とーちゃん病院では静かにね?
短くて申し訳ない…
今日はとってもいい1日になりそうだ。とーちゃんと2人のデートももちろんいいけどかーちゃんが加わるともう私の心は最強だ。私はとーちゃんと違って力持ちじゃないしかーちゃんみたいに魔法で火を起こすことができない。馬鹿で非力と救いようがない、だから私はいろんな人に頼って生きてる。
エリュア=ハザンバ、今日も全力で生きるぞ!
「エリ、今日はデートなんだけどな?ちょっととーちゃんと病院一緒に行ってくれねえか?」とーちゃんが難しい顔して私に問いかけてくる。病院かー、呪術の先生だったらいいなあ。
「なあとーちゃん、病院はとーちゃんが行くのか?それとも私が行くのか?」
「あー、そうだなー…」珍しくとーちゃんの歯切れが悪い。とーちゃんって病院怖いんだっけ?
「とーちゃんは病院が怖いのか?私が一緒だから怖くないぞ!」
「うーん、いや、そうだな…実はな?エリを病院に連れていきてえんだけどな…」
「私か!なら呪術の先生のところに行きたい!」
「お、そうか。よしじゃあ呪術の先生に会いに行くか!」とーちゃんの顔が晴れやかだ。歯医者はあんまり行きたくないけど呪術の先生なら毎日行っても、毎日だと友達に会えないな…
「ん?エリ、どうした急に難しい顔して」
「なんでもない!毎日行きたいけどって思っただけだ!行こうとーちゃん!」
「おう、毎日は難しいけど、まあ一人で行けるようになるといいな」
「うん!」
車でとーちゃんとデート。まあ病院だけど。普段通りに先生に会うのも楽しいしとーちゃんも一緒だ。かーちゃんも一緒だったらよかったけどあとでかーちゃんも来てくれたらいいな。
「エリュアちゃん、ガブリエ君と一緒じゃなくて平気かな?」カエデ先生はいつも優しく笑いながら私に話しかけてくる。とーちゃんもかーちゃんもカエデ先生のお世話になってるって言ってた。
「私は大丈夫です!でもとーちゃんは大丈夫かな…」
「ガブリエ君もアイナ君もエリュアちゃんの事となると大変だからねえ、今日はアイナ君と一緒じゃないのかい?」
「かーちゃんは学校に行くって言ってました!でもかーちゃんも来てほしいです!」
「そうだね、家族3人でいた方がエリュアちゃんにもニホンにもいいねえ」
「ニホンにもいいの…?」急に自分の住んでる町の名前が出てきた、私とニホンは同じくらいなの?
「すんません先生、それ以上はちょい…勝手に入出してすんませんけど」
「ああ、ガブリエ君がいてくれた方が私に都合がいいかもね」
どう話を転がしたいのか全く読めない…