プロローグ2
神はあらゆる生物が生きる魔法の世界を創造した。
そして、5種類の人類を創造した。
パワーなどのフィジカルに優れた鬼人族。
海や水中での行動に特化している魚人族。
身体能力に優れ森の環境に適応している獣人族。
魔法が優れており、戦闘能力が高い竜人族。
知能が高く、様々な環境への適応能力が高い人族。
5つの人類は文化や価値観がバラバラであった。文
化や価値観が違えば、争いは起きるのが普通であ
る。しかし、5つの人類は比較的友好な関係を築け
ていた。何故か?黒髪の人間が差別されていたから
である。種族関係なく黒髪の人間は恐れられ、不吉
の象徴として扱われた。共通の嫌う対象がいた為、
5つの人類は仲間意識を作ることができた。では何
故、黒髪の人間は差別の対象となったのか?その訳
は、神が世界を創造した時に残された文献にあっ
た。
神は黒髪を恐れた。
神は自身が創造した世界を黒髪の人間が破壊する未
来を予知した。神はその惨状に恐怖した。
との内容が文献記述されていた。これが黒髪が差別
されるきっかけであった。また、黒髪は髪の色を染
めることができず、他の色に変えられないことも不
気味であると嫌われる理由に拍車をかけてしまって
いる。
現在では黒髪は生まれてくると捨てられるか、奴隷
商人に売られるかのどちらかが大半である。これで
もマシになった方であり、一番ひどい時代では黒髪
は見つけ次第速やかに処刑される制度もあったぐら
いである。
さて!これから語る物語の舞台の世界の基本情報に
ついて説明しました!え?まだ説明不足?大丈夫で
す!謎だったり分からない所はおいおい説明します
から!・・・あっ!そういえば勇者と魔王も黒髪だ
ったらしいですよ!どちらかがこの世界の価値観を
変えるかもしれませんね・・・
読んでくださりありがとうございます。日本語がおかしい所があるかもしれませんが、暖かい目で見守ってくださると嬉しいです。