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378話みんなの力と対ベルゼ開始

「まさかノコノコとやってくるとはのぉ?この前無様に負けておいてまだ懲りないか」


「さて、どうだろうな?勝てるからやってきたんじゃないか?」


レンは剣を突き付けながら飄々と構える。


「リータよ、マグノリアの方は任せるぞ」


「はい、ベルゼ様。お任せください」


リータが答えて、杖を構える。それに対してマグノリアも杖を構えた。


そのまま2人は、レンとベルゼのいる場所から離れていった。



「流石にここまで来るのは阿呆の行動じゃぞ?お主は賢い者と思ってたがの。どう考えたらワシに挑もうと思うんじゃ?」


闇を振り撒きながら、ベルゼがレンに疑問を投げかける。それを見ながらレンは冷静な表情を保っている。


「アホでも馬鹿でも良いさ。俺はお前を倒すためにここにやってきた。決着をつけよう」


「また全てを奪われて終わりなだけじゃぞ?それに、今、ワシが放った魔人が国を滅ぼしに向かっておる。そっちは置いておいていいのかのぉ?」


少しでもレンに不安を与えたいのか、言葉を投げかけてくる。


「それなら大丈夫だよ、信頼する仲間が向かってるからな。ほら見てみろよ」


とレンが王国の方に指を刺す。直後、王国に巨大な結界が貼られた。



「なぬ?あれは、賢者の結界か?そんなはずはあるまい。賢者は確かにこの手で……」


「あれは、賢者の結界じゃない。大賢者ミラ・タカミヤの結界だ!」


ミラっぽくビシッと決めてみる。


「大賢者じゃと……やれやれ、またワシの邪魔をする者が増えたか。だが、どうせ滅ぼすのだから関係のないことよ。まずは貴様からじゃ!レン・オリガミ」


ベルゼから闇が溢れ出しレンに襲いかかる。


「みんな、力を借りるぜ。《アーカイブ》」


レンの姿が変わる。その瞬間、レンを襲おうとしていた闇が吹き飛ばされる。


「なんじゃ、その姿は」


「みんなの力を借りたのさ。俺1人じゃない。みんなの力を合わせて災厄に打ち勝つ!」


この世界にやってきて、1人の力の限界は痛いほどわかっている。


「カオスマジック、シャドーフォールン!」


この前と似たような攻撃だろうか。レンに向かって闇の塊が飛んでくる。


「《フェンリル》そして、フェンリルの咆哮!」


エリアスに教えてもらった技で、それを弾き返す。技もしっかりと発動している。修行の成果だ。


「この程度か?ベルゼ!」


レンが魔法を展開して、攻撃を仕掛ける。


「そんなもの効かぬわ!」


それにベルゼも抵抗する。


レン対ベルゼの戦いが始まる。

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