前へ目次 次へ 7/175 異 廻りて廻れ、運命の歯車 一度動き出せば逆らえぬものと知れ 来たりて来たれ、約束の丘 彼の想いが具現化し、世界を殺めてしまうまえに 二つが一つに交わる晩 再び彼女が目覚めよう 三柱の願いが 清く正しき物ならば 「……もうすぐだ」 「…、……巫女様」 跪く女の隣に歩み寄る男。闇に侵された空間で、二人はどの様に互いの表情を解り合うのか。 「これが正しいのか、私にはわからない。だが、遅かれ早かれこうなることは避けられぬ。……お許しください、主…」 「……」 男は、声を、かけない。