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異世界?とーちゃんどこにいんの?  作者: ゆみすけ


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20/29

自己紹介しちゃった…いいんだよね?

3日連続の2話更新…なんなん!?何があったの!?なんもないはずだけど!!

手早く身支度して美緒ちゃんの車に乗り込む。さっすが5月、31℃!バカじゃないの!?5月だよ!31℃ってなんだよそれ!


「美緒ちゃん31℃って、日本がバカになったの?あっついんだけど…」


「あの、この子は…?」


「あぁ、あたしの甥っ子、力也。中一のマセガキ」


「ちょっと姉ちゃん!」


「叔母を姉ちゃん呼ばわりするバカガキだよお前は」


「でもホント仲良し姉弟っぽいね」


運転席に乗った美緒ちゃんが姉弟なんて言うー。運転席に美緒ちゃん、助手席に吉田君、後ろが私と力也で発進する。まずは力也を家まで送ってから原宿に向かいたいところだけど腹減ったにゃー…


「美緒ちゃーんおなかぺこぺこだよう、環七沿いのラーメン屋行こうよお」


「はいはーい、力也君眠気耐えられるかな?耐えられなかったらまっすぐ送っていくけど」


「俺は大丈夫、ラーメンよりうどん食べたい」


「えーあたしラーメンがいいー!リッキーは無視する!」


「なぎさちゃんお姉ちゃんなんでしょ?大人の余裕見せてあげたらー?」


「えっと、ここからだとラーメンの方が近いですけど、課長のお好みって豚骨ですよね?そうなるとうどんの方が近いです」


吉田君はほんとに仕事速いんだよなー、普段からこうだといいんだけどね、あたしが関わると途端にポンコツ君になっちゃうのがなー…


「なら冷やしぶっかけうどんかなー、コンビニでもいいんじゃない?」


「5月に冷やし系売ってるかなあ?売ってたらそっち買おうねー」


わいわい話をしている間に力也が寝てしまった。よく耐えたなあ、普段22時には寝てるって聞いてるから夜通し説教は大分つらかっただろう、都内から都内だし地下鉄乗り継げば難なく行き来できるけど、中学一年生でまあよくやりましたよ。


「美緒ちゃん、力也寝ちゃったからそのまま家まで行っちゃってー」


「はいはい承知しましたよー、でもなぎさちゃんお腹減ってるでしょ?」


「うーん、このエロガキがあたしをがっちりホールドしてるからなあ、吉田君、買い物お願いできるかな?サンドイッチがいいかなあ、杏仁豆腐も食べたいなあ…腹減ったにゃー…」


「お、お任せください!素晴らしい杏仁豆腐を探してきます!」


「なんで吉田君はなぎさちゃんが声かけるとそんなに緊張しちゃうかなー、休日だしそんなに固くならなくてもいいのにー。夜中ナンパした勇気があるなら大抵のことはどうにでもなると思うよー?」


「あれかな、あたしの下着でも見ればげんきにな」


「なります!!!」


「すごい食い込んだね吉田君…どんだけ必死なの…」


「うーん、普段から吉田君に下着見せるといいのかなこれは?」


「なぎさちゃーん、言ってることが酷いから落ち着いてー、今日の下着報告とかそういう風になるの嫌だからねー、美緒おねーちゃん悲しくなっちゃうよー」


「か、川崎さん、そろそろ左にコンビニ!」


「お、吉田君あたしの下着見られなくて残念だったね、まあ後で下着か水着見せてやるから楽しみにしときなさいな」


「なぎさちゃーんセクハラ発言ダメよー課長なの思い出してー」


んでコンビニに到着。こーのエロガキめ…どこに手ぇ突っ込んでんだ全くもおー。叩き起こしてやろうか?あーだめだ、骨折る可能性が非常に、じゃないな、確実に折っちゃうな…どうしたもんか…力加減の練習は原宿でナンパされたときにしようか…美緒ちゃんと一緒だったら確実にナンパされるし、そこで加減を図ろう。なので今の私は甥っ子にされるがままの叔母、見てくれはなにやってんだこのバカップル、なのかなぁ…?お、帰ってきた。


