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118話レンのステータスと好みの姿

迷宮都市イージス、50階層攻略。この情報は瞬く間に広がっていくことになる。



王都


「陛下!迷宮イージスの50階層が攻略されました!」


城の兵士が紙を持ってやってくる。


「なに!すぐに見せよ。ほうほう……やはり攻略したのはレン殿だったか。……これは!ルティアも写ってるじゃないか!」


娘であるルティアの活躍が嬉しい国王であった。




王都ギルド


「これは、レン殿はさらに強くなられたのでしょうね。短期間にこの成長は……再び会うのが楽しみですね」


ハルカが笑顔でギルドから出て行く。





フェレンス


「ギルド長、迷宮イージスの50階層が突破されましたよ!」


「攻略したのは真紅の宝剣かしら、アリー?」


ギルド長フィレンの部屋に入りながらアリーが言う。


「いいえ、レンさんです!エリアスも載ってます!」


「本当に?それは嬉しいことね。ついに迷宮でも活躍するようになったのね」


とフィレンも喜んでいる。






迷宮都市イージス


「1日で凄い広まり方だな…」


街の様子を見ながらレンは呟く。あちこちから視線を感じていた。


『それだけの活躍ということです。おめでとうございます、マスター』


「1番の活躍はナビゲーターさんだよ。こちらこそありがとう!」


彼女の存在はとても大きかった。戦闘の様子は見れたけど、凄い魔法の使い方だなと思ったのだ。それに気になる技もあった。


「そういえば、フリーズって……」


『それがですね、アカウントチェンジを初めて成功させた時に使えるようになった技です。効果はあの通りです』


ナビゲーターさんも覚醒したのかもしれない。


デリートに続いて、強力なスキルが出てきたものだなと思った。


『そういえば、マスターも手に入れたじゃないですか。ユニークスキル、プログラミングを』


「そうなんだよ。攻略した途端、記事を書かせてくれだとか忙しかったからな……ようやく時間が持てたよ」


迷宮から出た瞬間に盛大にお出迎えだ。無下にするのも悪いと思ったのだ。


今頃、レン達の攻略が書かれた記事はあちこちにばら撒かれていることだろう。




レンは迷宮都市の外に出てきた。


「確認してみたいこともあるからね。ステータス!」



レン・オリガミ(人間)Lv69

HP6210/6210

MP8640/8640

ATK1610

DEF1250

〈スキル〉

異世界言語 マップ 上級鑑定 経験値増加 上級全魔法 身体強化 腕力上昇 脚力上昇 攻防強化 斬撃強化 打撃強化 狙撃強化 命中上昇 使用魔力削減 魔法効果上昇 思考強化 索敵 即死回避 状態異常耐性 隠密 強奪 威圧 付与 採集技能 ポーカーフェイス 交渉術 精神強化 千里眼 二刀流剣術 状態異常攻撃 ドレイン 限界突破 回復速度向上 礼儀作法 魔力操作 鍛冶 挑発

〈ユニークスキル〉

インストール アンインストール ロック フィルタリング ハッキング ナビゲーター プログラミング

〈称号〉

転移者 スレイヤー(スライム、ゴブリン、ドラゴン) 逃走者 破黒の英雄 加護を授けし者 救世主 イージスの好敵手



レンは自らのステータスを表示した。


「ナビゲーターさんが、ユニークスキルになってるよ。そんなこともあるんだね!」


元々、レンがインストールしてスキルがナビゲーターさんであったが、今回ステータスを見るとユニークスキルになっていたのだ。


『私も進化したということですね。益々の活躍を期待してください』


少しドヤ顔なナビゲーターさんの姿が浮かぶ。


「それにしてもプログラミングか……また新しいのをもらったな」


イージスに与えられたユニークスキルを見る。自分で面白い物を作れそうな気がしている。


『私達の新技、アカウントチェンジについては何も記載がありませんね』


「そうだね。あれは、使えるけどステータスには載ってない類のものだね。どんな仕組みなんだろうか…」


アカウントチェンジは、あくまでレン達が付けた名前だ。SNSなんかでも複数のアカウントを使う人なんて良くいたものだ。


『ステータス外スキルと言った所でしょうか。ですが、確実にレイの力に近づいているでしょうね』


「そうだね。必ず使いこなせるようになるよ」





「そういえば、ナビゲーターさんにも姿があるんだよね。凄く可愛いと思ったよ!」


レンの姿は変わらずでコントロールするのかと思ったが、容姿が確実にナビゲーターさんのものだった。


『ええ、ありますよ。それに可愛くて当然ですね』


ここでナビゲーターさんは、かなり自信満々の答えを出してきた。自分で自分を可愛いと言ったのだ。


「凄い自信だね。自分で可愛いって言えるなんて…」


と返すとその後のナビゲーターさんの言葉に驚くことになる。


『はい、なぜなら私の姿はマスターの好みに合わせて作られていますので。マスターの好みの姿=私、ナビゲーターなのです』


と言う。


レンはなんだか恥ずかしくなるのだった。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 自分の好み=ナビゲーターさん そりゃあ、可愛いに決まっている (`・ω・)b
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