…とーちゃんとかーちゃんまだかなー?
大丈夫!馬鹿だから第一部とか考えてません!というか思いつきません!
思いつきと設定見ながらでしか書いてないので!
「エリが俺たちの前から姿を消す、ってことですか?」
「…エリがいなくなるなんて考えられない…こうなったらこの星を封印して3人だけの世界を!」
「アイナ君落ち着いて。冷静になって。私まだそこまで言ってないよ」
「かーちゃん、あーダメだ聞いてねえ…おいアイナ!俺の話を聞け!」
「!!ガブリエくん…だって…」
「とりあえず話を聞こうぜ、さすがにアイナの考えが飛躍しすぎだぞ…俺じゃねえんだからアイナが落ち着かねえとダメだろ、この星滅ぼすのは簡単だけどそれはエリのためじゃねえ、アイナのためにしかならねえんだよ。それは反対する、俺はエリの未来を見てえんだ。だから落ち着け、深呼吸しろ、なんなら煙草でもいいぞ」
「私煙草吸ったことあったかしら?」
「すっとぼけられてもなー…エリと俺の前では完璧にしてるんだろうけど、俺にはバレバレなんだよなあ…」
「アイナ君の煙草は正確に言うと煙草じゃなくて禁魔術の触媒で使うってだけで、うんでもガブリエ君には煙草になるかもね、紙で巻いて火をつけてその煙を吸う行動は煙草に見えるから」
「かーちゃーん?禁魔法使わないって約束をことごとく破りまくってねえかー?」
「…おとーさんにはかなわないわね…さすが私の夫、私の事をなんでもお見通しだしその上で許してくれる上にエリを産ませてくれた…もう私死んでもいいわ」
「うん、盛り上がってる?ところ悪いんだけどお話進めてもいいかな?」
「あ、はいすんません」
「カエデ先生、水を差すのは如何なんでしょう?」
「そうだね、2人の会話にお邪魔しちゃってるんだけど、あくまでも今日の診察はエリュアちゃんについてだからさ、のろけ話は予約取ってその時にしてくれないかな?今はエリュアちゃんのお話だよ。更に言うとアイナ君の診察室の入り方は無礼だから改めてほしいね。エリュアちゃんの事になるとこうなるって私はわかってるからいいんだけどね、それは他でしてほしくないから」
「…承知しました」
「ふてくされてないで話を聞いてね。エリュアちゃんの重大事項なんだから」
「「…」」
「じゃあ話すよ。本格的に進めるとなると明日以降になるんだけど、実は昨日の夜エリュアちゃんの魂を異世界の人に少し干渉したんだ。少しだけだよ?結果として相性が良いんだ、その魂にはそこまで言ってないんだけどね。この魂じゃないと厳しいかもって思えるほど相性が良いんだ。大事なことだから繰り返すほど」
「「どういうことですか…?」」
「きれいにハモるね、怒気込められなければもっと良かったけどまあ今はしょうがない。話を続けるよ、この星とかいうレベルじゃなくて異世界、こことは違う世界に干渉したんだ、たまたま運良くエリュアちゃんが乗っかりやすい魂を見つけてね、エリュアちゃんの魂を少しだけ干渉させてみたところ、身体の器がエリュアちゃんと全く同じになったんだ。魂の持ち主は『ナギサキタジマ』という名前でね、くしくもニホン在住なんだ」
「…ここら辺の奴ですか?」
「そんな魂見かけたことあったかしら?」
「異世界だから町の名前じゃないよ、ニホンっていう国だね。星の規模は大きな差はないっぽいんだけど、異世界のニホンでは『異世界』というものにそこそこ理解があるみたいでね。ナギサキタジマさんに今のところ了承は得ている。エリュアちゃんもすぐに仲良くなれると思うよ」
「もう既にエリはその異世界に!?」
「落ち着いてね、今エリュアちゃんは待合室で2人が出てくるの待ってるから。親バカ通り越してバカ親になるのはやめてね?エリュアちゃんの成長のために、エリュアちゃんの魂を預けないか?という提案だよ」
「成長のためか…俺はエリのためならいいと思うけど、かーちゃんはどう思う?」
「大反対!!エリと一緒に異世界に渡る!!」
「…まあそうだろうって返事だな、俺と違う角度でエリ大好きだもんな…」
「エリは私の全てですもの!」
「アイナ君はあくまでも自分のためにエリュアちゃんをそばに置いておきたいんだよね」
「エリのためですっ!」
「呪術師としても人としても言うよ、子供は親の所有『物』じゃないんだ。それだけはハッキリ言うよ。それにエリュアちゃんは私も大好きだ。あと3500年くらい若ければエリュアちゃんに求婚していたかも、くらいね。だからこそしっかり成長して、自分の目で見て耳で聞いて触って歳相応の考えを持ってほしいんだ。エゴだけど、人並みってなんだって思うけど、エリュアちゃんは今バランスが悪すぎる。ガブリエ君なら理解できると思うけど」
「俺は納得できます。かーちゃんをどう説得するかで今足りねえ脳みそで必死に考えてて…」
「ガブリエ君が考えることを辞めたら後は星が滅びるだけだからね。いっぱい考えるといいよ、これに答えはない、と言っておくけどね。答えがないから考えるのをやめる、は絶対ダメだよ。エリュアちゃんに悪影響しかないからね。父親として生きる限りずっと考えなきゃいけないんだ。正解はきっとその先にあると思うよ」
「…育児に正解はないってカエデ先生の持論ですものね…」
「そこそこ長く生きてるけど、2人の年齢で正解を得た、と思ったらそれは破棄すべきだ。何億の話を聞いてきてそう思ってるからね、ハザンバ家にそういう考えを持ってほしくないんだ」
「先生、とりあえずエリとも話をしたいんで、これ俺からエリに言った方がいいですか?」
「私は反対…」
「かーちゃんもとりあえず飲み込んどけ、エリの返事次第だ」
「説明が必要だから私から話すよ。エリュアちゃん呼んできてもらえるかな?必要に応じて私もデートにお邪魔することもあるかもしれないしね」
ファッキンPC!お前何度下書き前に落ちる気だ!もう完全に壊れるまでお前を使い続けるからな!!
それとF12は勝手に荒ぶるんじゃねえ!私の許可を得てから!許可する気ねえが!!!