第三十九話 クリスマス’99
12月25日と言えばクリスマス。と、今となっては日本でも当たり前の今日であるがそれは人に限られたことではない。
艦魂達もまた人々と同じように楽しんでいた。
特に軍艦と言う性質状況あまり華やかになれない彼女達であるが、この日ばかりは船体(全身)も電飾で堂々と着飾る事が出来るのである意味人間以上に喜び、楽しんでいるのかも知れない。
そんなどことなく浮かれた雰囲気のなか、『キティホーク』は工事の関係で船体の装飾がなされていなかった。
この事にキティは流石に少し残念だとは思っていたが、その事について何時までも気にする余裕はなかった。
と言うのも、『キティホーク』のキティのもとにインディとアリスが来てから数日がたっていたのである。
「はぁ……」
「司令、もう少し休まれてはどうですか?」
頭を抱えながら疲れたようすで机によりかかるキティを見て、カーティスは心配そうに声をかけた。
ここ数日、キティは最低限の仕事をこなしそれ以外の時間はアリスと共に演奏の練習をしていたのである。
「そうはいってもね……」
あの後に聞いたジャックの話によればアリスは音楽学校に通っており、小さなコンクールで何度か入賞もしているらしい。
アリスのフルートの腕は特別いいというわけではなかったが、練習相手のいないキティにとっては非常にありがたい相手にはなっていた。
その事はキティ自身が一番理解しており、出来るだけ練習をしたいと考えていた。
キティは室内に掛けられているカレンダーに目を向ける。
シンプルなデザインであるそのカレンダーの25日の部分には赤く印がつけられていた。
キティにつられてそれを見たカーティスが気付く。
「そういえば今日ですね、アリスさんが帰るのは……」
「一応、ギリギリまで付き合ってくれるらしいけど」
そう言ってキティは机から小さな箱を取り出した。
「それは?」
「……一応、プレゼント」
カーティスの問いにキティは少し困った様子で答える。
中身はともかく箱の飾りつけはキティ自身が直接行ったものなので包みが飛び出していたり、リボンのバランスがずれていたりと不恰好であった。
どうも、料理もだが工作についてもキティは苦手なようだった。
「アリスさんにですか?」
「ええ、いろいろ世話になったし、きっとこれからも……」
驚いた様子のカーティスにキティは落ち着いた様子で話す。
アリスと顔を合わせるとどうしてもけんか腰になりがちだが、キティ自身としてはアリスのことは決して嫌いではなく、寧ろ好いていた。
それは、もしかしたら自分たち艦魂とは違がいながらも同性という彼女にとって特別な存在だからかもしれない。
そんな事を呟きキティはスッと視線を落とし、先ほどの不恰好な手元の小さな箱を見る。
その時、キティの部屋の前に誰かが転移するのを感じ取り、キティが視線を上げるとノックをせずにインディが入ってきた。
キティはせめてノックをするようにと話そうとしたが、それを遮るようにインディは首をかしげ話しかけてきた。
「どうした元気のない?」
「……ちょっとね、姉さんありがとう」
キティは注意するのをあきらめ、代わりに礼の言葉をかけた。
今回のプレゼントはインディが居なければ用意できなかったものであり、そのためにインディはキティの練習時以外はいろいろまわっていたのである。
「ああ、気にするな……」
そして二人の間に妙な間ができ、二人はそのまま黙ってしまった。
それを見ていたカーティスは何とかしようとインディに声をかけた。
「ところでインディ元帥はなぜこちらに?」
「ああ、アリスの準備ができたんでな呼びに来たんだ」
カーティスの問いにそう答えるとインディはキティに視線を向けた。
「さあ、最後の練習だ気を引き締めろよ」
「ええ」
インディの励ましにキティは静かに頷いた。
準備を終えたキティ達がやって来たのはプレハブが建ち並ぶ飛行甲板の一画だった。
そして、やって来たキティ達にアリスは何時ものように声を掛けてきた。
「時間がなかったのにずいぶんと遅いわね」
嫌味を含めたアリスの言葉に後ろにいたジャックが頭を抱えた。
これでまた言い争いが起きてその少ない時間が無くなってしまう。
しかし、キティは予想外な反応をみせた。
「ごめんなさいね」
キティはアリスに謝るとそのままフルートの準備を始め、アリスはキティの意外な反応に戸惑ったもののフルートを取り出してキティの隣に立った。
時間がないのは本当なので反応が無かったことをいつまでも引きずるわけにはいかなかったのである。
いっぽう、頭を抱えていたジャックはキティの反応に驚き、安心したものの同時に不安も感じた。
そして、邪魔にならないようにジャックの隣へとやってきたカーティスに声を抑えて話しかける。
「なんかキティいつもと様子が変じゃないか?」
「え、ええ、ちょっと緊張しているみたいです」
そう言ってカーティスは心配そうにキティとアリスに視線を向けた。
キティが反応しなかったのはおそらく、最後の練習であることとプレゼントの事で余裕がなかったからだろう。
「いまさらか?だいたい……」
「今は黙ってくれないか?」
不思議そうに首をかしげるジャックであったが、それを遮るようにインディが声を上げた。
ジャックは慌てて口をふさぎ、インディも深呼吸をして準備を進めているキティとアリスの二人を見る。
「じゃあ、始めるわよ」
「ええ、時間は大丈夫ね」
アリスの問いかけにキティは落ち着いて答える。
プレゼントの件もあるが、今はこの最後の練習に集中しなくてはならない。
しかし、それを揺さぶるような返答がアリスから返ってきた。
