絶体絶命なのか!?
まーた勢いで…本日2話更新でございます…2日連続なんだけど?
いや、あのさあ力也君?容量いっぱいになっちゃうんじゃないのかな?その携帯の容量知らないけど、あと何千枚撮ってるの?君写真家志望なの?中一なのに進路決まるの早すぎない?中一ってまだまだ幼稚園のうちゅうひこうしになる!っていうのと同レベルじゃない?もうちょっと真剣に考えよう?って言うだけ無駄だろうなあと思って2本目のスティック。この子マジで容量いっぱいにならないと止まることがないな…もういいや、姉ちゃんにビデオ通話しよ…
「あらー大胆ねえ」
「第一声おかしくねえか!?なんかもっという事あんだろ?声とか身長とかさあ」
「んーなぎさならそのくらいのことあってもこんなもんかしらーで終わりよ?」
「終わっちゃった…いやそうじゃなくてさあ、まあいいや、何でこんな時間に力也うちに来させようとしたんだよ?中一が出かけていい時間じゃねえだろ?」
「ふーん、りっくんこんな時間なのになぎさ叔母の家に出かけたんだぁ…」
力也がギクゥ!って顔してるよ。こいつ無断外出か…度胸は褒めたいところだ。姉ちゃん相手にホントいい「度胸」してるよこの子は…将来大物になれる可能性出てきたな…
「ねえなぎさ、りっくん今夜寝かせないで置いといて。あんたは寝てもいいけど、りっくんは寝ちゃダメよ。ママが説教します。りっくんがなぎさの姿送って来た時点で説教は決まってるんだけどねえ?」
「リッキー、お母さん怒ってるよ?謝っときな?」
「お母さんごめんなさい…いや、お母さんに言われたことしようと…」
姉ちゃんは自分の事はママって言わないんだよねえ、息子を叱るときは出来る限り言葉を選んで叱りたいって言うんでどうしてもママになっちゃう。まあ、元総長だけあって迫力とか殺意とかはなかなか良いモノ持ってるよね、私もそこ出身だし元総長だからにゃんとも言えないんだよ。私は絶対お母さんになれないからさ。だって煙草だけじゃなくていろんなもの止めろなんでしょ?無理無理。男苦手ってのもあるし、でも全般苦手って訳じゃないんだよな、今だと長沢部長と吉田君は触られても別に大丈夫だし…うーん、私はなんで苦手意識持ってるんだ?根本がはっきりしないと解決策が出てこないなあ…はー眠くなってきたな、寝ようかな?力也には悪い、と一応思っといて寝ちゃおう。
「姉ちゃん、あたしそろそろ寝るからリッキーの説教続けといてくれー」
「ね、姉ちゃんそりゃねえよー」
「りっくん話は終わってないわよ?ママの話聞きなさいっていつも言ってるわよね?」
あーあー、これ朝まで終わんないな…と思って火の始末確認して寝ちゃいますっと。
朝かな?寝ちゃったな…アイス美味しかったなあ…また食べたいなあ…あれ、ここは?あれ?まだ夢の中?声が聞こえるからそっちに顔を向けると男の子がしょんぼりしながら、えっと携帯だっけ?に向かって謝ってる。携帯って謝るためにも使うんだ…夢の中はほんとに不思議な事だらけだな。
「あ、姉ちゃん起きた、お母さん、姉ちゃん起きた!から替わる!」
かわる?何に替わるんだろう?姉ちゃん?誰の事だろう?
「なぎさー、おはよう、今何時だと思う?」
「何時だろう…お姉ちゃんは誰ですか?」
「なぎさのことじゃないの?寝ぼけちゃってるのかしら?」
「ん?」
うーん、携帯の中のお姉ちゃんに向かって言ったんだけどな?じょうほうでんたつがふそくっていうのかな?寝てる間に聞いたような…よくわからないのでかおをあらいにい、あ、なぎさちゃんどこだ?
「なぎさちゃーん」
「え!?姉ちゃんどうした!?」
「えっと、なぎさちゃんはどこですか?」
「姉ちゃんってそんなに寝ぼけちゃうタイプだったっけ?え?もしかして異世界転生ってマジな話なの?だから姿変わっちゃったの!?」
「いせかいてんせい…?」
そういえば!なぎさちゃんが秘密って言ってた気がする!夢の中でも秘密は守らないといけない!え、でも、どうすればいいんだろう?
「ねえなぎさ、顔洗ってらっしゃい、寝ぼけてるならりっくんに連れて行ってもらえばいいんじゃないかしら?」
「あ、そうだよ姉ちゃん、顔洗いに行こうぜ顔!お母さんもう切っていい?俺も帰って寝たいよ。もしくはここで寝たい」
「なぎさお姉ちゃんが出かけないならそこで寝てもいいけど、出かけるって言ったら帰ってきなさいね?」
なぎさお姉ちゃん?よくわからないけど私は洗面器へ男の子に案内してもらった。タオルどれだろ?
