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ブーツをはきたい猫  作者: いちもも
8/12

私が主人ですか

「ルドルフ?」


「あぁ」

頷くど変態


「私の猫と同じ名前。」


「あぁ」

再度頷くど変態


「ルドルフ?」


「なんだ。」

青い瞳を細めて嬉しそうに返事をする。

ちょっと可愛い。てか言ってる場合ではない。


頭が混乱してきた。


「あなた、猫?」


「そうだ。」


いやいやいや!

どー見ても猫じゃないからね!

ちょっと貴族風イケメンだからね!


「ないわ、これはない。」

急に目眩がしてきた。私までおかしくなったきたよ。


「なにが、だ?」


「いや、猫が人になるはずないよ。」


「ある。諸事情でな。」


「諸事情で片付けないでよ!」


うぅ、頭いたい~!

考えるのしんどくなってきた、


「もう、いいわ。考えても仕方ない。で、猫のルドルフはどうしてこんなことに?」


「うむ。ジーナに幸せになってもらいたくてな。俺の主人だから。」

うぅ、なんか恥ずかしくなってきた。


「や、まぁそれはおいといて、私を幸せにするって?」


「ああ、そのためにはまずはブーツだ。」



最初に戻ったわ…。

どんだけブーツがいるんだ!


なんかよくわからないが、自称猫のルドルフは私を幸せに幸せにしてくれる、のか?


仕方ない。町に向かおう。今から出ればなんとか夜までには戻ってこれるはず。

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