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07 施設


 ヴェルクリでの滞在先は『ヴェルクリの家』という大型複合施設。


 元々は、大きな孤児院として計画されていたそうですが、


 孤児たちだけではなく、やる気があるのに働き口がない人や、この街に新規で店舗を構えたいのに土地・建物に空きがなかった若い商人さん、


 つまりは困っている人たちをまとめて面倒見ちゃうための大きな受け皿を作ろう、ということになり、


 計画に携わった街の人たちの善意の結晶としてどんどん大型施設化していき、


 学校、職業訓練所、各種工房、店舗、宿泊施設、などなどが設営されることとなり、


 結果、これほどの大型複合施設に。



 そして施設の運営は大成功、周辺各国がモデルケースとして注目するほどなのだとか。


 うん、エルサニアにも、こういう施設がほしいかも。


 これほどの大型施設じゃなくても、それぞれの町や村の規模にあった同様の複合施設があれば、


 例えばアウド村みたいな小さな集落でも、若者の働き口として過疎に歯止めがかかるんじゃないかな。



 てな感じにのんびり夢想できちゃうほどの、


 快適宿泊施設です。



 ---



 この施設は計画段階からモノカさんたちも携わっていたそうです。


 もちろん、モノカさんたちのご友人方の職場でもあります。



 孤児院の院長さんのルハンナさんは、チームニケルのメンバーのアニーニさんのお母さん。


 保母さんは、メンバーのスズナさん。


 施設に設営された『ゲートルーム』の管理人さんは、メンバーのフラットさん。



 残念ながら今回は、挨拶程度しかできませんでしたが、


 旅から戻ってひと息ついたら、再訪して交流したいですね。


 みんなの公認カップル、スズナさんとフラットさんのしっとり落ち着いた大人のらぶらぶ感、大変に参考になりました。



 でも、らぶらぶ道に正道無し、ですよ。


 諸先輩方の円熟のらぶらぶには、もちろん羨ましい、もとい、見習うべき点も多々ありますが、


 手探りながらも、僕とシュレディーケさんが歩むこの道こそが、


 僕たちにとってかけがえのない真のらぶらぶの足跡となるのです。


 つまりは、僕たちふたりのらぶらぶの未来に幸あれ!




「何やらアレな考え事に捉われているようだが、まずはそのアランさん目線をやめて欲しい」

「こういう施設内では、普段以上に自重するように」


 誠に申し訳ございません……



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