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(5)

そこに書かれていたのは、


「聖女は必ずしも王子と結婚しなくてはいけないということではない。しかしーー」というものだった。


(こ、これって…??)


その先を見ようとしたけれど、ページが破れていて読むことが出来ない。


(肝心なところでページが破けているなんて…)


私はがっくりと肩を落としてしまう。


(でも、この本に書かれていることが本当だとしたら…じゃあ、みんな勘違いしてるっていうこと…??)


私の力。

生まれた時から持っていた私の力。


この力がなぜあるのかを考えたことはなかった。


(知りたい)


胸にふつふつとそんな感情が湧き上がってくる。

それは、初めての感情だった。


村の人達に厭われた力。

未来を決められそうになってしまった力。


だけど、私の母もその母もそんな力は持っていなかったはずだ。


(なんで私だけ…?)


気になりだしたら急にどんどん気になってくるけど。


これ以上調べようがない。


私は途方に暮れながら、帰路に着いた。




***


お城の舞踏会への招待状が来たのはそんな時だった。


--

今日少し短くてすみません><

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