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つまり子持ち!?違うの!?

バカベースで考えてるので文章がバカが使いたがる書き方になっちゃう、でも私がそもそも馬鹿だからどうしようもない。

目が覚めた。覚めたのはいい。あの…ここはどこですか?


「わかりません」


わかんないかー。わかんないならしょうがないよね、で済まないよ!


「わかりませんか?」


分かりませんが?どういう状況なのこれ!?


「説明します」


え?お願いします!


「お待ちください…はい、わかりました」


何がですか?と思った…思っただけなんだけど、会話をしてるっぽいな。うん?私は口を開いてないぞ?まだ思っただけだし状況が全く分からない…あれ?わかった、色々分かった…今私は救急搬送されてる最中で、美緒ちゃんが一緒に救急車に乗ってる。長沢部長と吉田君が美緒ちゃんとグループチャットで連絡をしている。私の容姿がどうにもおかしいんだけど美緒ちゃんは私だってことが分かってる。で今画像を撮られて…撮らないでよ、好みの姿じゃないんだよ。そもそも今の私送っても分からないでしょうに…でも緊急事態だしなあ…3階に上がったところで滑って2階に転げ落ちちゃったんだ。バカここに極まれり…出来る限りバカを理由に迷惑をかけたくないなって思って生きてたのに…


「心配ですか?」


何に対する心配?私の将来?


「あなたはこれから特に問題なく生きることができます、条件がつきますけど」


条件ですか…問題なく生きることに対する条件?そもそもあなたは誰なの?


「あなたとは別の世界で生きるもの。あなたの最近の趣味である異世界転生というお話の中での出来事のひとつ。あなたの身体の中にもうひとつ魂が乗ります。あなたは異世界を渡りませんが、この魂は異世界の魂。あなたはこの魂を育んでいただきます、それが条件」


ほー、異世界モノかー、私が異世界に行くんじゃなくて、異世界からやってくる、それで私の身体に宿ってその魂を成長させろってことですかね?その間は好きにしろってことかな?これを嫌だって言うとどうなるんだろう?


「特に何もありません、この魂は他に宿します。条件イコール絶対ではないですから。あなたはなかなかの強運を持っていて、私が声をかけなくてもいつも通りの生活ができる。そんなあなただからこそ、この魂を育んでいただきたいと願いました」


強制じゃないから断ってもいいしそれに対するペナルティもない。私は強運の持ち主なのか。知らなかったな。…でも運で考えてみると思い当たる節が結構あるぞ?お父さんとお母さんとお姉ちゃんと、友達にも恵まれてるし上司にも先輩後輩にも…学校もそうだったな…でも男は苦手だしなあ…ん?長沢部長と吉田君って例外があるから大丈夫なのかもしれない?え?もしや男苦手は克服できるものなの?…なんかおかしいな、私はこんなに先のことを考えられる程の脳ではない。じゃなかったらバカなんかやってない…


「あなたの魂は実に美しい。あなたが自分にバカというフィルターをかけていたので一時的に取り除いています。あなたは本当はバカではない、バカでありたい普通の人」


普通の人はまあいいよ、その前に私の外見はなんで変わったの?もともとの姿結構気に入ってるんですけど!今の姿気に入らないんですけど!この姿って戻んないの?


「姿はもう変えることができません、魂の力が強かった。魂が容姿を引っ張ってきてしまったのです。そちらの世界で言う遺伝子操作を行っても姿は変わりません。美容整形も効果がないので無駄に終わります」


…姿はもういいや、その魂って男の子ですか女の子ですか?


「女の子です。名はエリュア=ハザンバ。エリと呼ばれています。15歳のバカな子です」


バカなのか、親近感が湧くね。バカ同士仲良く生きろ?はいそうですかで通じるとでも思ってんのか!?大歓迎だが!!いやー姿変わったのはしょうがないとして私は生活に不満ないし何なら異世界転生とか転移とかだったらさすがに拒絶したかもしれないけど、15歳のバカな子だったら行ける行ける!私もバカだし!


「あなたのそういう心意気が魂を預けるにふさわしいと思ったのです」


オッケー、とりあえずエリちゃんとお話は出来るのかな?できないとこの先の事が進められないぞ?いきなり手詰まりとか嫌だぞ?…ごめん、ノリでここまで話をしたんだけど冷静になる時間をくれないですかね?バカのフリもなにも私はバカなんですが?

ゴールが分からないのはしょうがないけど中間地点も見えないマラソンになってませんかねえ?

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