第4話 パンツ......だと........?!
「ふぅぅーよく寝た〜」
「アイテムボックスに食料と寝具が入ってるなんて意外と優しいわね」
「あいつらなりの敬意ってか?ケケケッ」
そう。アイテムボックスには10日分程の食料と寝袋が入っていた。とても驚いた。
「今日はスライム狩りまくって1層クリアしよう!」
「「「おー」」」
武は相変わらずだが、俺と翔子は初実戦ということで、とても緊張していた。
まずは武がスライムを倒すことになった。
「"身体強化"! おぉ!力がみなぎってくるぜ」
ボスっ ボスっ
「余裕ダナ笑」
「あっちで筋トレしてて良かったぜ!身体強化を使えば俺に倒せないものはないっ!てな!ケケケッ」
調子に乗っているが、普通に凄かった。少し武が羨ましかった。
「次はわたしがいきます!」
「頑張れ翔子!」
翔子はみんなの役に立ちたいと頑張って全滅させることが出来た。
戦闘系スキルがなかったので、ただの撲殺だった。似合わねぇ……笑
「やっと俺の番か……おらあぁぁぁぁ」
ボスっボスっボスボスボス
想像以上に弱かった。俺って結構強いんじゃね??
みんなで戦闘を繰り返してみんなで100体のスライムを撃破し、2層へと繋がる階段を見つけることが出来た。
「みんなレベルどのくらい上がった?」
雫がそう言うと、
「俺と誠と翔子は40に上がったぜ!」
「私は64まであがったからみんなに付与するわ」
雫さんマジ神っすわ。
そうして付与し終わると、
「えっ、!経験値2倍が4倍になってる!」
「レベルが上がったのか!羨ましいなー」
「えへへ。これでもっとみんなの役に立てるわ!」
この人は聖女か!いや天使か!いやいや神か!
そうな風に一人で感動していると翔子がモジモジとしていた。
「どうした翔子」
「えっと…もしかしたらガチャが引けるかなって、」
「たしかに!翔子もいっぱいたおしてたもんな!」
「じゃあ引いてみましょう!翔子」
「うん!"ガチャ"!」
ボンっ
突然翔子の目の前にガチャガチャの台が現れた。
そこには
モンスターポイント:2500
1連:100ポイント
11連1000ポイント
と書いてあった。
「じゃあ11れん2回と5回回しちゃいましょう!」
「わかった!雫ちゃん!」
すると翔子はガチャ台に手を出した。
"ガチャ ガチャ"
ぽんぽんぽんぽん・・・
出てきたのは灰色の玉が7個、水色の玉が2個、銀色の玉が1個だった。
「開けてみましょう!ひとつレアっぽいのがあるわ!」
全て開封してみると……
(N)木 ×5
(N)パンツ ×2
(N)たわし ×1
(R)木剣 ×1
(R)木弓 ×1
(SR)火魔法Ⅰ ×1
「火魔法だって!凄いじゃん!」
「おいおい、パンツってなんだよ笑木とかたわしも何に使うんだ笑」
パンツ……しかも女性用 ……
「とりあえず火魔法以外はアイテムボックスに入れときましょう。」
もう少し見たかったが、雫にしまわれてしまった。
その後、翔子が16回ガチャを引いた。
(N)木 ×2
(N)パンツ ×3
(N)たわし ×3
(N)歯ブラシ ×4
(R)木剣 ×1
(R)木槍 ×1
(SR)鉄剣 ×1