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6話 休憩と異世界の予習

 半日以上経ってようやくレンのMPは0に戻った。まだ、かなりの疲労感が残っているが、身体は動かせるようになった。


「MPは完全回復までまだまだ時間かかるし……ストアを見るだけなら大丈夫か?……良し!MPが減るような感じはないな。減ったら即気絶だろうし」


 ストアを覗くだけならMPは減らないようだ。


「うーん……サポートしてくれるようなスキルが欲しいな!本の情報を信用しすぎてもな……その場の対応が出来る気がな」


 そう言い検索画面を出す。


「ナビゲーション的なのないかな?」

 ピコーン!


 〈スキル〉ナビゲーター(MP1000)


「MP高っ!」


 レンは、表示されたスキルを見て叫んだ。MP1000なんて使ったらいったいどれだけの間動けなくなるかわからない。それこそ死んでもおかしくないかもしれない。


「このスキルは当分お預けだな!MPが全開でも不安しかない」


 MPが上がってからインストールしようと考え検索画面を閉じる。


 ナビゲーターはいったん諦めることにした。



 やはり暇なので本棚から本を取りパラパラとめくる。


 特に自分が気になったのは勇者と魔王についての記述だった。


「この世界にも勇者とかいるのか……関わり合いたくない存在だ。勇者がまともな奴とも限らないし」


 最近のラノベ勇者は、ロクな奴がいない。どうせ残念勇者とかなんだろうなと思うレンだった。自分に勇者の称号がないのは安心だ。


 勇者はいいとして問題は魔王の方だ。絶対に強い存在だと言える。てか魔王は何人かいるんじゃないか?とも考えられた。


「もしかして戦うの俺か?いや、まさか俺がそこまで強くなれるとも限らないし、もう魔王なんかいないかもしれないしな……」


 ふとレンはフラグを立ててしまっているのではないかと思ったがそうそう魔王と戦うことなんてないだろうと考える。


 果たしてレンの推測は当たるのか…



 他の本にも目を通したところ異世界についての情報を得ることができた。

 異世界には、種族として人間以外にもエルフ、ドワーフ、獣人、リザードマンなど多くが存在する。


「エルフとか会ってみたいな」


 レンも男である。美形揃いのエルフには憧れがあるのだ。



 本などを読んで時間を潰したことでMPはようやく半分ほど回復した。現在は65だ。

 とりあえず次のスキルをインストールしようと考えるのだった。

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