「なぎさちゃーん杏仁豆腐食べよう?」


「あれ?サンドイッチじゃなかったっけ?」


「あの、課長…その子に何されてるんですか…?」


「見ての通りエロガキからのセクハラ攻撃」


「なぎさちゃん?あんまりそういうことは美緒おねーちゃんよくないと思うなー」


「待って?被害者あたしなんだけど?なんでそんな目でみんの?あたしに味方いないの?あたしに救いはないの?」


「あの、とりあえず食べませんか?杏仁豆腐」


「サンドイッチって言ったよね?なんで杏仁豆腐なの?」


「美味しいから?」


「え?本気のボケ?冗談だよね?」


無言で差し出されたBLTサンド…杏仁豆腐好きだけどさあ…サンドイッチって言ったよね…?気のせいだった?実際は杏仁豆腐って言ってたの?心の声出ちゃったとか?


(なぎさちゃん、これなんだ?)


『あー、ベーコンレタストマトサンドをBLTサンドって略してるんだよ、エリちゃんはサンドイッチって食べたことあるかな?一緒に食べてみよー』


(食べまーす!いただきます!…おいしい)


『高いのはもっと美味しいけどコンビニでも結構美味しいんだよねえ』


「どしたのなぎさちゃん、BLT好きじゃなかったっけ?」


「もぐもぐ」


「課長って美味しそうに食べますよね…僕もサンドイッチになりたい…」


「吉田君、気持ち悪いこと言ってないでサンドイッチ食べちゃいなよ」


「うん…川崎さんは食べないの?」


「なぎさちゃんのことだから力也君降ろしたら絶対ラーメン!ラーメン!って泣き喚くので私は後でいいかなーと思ってねー」


「じゃあその時運転代わる?」


「ううん、大丈夫、ありがとうね」


「ごっくん」


(なぎさちゃん、美味しい!)


『美味しいよねー、あとでジャンル違うけど美味しいもの食べようねー』


(楽しみだなー!食べるだけじゃないんだよな!服も買いに行くんだよな!)


『そうだねー、メインは服を買いに行くんだけどせっかくだから美味しいもの食べたいと思いませんかねエリちゃん!?』


(思います!)


「なぎさちゃーん、杏仁豆腐あるよー?」


「あぁごめん、食べる食べるー」


(あんにんどうふ?ってなに?)


『簡単に言うと甘いもの!ジャンル的にはアイス!違うけど!』


(おー!アイスの違う味か!)


『あー、訂正する、甘いもの!アイスじゃないからね!』


「なぎさちゃんどうしたの?さっきから黙り込んじゃって」


「車酔いでもしましたか…?」


「んー…相談してみるから待ってて」


「エリュアちゃんの事かな?さっき私エリュアちゃんと挨拶したよー」


(ごめんなさい、あのね、なぎさちゃんよりも早く起きてね、それでね)


『いいよー大丈夫だよー、エリちゃんじゃなくてあたしが悪いんだよ、ごめんねエリちゃん、慌てちゃったんじゃないかな?』


(うん、どうしようって…)


「自己紹介しましょう!車出しちゃってー、今は注目しないでね」


『よしエリちゃん、魔法で入れ替わりだー』


(…怒られない?)


『大丈夫!怒るやつはあたしが怒る!』


(じゃあ…ぽい』


(いい感じに交代出来たねーエリちゃん凄い!超可愛い!エリちゃん大好き!)


