身体測定!
おまたせしましたぁ!
電車を降りててくてく歩いて、どうやら病院に到着した。…入り口はわかるんだけど誰に何を聞けばいいんだろう?
(なぎさちゃん、ここで何をするんだ?)
『今日はエリちゃんの身体になったあたしの身長とか体重とか、身体の事について色々調べるんだよー』
と頭の中でお話をしながらなぎさちゃんがバッグの中からお手紙を取り出して、
「今日ここにきてこれを渡してほしいと頼まれたのですが」
といって女の人にお手紙を出した。
「確認いたしますのでお掛けになってお待ちください」
なんかバタバタしてるけど何があったんだろう?
(なぎさちゃん、今の女の人はなんでバタバタしてるんだ?)
『なんでだろうね?あたしにもよくわかんないなぁ。まあ特に問題はないでしょ、うん』
平然と椅子から立ち上がってじはんき?だっけ?にお金を入れてコーヒーを買って飲み始めたので私も味を知りたいからなぎさちゃんに意識を少し乗せる。結構美味しい。じはんき、ってすごいなあ。
「北島様、北島なぎさ様ー」
(なぎさちゃん、呼ばれたぞ)
『だね、行こうかー』
うけつけ?の女の人にこちらへどうぞって言われてなぎさちゃんが付いて行ってる。身長と体重、ってなんだろう?
(なぎさちゃん、身長と体重ってなんだ?)
『んー、今のエリちゃんの身体がどれくらいの高さで、どれくらい軽いか?を測ったりするんじゃないかなー』
(それが身長と体重なの?)
『まあ、他にも色々調べられるんじゃないかなー?と思うんだけどね、なにせあたしの身体がエリちゃんの身体になっちゃったから』
お話をしながら女の人についていってお部屋に案内された。
「それでは検査着にお着換えください、お着換え後に床線通りに進んでいただければと思いますので。何かありましたら職員にお声がけください」
「ありがとうございます、では着替えますね」
それでなぎさちゃんがけんさぎ?に着替えたんだけど、初めて見るな。動きやすそうだけど動きづらそう。
(なぎさちゃん、けんさぎ?って動きやすい?動きづらい?)
『うーん、じゃあちょっとエリちゃんと交代してみようか?実際動いたほうがわかりやすいでしょ?』
それでなぎさちゃんが私と交代した、なぎさちゃんの方が上手に意識を替えられる、なぎさちゃんはとーちゃんとかーちゃんみたいにすごいな!それで動いてみたんだけど、動きづらいねこれ。動きづらいものを着て何をするんだろう?
(よーしエリちゃん行こうかー!)
なぎさちゃんの言葉通りに足を運んで、最初の場所に着いたっぽい。
「はい、それでは身長と体重を測りますねー、こちらに乗ってください」
女の人に案内されるがままに乗っかって身長と体重が自動的に測られる。
「身長が136.2cmで体重が36.7kgです」
と女の人が板に書いてる。紙がないみたいだけど、板に直接書き込んでるのかな?
「それでは次にお進みください」
(エリちゃん、次に行くよー。身長137cmなかったのか、エリちゃんちっちゃくて可愛いね!)
「ちっちゃいのか…?」
かーちゃんくらい大きくなりたいんだけどなぁ…
(エリちゃーん声に出しちゃダメだよー、内緒話だからねー)
『なぎさちゃん、わたしはかーちゃんみたいになれないのか…?)
『あれ?しょんぼりしちゃった?身長なんてすぐにアイナさん追い越すから大丈夫だよー!んで、意識あたしに替わったけど、もういいの?』
(しょんぼりしちゃったから替わっちゃったのか…?)
『そうみたいだねー、エリちゃんはまだまだこれから成長するんだし気にしちゃダメだよー!ここからエリちゃんは成長していくんだから、いっぱい食べていっぱい運動しなきゃだね!魔法の練習もいっぱいしないと!』
なぎさちゃんがそう言うんだから、私はこれから成長するんだ。なぎさちゃんを信じる!
『さて、このままあたしが進んでもいいんだけど、エリちゃんはどうしたいかなー?』
(うーんと、今はなぎさちゃんにお任せする)
『オッケー、あたしに任せなさい!まあ、替わってほしいときは言うからその時お願いね?』
(わかったー)
なぎさちゃんのおかげでしょんぼりした気持ちが落ち着いた。なぎさちゃんはとーちゃんとかーちゃんみたいな安心感がある。美緒おねーちゃんとは違う、やっぱりとーちゃんとかーちゃんみたい。
ここからなぎさに対してエリュアがなぎさに対していかんなくわがままを言い始めると思います。なぎさは多分受け入れた上で諭すんじゃないかなぁ?と。馬鹿な作者に頭いい事を書かせようとするんじゃないよエリュアちゃん…




