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勇者と魔王の思想の始まり

奴隷の一日は奴隷場の掃除から始まります。その後コ


ロシアムで試合予定がある者は準備をし、自分の順番


がきたら奴隷場側が用意した獣と闘わせます。試合の


ない奴隷は観客の食べ物や飲み物を運んだり、観客の


捨てたゴミを掃除などをします。


「ガリュウっ!!すげーな15歳でそんなに強いのかっ!!」


「299勝目かーあと1勝で偉業達成だなっ!!」


そんな観客の歓声が会場に響き渡る。


ガリュウはコロシアムの舞台から奴隷場に戻ると、


ベルが話しかけてきた。


「信じてたぜ!お前が勝つって」


ガリュウは言葉を返す


「当たり前だろ!やっとお前と勝利数が並んだぜ!


どっちが先に300勝できるか勝負だからな!」


この奴隷場は買われる前にコロシアムで300勝を達


成すると奴隷場から解放され、自由なれる。本来な


らガリュウもベルも優秀な戦闘力を持っており、30


0勝を達成する前に買われるのが普通である。しか


し、彼らは買われない自信があった。彼らが黒髪で


あるのも少し理由なのかもしれないが、一番の最大


な理由はランキングが上位であった為、彼らの値打


ちは凄まじい程であり、上級貴族や一国の王族でも


なければ手が出せない金額に跳ね上がっていた。




夜になり、奴隷たちは自分の寝床につく。ベルがガ


リュウに話しかける。


「なぁガリュウ、お前はここから出たら何したい?」


「俺は・・・もっと強くなって、世界中を旅して、いろんな人に出会って俺の価値観を広げたい、、

俺はどこにでも行ける人間になりたい」


ベルはガリュウの言葉を聞き、驚いた顔をした後に


少し眉をひそめた。


「・・・」


その様子を見たからなのか、それとも偶然なのか、


ガリュウはベルに同じ質問を返した。


「そういうお前は、どうなんだ?ここから出たら何がしたいんだ?」


「俺はな・・・○○○○○………○界○○○○壊す○○〜○○○・・・・・」


ガリュウはベルの返した言葉を聞かない方が良いと


感じたのか、はたまた、疲れが祟って眠くなってし


まったのか、そのままベルの話を聞く前に寝落ちし


てしまった。








読んでくださりありがとうございます。


2人の値打ちってそんなに高いのって思われたかもし


れませんがこの世界では奴隷は基本的にものすごく高


いです。人を売っているわけですし、買った後も食費


などもありますから実際はもっと金はかかります。な


ので買うのは基本的に金持ちぐらいです。また、奴隷


場には幼い子供に勉学など基本的な知識を身につけさ


せる環境があります。基礎知識がないと買い手が困る


からです。




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