『えと、えと、ありがとう、自己紹介するね』


「えーと、美緒ねーちゃんには言ったけど、エリュア=ハザンバです!なぎさちゃんとお友達です!」


「え?ええ??」


「はーいエリュアちゃんさっきぶりー!改めて川崎美緒でーす!吉田君、エリュアちゃんに自己紹介してー」


「えっと??あの?うーん…吉田隆司(よしだたかし)です、え、っと、エリュアちゃん?よ、よろしくお願いします…」


(エリちゃん、この二人あたしのお仕事の仲間なんだよ、まあ1名戸惑ってるしそれが普通の反応なんだけどねー、この二人にはエリちゃんのこと言った方がいいかなと思ってね)


『なぎさちゃんと似た感じがするねにーちゃんとねーちゃん』


(そうかなぁ?それならすぐ仲良くなれるよー)


「エリュアちゃんはなぎさちゃんになんて呼ばれてるのかな?」


「エリって!とーちゃんもかーちゃんもエリって呼んでる!」


「そっかーじゃあ私たちもエリちゃんって呼ぶけどいいかなー?」


「うん!エリでもエリュアでもいいよ!」


「えっと、エリちゃん、課長、えっと、なぎささんは頭の中にいるのかな?」


(前を見なさい前を!今運転中!)


「なぎさちゃんが前見なさいって言ってる!」


「おおっと!もうさー、なぎさちゃんも免許取ればいいじゃない?なぎさちゃんマイナンバーカードも持ってないよね?公的に残ってるのないでしょ?あ、姿戻ったらまずいのか…」


(うーん、免許取ろうと思ってたは思ってたんだけどなー)


「めんきょってなんだ?」


「免許って言うのはねー、車を運転するのに必要な物だよー、あとでエリちゃんに見せてあげる」


「あ、僕の見せたらいいんじゃないかな?」


「吉田君ナイスー見せてあげてー」


(実際あたしも免許ってどんなもんかよく知らないからちょっとワクワクするなー)


「なぎさちゃんがわくわくしてるー」


「え!?ぼぼ僕の免許で!!?」


(エリちゃん、違うそうじゃない言ってー)


「違うそうじゃないだって」


なんだかんだ言いながら到着して力也を降ろす。まあ寝てるから私が担いで降ろしたんだけどね。姉ちゃんはやっぱりなぎさは相変わらずねーだってさ。見た目が完全に別人なんだけどな、姉ちゃんの受け入れる力はすごいよなあ。

次回トラブルが発生します。なぎさが人間じゃない事を証明してしまいますが誰にも咎められません。


設定ー。


吉田隆司23歳男性。171cm体重62kg。ほっそいし力がない。仕事はそこそこできる。

長沢チームの一員。なぎさが好きだけど見た目の変化で困っている。エリュアが出てくるとほんとに困る。

どう動かすかまだ分からない。


川崎美緒23歳女性。149cm42kg。なぎさ大好き。見た目変化後は狂化的に可愛い連呼。なぎさを抱きしめてスリスリする事が最近の趣味。女子高生と間違えられやすいので今のなぎさと原宿に行けば危険。考えはなぎさよりかなりしっかりしているのでなぎさの面倒を見ることが多い。JK時はギャルだったが性格に変化はなくjd時陰キャに積極的に声をかけているのでオタ趣味に理解がある。大人数も少人数も特に気にしないが性格とか特性とかあるよねとー相手の考えを尊重するのでとってもモテるのに処女。性的興味は男のはずだけど今はなぎさが可愛くて忙しい。なぎさ相手にお姉ちゃんぶっちゃう。わからないことはとにかく聞きまくる。エリュアが出た時もお姉ちゃん要素あふれまくり。ブレない娘。

エリュア出現後なぎさに合鍵を渡されたのでエリュアの面倒も見ることになるのかと狂喜乱舞。出来る限り早いうちに出したい。超お姉ちゃんぶってほしい。

3姉弟の長女なので男の子の機微も把握。絶対いいママになる。



ほーらもう設定からズレてるー。吉田君は次回覚醒するかもしれないししないかもしれない。

まあ覚醒したところでなぎさ推しなのは変わらないんだけど。

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