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第一話 異世界転移

初投稿となります……。

良かったら見てください⋱♀️



キーンコーンカーンコーン


「はぁぁぁ。疲れたー」

「ねえ誠、今日カラオケいかね?」

こいつは俺の数少ない親友の筋肉バカ、武。

「おっ、私たちも行っていい?!」

「あたぼーよ!」


こうして、いつも幼馴染である俺と武と雫と翔子は仲良く遊んでいた。

平凡なこの毎日が俺の中では何より幸せだった。

あんなことが起こるまで……。


「おいおい、なんだこれ!」

いきなりクラスメイトが声を上げた。

「ま、魔法陣??!」

「えっ…。」


「陛下!成功です…召喚成功です!!」

意識が朦朧とした中、目の前にいかにも偉そうな老人と白銀のドレスに身を包む美女がいた。

「よくやった!これでこの国も安た…

なんか喜ばしいことでもあったのか……?

「おい!なんだよここ!どうなってんだよ。」

俺は声のする方に振り返った。

そこにいたのは矢野だった。

「勇者召喚?意味わからんこと言ってねぇで早く戻せよ!」

「そうだよー!なんで勝手に召喚なんかしてんだよ!」

「「そうだそうだー」」

周りにいたクラスメイトも便乗するように声を上げている。


「無礼者!陛下を前になんて下劣な!」

そこで槍を持った衛兵が何人か来て、声をあげた奴らの周りを囲った。


「もうよい。彼らも急なことで気が動転しているのじゃ。」

「ですが陛下……分かりました。失礼しました。」

衛兵達が槍を下ろすと、陛下?が喋り始めた。

「急に召喚して申し訳なかった。だが聞いて欲しい。この国は魔物や魔族の進行により戦争が近づいている。しかも戦力は低下の一途を辿っている。そこで神の加護と固有スキルが与えられるという勇者召喚をした。勝手な事だとわかっているが、どうか許して欲しい。」

「だからって……

「矢野、もういいだろ。陛下、質問をよろしいでしょうか。」

矢野はチッと舌打ちをして、静かになった。

「許す」

陛下がそう言うとクラス委員の小野が質問をした。


「神の加護ってなんですか?」

「それは簡単じゃ。一人一人に神が力を与えてくれるのだ。主にそれは主神の加護とも言う。稀に副神の加護と言って、主神以外にもうひとつの加護が貰える輩もいる。この召喚ではそれぞれ主神の加護がついているはずじゃ。」

「ご丁寧に、ありがとうございます」


「それでは皆さんの鑑定したいと思います。これは主神と簡易ステータスしか分からないので、詳細は後ほど各自確認してください。"ステータスオープン"と言うと、確認できます。今は出来ないと思うので、鑑定が終わり次第やってもらえると、ありがたいです。」

そうドレスの美女が言うと、みんなから期待の声が上がってくる。


「強い加護貰いたいぜ〜」

「私は回復魔法使ってみたい!」

そうすると、まずクラス委員の小野が鑑定を始めた。


-------------------


小野 桜 (女)

HP:1200

MP:540

<加護>

・治癒神の加護


-------------------

「おぉ!治癒神!頑張れば聖女という職業を得られます!」

美女が嬉しそうに拍手している。クラスメイトの反応もいい。

「鑑定が終わった人はあちらにお進みください。」


その後も順調に鑑定を進めていき、矢野の番が回ってきた。

「チッ、何が鑑定だよ。」

(相変わらずだな、おい笑)

「こっこれは!」


-------------------


矢野 大翔 (男)

HP:1500

MP:580

<加護>

・魔神の加護


-------------------

「凄い……!魔人の加護はとても優秀で、とてもお強いのです!他の加護よりも頭一つ抜けています!」

「ま、まあな」

美女におだてられたせいか、矢野は少し照れていた。

頑張ります( -ω- `

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