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 犯人の令嬢達は無事警備員にドナドナされて反省室へ連れて行かれて行く。



「あんなの嘘よ~」


「どうやったらあんな事出来るのよ」


「お父様に知られたらどうしよう」



 等々口々に呟きながら去っていく姿を見送った後、放り出されていた荷物を拾い集めていた護衛からソレを受け取る。



「殿下、アレどうなるんですかね? 殺人若しくは傷害未遂ですけど?」


「まあ、エリィが宙返りして着地しなかったら、確実に未遂で終わらなかったし。それなりにお咎めがあるんじゃないかな?」



「下位の貴族を舐めてますからね。陛下と大臣に任せるしかないですね」



 肩を竦める私に向かって



「エリィ、すまない」


「いや、まあ。想定内ですから『乙女ゲーム』の通りの展開なんでしょ?」



「うん。コレで公爵家が黙るといいんだけど」



「黙るでしょ。いっそ私が()られた事にしますか? ソレだとご令嬢もただじゃすまなくなるんで不味いですよねえ」


「まあなぁ・・・」



 王子はコテンと首を傾げると



「まあ、おつかれさん。お詫びに肉でも食うか?」


「御一緒します。肉だけ」


「野菜も喰え!」


「え~ じゃあちょっとだけですよ」


「そこは『仰せの通り』だろう?」


「野菜好きじゃないんで」


「・・・知ってる」




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