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第12話 ゴブロー参上

ガチャをした後の夜、俺は考えていた。

「魔物使いか……。強いんだろうけどな…なんかな……なんか…なぁ」

勇者や賢者などに憧れていた俺は少しガッカリしていた。

「まあ、魔法使いも少し はかっこいいだろ!明日も頑張るかっ!」

そう意気込んで、その日は就寝した。


-6層-

「よし!今日も気合い入れていこう!今日までに6層攻略だ!」

「「「おぉー!」」」

いつも通り喝を入れて、攻略を始めた。


「グゲゲゲゲ」

「ゴブリンみたいなのが来たわ!ゴブリンジェネラルとかかしら!」

そう。そいつはゴブリンジェネラルだった。


「油断せず確実に行きましょう!」

「ちょっと待ってくれ。テイムしてみてもいいか?」

上位種と言っても、ゴブリンをテイムするのは少し抵抗があったが、少しでも戦力が上がるのならばやっておきたい。

みんなの了承を得、

「"テイム"!」

「グギャアア」

ゴブリンの体を優しい光が包んで行った。


「グギャ?」

俺に話しかけているのか?

「おいっ!」

「グギャっ!」

そのようだ。そうして俺はゴブリンジェネラルのテイムに成功した。


こういう時は名前をつけるんだっけか、まあなんでもいいよな。

「お前の名前はゴブローだ!」

「グギャギャ〜♪」

喜んでくれたようだ。

そうだ、こいつは強いのか?


「みんな!ゴブローが強いかどうかとかどうやって見るんだ?」

「「「んー……」」」

やっぱり分からないか……

「もしかしたらテイマーの機能とかでないのかしらね。」


雫がそう言うと俺はすぐ行動に移した。善は急げだ。(?)

とりあえずステータスを見てみよう。


-------------------


神崎 誠 (男) 年齢:17 Lv.1130 <職業:魔物使い>

HP:56600

MP:11840

<加護>

主神:復讐神の加護

副神:治癒神の加護

??:¥&%#+=_\#%

<スキル>

固有スキル:反転Ⅰ


パッシブスキル:--


アクティブスキル:光魔法Ⅲ、闇魔法Ⅱ


-------------------


復讐神の加護

スキル1 ?????

獲得条件:①Lv.10000 ②極塞ダンジョンクリア


スキル2

・初期HP固定100

・固有スキルのLv.が上がるようになる


治癒神の加護 Lv.4

スキル ハイヒールⅠ


反転Ⅰ

対象を反転させることが出来る。

MP消費は対象により変動する。


テイマーセット

テイムⅢ

召喚魔法Ⅲ

連携Ⅱ

テイム済み:ゴブリンジェネラル(ゴブロー) <詳細>


職業スキル:魔物育成


-------------------


おっ!やっぱりか!

「雫、サンキューな!ステータスに載ってた!」

「どういたしまして」

少し顔を赤らめている。そんな雫もいいな。ムフッ


そんなことより、俺は詳細を押してみた。


ポチッ


--------------------


ゴブロー (男) 年齢不明 Lv.950

<種族>ゴブリンジェネラル

HP:47500

MP:10

<加護>

ゴブリン神の加護

<スキル>


パッシブスキル:--


アクティブスキル:剛腕Ⅲ


--------------------


ゴブリン神の加護

成長を重ねることで進化をすることが出来る。

<進化先>(Lvが上がると、進化先がふえていく)

ゴブリンロード Lv.200で進化可能 <進化>


ゴブリンメイジLv.200で進化可能 <進化>


ゴブリンソルジャーLv.500で進化可能 <進化>


ゴブリンマジシャンLv.500で進化可能 <進化>


ゴブリンキングLv.1000で進化可能


-------------------


「・・・・・・」

あまり強さに声が出なかった。

すげぇ。これ育成させてけば最強の下僕になるんじゃないか?

興奮が止まらなかった。


あと進化だと?……最高じゃないか。

やってやろうじゃないか!魔物使い!

「うぉっしゃぁぁぁ!」

3人が驚きのあまりビクッとする。


「ど、どうしたのよ!急に!」

「いやぁ、気合い入っちゃって。魔物使いになってやる!ってね笑」

「あは、はははは。よ、良かったな。」

なんだよその反応は…

「よ、良かったじゃないですか!魔王も夢じゃないです!」

いや、慰めになってねぇぇぇ!


まあそんなことはどうでもいい。

今は進化ってのをやってみるとしよう。

「どうやら進化ができるらしいんだ。どれにするか迷うよ。」

「進化先は何があるの?」

ふっ、その質問を待っていた。

「驚くなよ?…えーと、ゴブリンロードとゴブリンメイジとゴブリンソルジャーとゴブリンマジシャンだな」

「そんな一気にできるんですか!?」

「普通は1つじゃないのか?」

「それh

「もしかしたら、レベルは高いけど、自分じゃ進化出来ないからそのままゴブリンジェネラルとして成長してきたんじゃない?」

くそぉぉぉぉ!いいやがったぞこいつぅ!

くぅぅぅっ。って、まあいいか。


「恐らくその通りだ。自分的には前衛が欲しいからソルジャーにしたいと思う。」

「それでいいんじゃない?」

「了解!」


ポチッ


「グガガガガガガ!」


またもや光に包み込まれるゴブロー。


「グハッ!ホウ。チカラガミナギッテクルナ。」


勇ましい姿になり、なんか喋っていた。

「お前喋れるのか?!」

「ハイ。ゴシュジンサマ。シンカシテコトバヲミニツケタヨウデス」

まだカタコトだが、十分様になっている。

魔物使いすげぇぇ!これはやりがいがありそうだ。


「コレハゴシュジンサマガヤッテクレタノデスカ?」

「ああ。そうだ。」

そう言うと、

「ぐあぁぁぁぁあぁぁあががががかがか」

「「うわっ」」

「「きゃぁっ」」


「おい!どうしたんだ!ゴブロー!」

「スミマセン。ウレシサノアマリサケンデシマイマシタ。シンカガアルトハキイテイマシタガ、デキナクテクヤシカッタデス。ホントニアリガトウゴザイマス。」

そういう事か笑。一安心だ。

「おう!これからもよろしくな!」

「ハイ!」


コツンッ


拳を合わせて誓いを立てた。


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