表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

放課後Lover

作者: Tsunaki

なんかドタバタしてますが、楽しんで下さると嬉しいです☆

「雪乃、俺のこと好きでしょ。」

いきなりなにを言うんだこいつは。

幸い教室には誰もいない。聞かれてないにしろ、何故にこうも堂々とそんな事が言えるのか、不思議で仕方ない。

「なに言ってんの?もしかして、クスリでもやっちゃった?てかここ、マイナスだよ。」

軽く受け流して間違いを指摘する。司はうげぇっと呻くと消しゴムをとった。

相当集中力が切れているのだろう。+を消して、また+を書いている。

「いやいや、先生。クスリなんかやってませんよ。」先生いうな気色わるい。と頭を叩くと、お前はMか、とでも言いたくなるいい笑顔で笑い、言った。

「リアルに。俺のこと好きでしょ。」

それは疑問形では無くて。確信をもった言い方で。

「・・・あんた、やっぱ馬鹿でしょ・・・」

「馬鹿じゃなかったら、わざわざ雪乃に放課後授業なんかしてもらわないし。」言ってる事は自虐的なのに、なんと呑気な口調。

「ふざけてると、あたし帰るから・・・。」

席を立とうとすると、腕を掴まれ引き戻された。

「まぁまぁ落ち着きたまえ雪乃くん。」

ストン、と言われるままに座り込むと、腕を掴んでいた腕が一気に引かれる。

「ひゃっ!」

ポスッと司の腕の中へ。

「ちょっ・・・!司!離してよ!」

その時、たしかに耳元に気配が。

「俺は好きだな。雪乃のこと。」

ぱっと手を離すと、司はニカッと笑う。

「じゃあねん!」奇妙なオネェ言葉と、

本当に触れるだけのキスを残して、司は行ってしまった。




イヤじゃ、無かった。




自分のこの気持ちが何を意味しているのか、

分かった瞬間、馬鹿みたいに笑うしかなかった。




司の言ってた通りだよ。

あたしは司が好きみたい。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 結構、ベタな話で恋愛はベタが一番ドキドキするので、 続きはどんなだろうな、と思って読んでいたのですが、 良い所で終わってしまい残念です 「・・・」は「…」と一マス分にした方がいいですよ
2009/10/09 20:09 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