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382話撃破1と《インポート》

「師匠、私に力を……」


そう唱えると、どこか身体に勇気が溢れてくるような気がした。離れていようとも見守ってくれているような安心感を感じる。



「火魔法ファイヤ、水魔法アクア、雷魔法ライトニング、風魔法ウインド、光魔法フラッシュ、闇魔法シャドー。我が魔法を持って災厄を打ち払え……」


空に魔力が集まり、空気が変わる。魔人もそれを察したようだが、エリアスとルティアの猛攻から逃れられない。



「フェンリルの咆哮!」


「聖拳!」


魔人3体を一箇所に集めて、ミラに攻撃のチャンスを作り出す。


「マキシマムマジック、エターナルマジックフォールン!」


降り注ぐのは、数多の攻撃魔法。大量の魔法が魔人を貫いていく。



「まだ倒せないか!硬いやつら」


「ミラ、攻撃を1体に絞って!確実にトドメを刺す」


エリアスの言葉にミラの魔法が1体を集中的に狙う。狙われた魔人は、一気にダメージを与えられる。


「エリアス、私達も行くよ!聖炎!」


「ライトニング!」


ルティアとエリアスの魔法攻撃が放たれ、魔人に当たる。



直後、1体の魔人が消滅した。


「よし、まずは1体。このまま押し切りたいね」


上空に浮いているミラが杖を構える。


「あれ見て!」


ワイバーンに乗って魔人から距離をとったルティアが指を刺す。先程倒した魔人がいた場所、そこから光る玉が現れて飛び去っていく。


「あれがレンのユニークスキル。1つ取り戻したね」


レンもう少し待っててと思いながらエリアス達は次の魔人を倒すために、武器を構える。






『マスター!』


「あれは!」


ベルゼとぶつかるレンに、ナビゲーターが声をかける。


「よそ見とは随分と余裕だな、レン・オリガミ!本気で殺しに行くぞ!」


「もうちょっと、のんびりいかないか?」


「時間稼ぎなど無駄よ。いくぞ!」


ベルゼが闇を刃状にして大量に放ってくる。だが、それに光がぶつかってかき消された。


「なんだそれは?」


「魔人に俺から奪った力を与えてくれて良かったよ!お陰で一つ取り戻せた。残りも全部返してもらうぞ」


『ユニークスキル《インポート》が返ってきました』


「《インポート》発動!」


戻ってきたユニークスキルを早速発動する。このまま全ての魔人を倒してくれ……とレンは思うのだった。

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