「うわ、インターホン鳴ってる、俺出るから姉ちゃん顔洗っちゃって」
いんたーほん?あれ?水はどうやって出すんだろ?レバーみたいなのがあるんだけど。右に動かすけど出てこないし左に動かしても出てこない。もしかして壊しちゃった?どうしよう、なぎさちゃんに怒られちゃうかも…
『美緒おねーちゃんがきたぞーなぎさちゃーん!』
あ、美緒ねーちゃんの声だ!
「あ、あの、ちょっと待って」
男の子がなんか慌ててるみたいだ。私が出ちゃってていいのかな?でもなぎさちゃんにおこられちゃうかもしれないし…どうすればいいんだろう…
『女の子の声がする!え!?誰!?」
「いえあの、俺は力也って言うんですけど、お姉さんは?」
『説明あと!とにかく開けて!』
「ど、どうやって開けるんだこれ?」
「解錠って書いてあるボタン押して!ちょっとしたらもう一回鳴らすからその時にドアの鍵を開けて!」
女の子?男の子じゃないのか?ドアが開いて男の子と美緒ねーちゃんがびっくりしてる。
「あれ?男の子?ん?なぎさちゃんの親族かな?」
「あ、はい、俺は鏡力也と言います。お姉さんは?姉ちゃんの知り合いですか?」
「知り合い。なぎさちゃんの部下の川崎美緒です、よろしくね力也君」
「はい、えっと、姉ちゃんに何か用が、あるから来てるんですよね」
「そうだね、まあちょくちょく用なく来るけど今日は用があって来たんだよ」
「あぁ、じゃあ俺は帰らなきゃいけないのか…」
「力也君どうしたの?なぎさちゃんとなんか約束してたのかな?」
「約束はしてないんだけど…お母さんにずっと説教食らってて…」
「ほうほう、寝てないから早く寝たいって所かな?」
「そうです…」
「まあ、声変わりもしてない子が、一応聞くけど男の子だよね?」
「男です…」
「もしかして、力也君アポなしでここに来たことについて説教かな?」
「アポ?えっと、勝手に家抜け出して…」
「あ、それは怒られるかなぁ、お母さんに無断で出かけると怒られるってわかったからよかったんじゃないかな?」
「うん…」
「力也君は急に来ちゃったんだよね?理由は話せるかな?その前に入るけどいいよね?力也君コーヒー飲める?牛乳…はダメかな、砂糖だけだけど大丈夫?」
「え?わかるんですか?」
「まあなぎさちゃんの家はしょっちゅう来てるからねー」
「あー、姉ちゃんが言ってたとっても仲良しさん…」
お話中だけど、水が出ない事をどうにかしないと…魔法もダメって約束してるから…えーと…どうしよう…って固まってたら美緒ねーちゃんに見つかった…
「なぎさちゃーんおっはよー!うーん今日も可愛いねえ」
って美緒ねーちゃんにスリスリされてる。よし、わかんない事は聞こう!
「美緒ねーちゃん!水が出ないのはどうすればいいですか?」
「あにゃーやっぱり私はおねえちゃんなんだねええなぎさちゃんかわゆいいい!!」
完全に抱き着かれてしまった…私はもうダメだ…なぎさちゃん助けてー!
ゆーっくり話が進んでいます。カタシムリか私は。もっと流せよ…
設定なんですけど、君らそこまで出番回すつもりなかったのにね?
鏡あやめ34歳女。身長157cm体重42kg。東京都北区在住。エリのようにナイスボディ。妹は大好きだがそれ以上に今は息子に夢中。
あやめの夫は出す予定なし。存在も出す予定なし。息子の名前は力也。12歳中学一年生、女の基準がお母さん。
夫と妹なら妹を取るが息子になると息子を取る。なぎさの見た目で力也の性癖を破壊するかもしれない。
なぎさの見た目変化に大胆ねえと一言で終わらせる。うちの妹はやっぱり凄いんだと実感している。
そもそもなぎさは可能性の塊だと信じて疑ってない。母以上になぎさに優しい。毎月なぎさに仕送りしようとしているがそのまま返されているのでどうすれば受け取ってくれるか悩みに悩んで息子を使うか!と決意する前に、息子が脳破壊される。力也は脳破壊されて出番終わらせるかも。
って書いてあるんだけどね?君ら勝手に動きすぎなの何でなの?作者が馬鹿だからしょうがない?そうか…美緒に自己紹介しちゃうって事はこれからも鏡親子の出番あるって事?誰に聞いてるんだ私は。




