第9話 女子の力
今日は4層攻略だ。次は何が来るのかと、不安と期待の気持ちが入混ざっている。
「よし!気合い入れていくぞっ」
「「「おうっ」」」
今回の敵はオークだった。
オークといえば、醜い顔をした豚の魔物だ。
「うぇー。やっぱり気持ち悪い……。」
「まじ共感」
やはり女性陣にこれはきついか……
それでも彼女らは決心し、戦うことを選択した。俺らは言うまでもない。
「誠!あれよろしく!」
「おうっ!"くるりん"!」
「フ?」
クルクルクルクル・・・・
「ごァァァァァ」
「今のうちだ!"身体強化""防御結界"! オラァっ」
ドスッ
コロッ
「ないすっ!魔石も落ちてんじゃん!ラッキ〜」
「ラッキーだけど需要あるのかな(笑)」
「確かにね〜。でもいずれか使えるんじゃない?魔道具とかで笑」
「魔道具って笑どんだけ険しい道のりだよ」
そういえば鍛治系スキルってあるのかな……
そんなことを考えていると
「皆さん!オークが来ました!私に任せてください!」
「頼んだ!」
「グエエゲカガガ」
オークがこちらに迫ってきている。
ああ。なんて可哀想なんだ。最近魔物に同情してしまう。なんせ弱そうと思って近づいたら瞬殺だなんて……あんまりじゃないか!
「"フレイムアロー"!」
ファイヤーアローの上位互換魔法!いつの間に覚えていたんだ!!
シュッ
刹那的な戦いだったな。なんか……同情の余地も与えてくれないような。ぐずっ…って、まあいいんだけどね
しばらく進むとオークの死体がやけ転がっていた。
「ここまで強いのかよっ!」
思わずツッコんでしまった。だって100mは離れてるぞ?!
「えへへ。火魔法Ⅲでゲットしたんだ!Ⅴにはインフェルノってやつもあるんだ!他にもね……
「ス、すごいね!」
インフェルノ……絶対やばいやつだろ。
しかもまだあるなんて。絶対聞きたくない。
他のふたりも驚愕してて固まっている
「つ、次はわたしよ!わ、私だってできるわ!」
少し震えている(笑)
まああまり口出ししない方がいいだろう。乙女のナントカってやつだ。
「おう!頑張れ雫」
オークが2.3体近づいてくる。
「"ウィンドカッター"!」
スパッ
えーー。こちらの嬢さんもかい
これは怒らせない方が良さそうだ。
「雫ちゃん!すごいよ!スパッて!」
「ありがとう!」
会話についていけないぜ……
ふと武の方を見ると
「・・・・・・・・・」
これは触れない方がいいか、
その後も女性陣の瞬殺と男性陣の緩やかな虐殺を繰り返し4層を攻略した。
なんだかんだ言って武も凄かった。というか、俺と武の連携がなかなか良かった。
「武!今日はなかなか良かったな!」
「ああ!女子達にも負けてられねえな!」
元気を取り戻したようで一安心だ。
明日はボス戦だ。今日はゆっくり休むとしよう
「明日に備えてしっかり休もう!」
「「「はーい!」」」
次はスキルや魔法の紹介をします!
投稿はあしたになります!




