まあエリ、楽しんでこい
2000文字以下です!
本日2話更新!馬鹿か!?馬鹿だわ!!
「エリは、今どうなってます?」
エリは病院のベッドで寝ている。急に眠いから寝ると言ってスッまったので急遽ベッドに横たわらせた。よく寝る子だなとは思うけど今日みたいにこんなになる子じゃねえんだ。あっちで何かあったのか?だったら俺が何とかしてあっちに渡って…
「ガブリエ君、異世界に渡ろうとしてないかな?エリュアちゃん寝てるだけだから心配しないで、向こうの世界でも寝てるだけだよ。疲れてるんだね」
カエデ先生がそう言うなら…隣のかーちゃんが穏やかじゃねえな…
「封印しちゃえばいいわ」
物騒なことを平気でいうからなあかーちゃんは…まあ俺もそのつもりだったんだけどよ、カエデ先生が言うなら間違いはねえんだ。それはかーちゃんも分かってるだろうに…エリの事になるとホントにかーちゃんは頭悪くなるからなあ…
「アイナ君、エリュアちゃんとても楽しそうだよ、こちらの世界を忘れてるんじゃないかな?って思う程度にはね」
忘れてしまうほど楽しいのか、エリが夢中になれることがあるのなら、俺は問題ない。んだけどかーちゃんがどう思うか…
「そうですね、エリが楽しいならいいでしょ」
お?あっさり引き下がった。かーちゃんも成長してるんだな。…ちげえな、これはおそらく頭悪いままだからカエデ先生の一言で即封印しようとしてるな。
「なあかーちゃん、いつまでも俺達のそばにいなきゃいけないわけじゃねえし、もう少し冷静な心を持たねえか?エリが大事なのはわかるけどよ、大事すぎるのも問題だぞ?もうかーちゃんはエリの幸せじゃなくてかーちゃんの幸せの事しか考えてねえように見えるんだよ…」
「これに関しては私も同意するよ、全面的にね。アイナ君、自分の事しか考えてないよ、エリュアちゃんの事を考えてあげてほしいな」
「…」
俯いちまった。まあそれだけでも随分成長してるよなかーちゃんは。少し前だったらこんなこと言われてもカエデ先生ごとここを封印するところだったのにな。そうなるとめんどくせえんだよなあ…まあカエデ先生なら難なく組み伏せるだろうけど。
「…そうですよね、エリのために私も抑えないと…ねえおとーさん、私どうすればいいだろう?」
「アイナ君、日本には可愛い子には旅をさせよ、という言葉があるそうだよ。今エリュアちゃんは魂だけ旅をしているんだ。移住先は私が改めて保証するよ。エリュアちゃんの身体も心もしっかり成長させることが可能なとってもできる人だよ、キタジマナギサさんは。何かあれば、ああいやあったみたいだけど難なく片が付いたね。キタジマナギサさんのセンスかな?戦闘面においてもエリュアちゃんを受け入れるだけの包容力もしっかり持てる素晴らしい人だね」
「なにかあった…?」
「現地の人とトラブルがあったみたいだけど難なく片付いたよ。エリュアちゃんに万が一の事があったとしても問題ないね、…うん、ガブリエ君のセンスに丁度あっているのかな?」
「え?喧嘩でもありました?」
「喧嘩というか…うーん、子供がじゃれついてたところをあっさりねじ伏せた、といったところだね。キタジマナギサさんはそういう所においても負けなしなのかな?」
自慢じゃねえが俺は喧嘩は好きじゃねえ。一方的になっちまうから俺が手を出すことはしねえ、たまに俺を知らない馬鹿どもに攻撃受けるけど、俺がただ突っ立ってるだけでそういうやつらはどっか行っちまうからなあ。勝手に骨折れてたりするけど、それで俺のせいにされても困る。それ以上どうしろってんだと思ってな。当然俺の家族に仇なす奴に一切の容赦はしねえ。かーちゃんは魔術でやるけど俺は物理だ。でもエリには勝てねえな。カエデ先生にも勝てねえだろう。エリもカエデ先生も勝とうと思えねえしな。かーちゃんはまあどうにか押さえつけられるけど、エリは特にダメだろうな。今までわがままらしいこと言われた覚えがねえんだけどな、向こうでわがままが言えるようになれるといいな、見たことねえけど、キタジマナギサさん、俺たちのエリをよろしく頼む…
「さて、エリュアちゃんの様子はもう大丈夫みたいだね。えーと、車じゃなくてガブリエ君が抱えて帰るといいね。ベッドで寝かせてあげるといいよ。魂の中で眠ることを覚えたからしばらくこっちに帰ってくることはないんじゃないかな?一週間に一回私が君たちの家に行って診察するから、その時にエリュアちゃんに声を掛けてみるよ」
「はい、ありがとうございますカエデ先生」
シンディどうすっかな、と思ったらかーちゃんが何故か小声で「シンディは自分で帰ってくるわよ」と。多分それ小声の意味ねえと思うんだけどなぁ?カエデ先生しかいねえし、カエデ先生なら聞こえてるんじゃねえか?
かーちゃんが何を考えてるのかわかんねえけど、まあ邪悪な笑みではねえからいいのか…?
設定見て思ったんだけど、リッキー…君の設定中学一年生だったんだ…知らなかった…あと君はそんなに話に出すつもりなかったんだよ…あとてめえ私のなぎさにちゅーしようとしやがってこのマセガキめ…
ん?あれ?今の背景季節どこらへんなの!?…服買うときに思いつくでしょ、ホントになんも考えてないな私は…
こんな馬鹿でも小説書けますよー!君も書いてみよう!
もう設定の意味あんのかなあ?ってなってるけど設定ですよー。
とーちゃん
ガブリエ=ハザンバ
36歳男身長187cm体重252kg。見た目は誰が見ても凶器。筋肉ダルマなんか可愛い可愛い。戸愚呂弟300%でもまだ足りないくらいの凶器。破壊できないものはない、あらゆる方法でなんなら次元をも破壊する。家族に仇なすものは全て物理的に潰す。
エリュアのために国をエリュアの誕生日ごとに1つ潰しているがエリュアは全く知らない。見た目から凶器。筋肉も魔術も併せているので勝てない。
太陽以上の恒星をどれだけ物理的にぶつけたところで服が燃える程度。ブラックホール100憶程度は胃に飲み込める。
エリュアとかーちゃんにはなかなか勝てない。カエデ先生に頭が上がらない。エリュアの成長を願う心優しき破壊神。寿命は今のところエリュアがガブリエの魂を天に任せるまでどこまでも。地球の神々と話はできるが大抵会話にならない。
言語が違うしそこまで対応する義理はねえという思いだから。ニホンの言葉がわかる相手には優しい。概念でも現象でもなんでも殺せるが殺すのは圧倒的に有機物が多い。酒が好きなのではなくビールの味が好き。日本に来たらホッピー愛好会に入会しちゃいそう、そんなのあるかは知らないけど。でもアルコールが全く効果ない。親子そろって。
手先が器用なので結構かーちゃんの縫物を手伝ったりする。これエリュアは全く知らない。
この設定多分変わると思いますので、参考?程度にしておいてください。




