームが変質し、
夜昏という存在になってしまう。
夜昏となったものは、光の力場を身にまとう代わりに、闇夜粒子という粒子を体表から放出するようになる。
ヴラズィエーテルは、空気中のフォトンエーテルの結合を阻害し、空気を瘴気に変質させていく為、下級のメテオールが星導術を発動出来なくなったり、複星品が作動しなくなるなど、様々な民生上の問題が発生する。
また、一定期間ヴラズィエーテルを浴び続けると精神が汚染され、何事にも消極的・悲観的になり、果ては魔物化してしまう事となる。
夜昏になってしまったものは、徐々に理性を失い暴走を始めるとされている。
なお、ヴラズィエーテルが空間に満ち始めると、ヴラズィエーテル同士が結合し始め、流体状の触手を形成する事がある。
その触手は"藍夜"と呼ばれ、発生元の夜昏の激情を反映した攻撃形状を取るとされる。
夜昏は、見つけ次第駆除殺害する事が義務づけられている為、藍夜が発現するまで放置される事は稀である。
なお、一度夜昏になってしまったものを元に戻すことが出来るかどうかは、定かではない。




