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めざめると 自分の感覚が いつもよりも 、
ヘンな状態【こと】 に 気づく。
起きるに 起き上がれず、よたよたと
スローモーション の様に しか 身体は うごかない。
だれかに 食べ物でも くちに 詰め込まれ、 喉から
窒息死 しそうに 胸も苦し い。
咳は 連続で 出ているようだ し どうや・・・ら 。
大袈裟に 話すようだが 、最近の風邪は ずっと こんな調子だ。
治ったと 油断すれば 、 急に 息苦しさに 襲われる。
案の定、治りかけを 軽く 観て こじらせてしまっ た。
(・・・暑い 、クーラーが 欲;し い )
しかし 、クーラーを 浴びれば 風邪が 悪化する事は
解っているから どうにもならない。
熱に 浮かされながら、耳に きこえてくるのは 時刻を 刻む、 秒針の音。
胃が やられていて 食欲が 湧かない。
だが 、 水分だけは 補充を してい・・・た。
ドク ドク と 打つ ように 時計が 脈に 合わせて、一定に 動いていく。
『 ぁ・・・ ぐ あは 』っ”。
うぅ う ぅぅ
あまりにも、狂いそうなほどの苦しさだから だろう か・・・?
さっきから、 何;か が きこえるんだ。
〈 アげヨう カ ? 〉