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333話魔物達と始まり

「何やら付近で動きがあった模様です。こちらに向かう不穏な者が」


魔王の側近が伝える。


「やって来た様だな、スティグマ。出来ればここで叩いてしまいたい所だ」


と言いながら魔王が立ち上がる。



「〈千里眼〉……キメラなんかも放っているし、空を飛んでる魔物もいるな」


レンがスキルを使って周囲を見回す。まだいきなりベルゼらが仕掛けてくると言うわけではないのかもしれない。


「少しでも疲労させようとしてるのね」


レミが呟く。数の暴力で攻めようとしている。


「ミラ、いつもの元気はどこに行ったのよ!」


「緊張して来た……」


ミラは珍しく元気がないようだ。


「レンもいるから大丈夫!頑張ろう」


「それは、そうだけど……良くない感じがね」


ミラには、何かしら不安に感じるものがあるようだ。それが何かはわからないが、




「とりあえず、外に出て潰すとするか?俺達で余裕だろう」


「どこからマサトが出てくるかわからないから注意しないとねぇ」


アルファードとネーヴァンが外に向かう。それに続いて救国の英雄の面々が次々に外に向かう。



「我々も向かうぞ!続け」


フェインドラ率いる聖騎士達も出陣する。敵の戦力に対してこちらも数はかなりだ。



「じゃ、私も行ってくるね。こっちのことよろしく」


と言いメルフィーユも行ってしまう。



「みんな行ってしまったな、無事に済めばいいのだが……」


「そうだね、こっちに来て仲良くなった人もいるし」


アンナとアイリの2人だ。特にアイリは、フェインドラに防御の戦い方を教えてもらうなどしていた。心配があるだろう。



「若者ばかりだと話に入りづらいわね」


「ええ、でもあなたも結構若く見えるけど?」


フィレンとマグノリアが話している。フィレンは、レンの力の恩恵を受けているためこちら側に置かれているのだ。



「やってるなぁ……今の所は、大丈夫そうかな」


外の様子は、余裕そうだ。彼らが魔物相手に遅れをとることはないだろう。



クシフォンを巡る戦いがゆっくりと幕を開けたのだった。

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