「もちろん、何かあったら海軍の艦魂たち総出でサンディエゴまで送ってくれるって聞いている」
その言葉にキティは驚き慌ててインディに視線を向ける。
『姉さん……いくらなんでもやりすぎよ。それ以前に実質不可能じゃない』
確かに、ここからハワイ、サンディエゴの間にいる艦船を利用すれば出来るかもしれないがさすがにそれは無理である。
というのも艦魂出る彼女たちならともかく、人間であるアリスをそんな長距離を何度もポンポン転移させるのは危険であった。
大方、アリスに時間を気にさせないようにするためについた嘘であろうが、さすがにこればかりは何かあった時の保証は何もできない。
しかし、キティの視線に気づいたインディはただ小さく手を振るだけだった。どうやら完全にキティに丸投げする気らしい。
そこまで考えたキティは思わずため息をつくが、そこにあらぬ方向を見ていたキティに今度は少し怒った様子でアリスが声をかけた。
「ちょっと時間ないんでしょ、おばさん」
アリスの呼びかけにキティはしばし沈黙してからアリスの方へと視線を動かすと真剣な表情で答えた。
「……はじめましょう」
『なんか調子狂うなぁ……』
先程と同じようにいつもと違うキティの反応に違和感を覚えつつもアリスはフルートを口に当てた。
隣にいるキティもまたフルートを構えると互いに視線を交わし演奏を始めた。
それからキティとアリスは本番で行う予定の曲目を一通り奏でるとそろって礼をした。
それと同時にジャックとカーティスが拍手をする。
「相変わらずスゲーな」
「キティ司令もですがアリスさんも最初のころよりよくなっていますね」
「そうなのか?」
カーティスの話にジャックは拍手をする手を止め、首をかしげた。
元々、音楽関係に疎いジャックにはよく分からなかったが、カーティスにはわかっていたらしい。
「むぅ~、私だって頑張っているのよ!」
アリスはそう言うとムッと頬を膨らませジャックをにらみつけた。
実はアリス自身もキティと一緒にいるとき以外にも密かに練習していたのである。
ちなみに練習する時にはカーティスやケインといった駆逐艦の艦魂たちが一緒にいたり、もしくは陰からほかの人間に気付かれないようにと見守っていた。
そのような努力に気付いてもらえなかったことにアリスは拗ねてしまい、ジャックはなんとかなだめようとあたふたし始めた。
そんな、3人とは別にキティとインディは少し離れたところで話を始めていた。
「よくなったな」
「うん、まだ微妙なところもあるけれど後は何とかなるかも」
そう言ってキティは自分が持っているフルートに目を向けた。
かなりの無茶ぶりではあったが、アリスとの練習は思ったよりも効果があったらしくインディに話した通り、なんとかそれなりの物には出来そうである。
その言葉にインディも安心したらしく、優しくキティに声をかけた。
「そうか……私はまだしばらくいるから付き合おう」
「ありがとう」
キティの礼で話も一区切りできたので、インディは話を変えた。
「で、あれはいいのか?」
「ええ、今から……」
そう言ってキティはプレゼントを取り出そうとしたが、誰かが転移してくるのを感じとりそちらへと視線を向けた。
インディもつられてそちらに視線を向けると転移の光と共に一人の影が飛び出してきた。
「キティお姉ちゃ~ん!!」
飛び出した影は泣きじゃくるように声を上げ、そのままキティに抱き付いた。
突然のことに離れていたジャック、アリス、カーティスの3人も何事かと駆け寄ってきた。
キティに抱き付いていたのはキティよりも少し幼いくらいの少女で、きれいなブロンドの髪は色とりどりのリボンでまとめられていた。
彼女はキティの妹の一人で、CV-66『アメリカ』の艦魂であった。
キティの妹の中で有一退役している彼女はインディ同様ある程度自由な転移が可能であったが、こうしてキティのもとにやってくるのは初めてだった。
「どうしたのアミー!?」
突然の妹の来訪にキティは驚きを隠さず話しかける。
アミーが泣きながらここまで来るということは何かしら大きな出来事が起こったことを示していた。
しばらく泣いていたアミーだったが、少し落ち着くと小さな声で話し始めた。
「……ぐすっ、サラお姉ちゃんが、サラお姉ちゃんが……」
その言葉にすぐさま反応したのはキティではなくインディだった。
「サラ姉がどうしたって!?」
「姉さん落ち着いて!」
インディはアミーをキティから離し、肩をつかんで揺さぶったのである。
それ見てキティは慌てて止めに入り、ただ様子を見ていたカーティスとジャックもキティを手伝いアミーからインディを離した。
そのショックが幸いしてかアミーは先ほどよりも落ち着きを取り戻し、今度は首を横に振った。
「違うの……サラお姉ちゃんが……」
アミーの言葉を聞き逃すまいとその場にいる全員が耳を澄ませた。
そして、アミーはその内容を思い出したのか再び涙を流しながらしかし、笑顔で話の続きを言った。
「サラお姉ちゃんがフォルお姉ちゃんとまだ一緒にいられるんだって」
その言葉の意味を理解するのに一瞬の間ができるが、すぐにジャックとカーティスが反応した。
「おい……」
「それって……」
サラは現在、実験用艦として処分が下されているが、そのサラが保管中のフォルが一緒にいられるということはつまり。
「サラお姉ちゃんの処分がなくなったの!」
そう言ってアミーはワッと再び、しかし先ほどよりも大きな声で泣き始めた。
そう、アミーが泣いていたのはサラの身が、無事であることを喜ぶ、まさにうれし泣きであった。
一方、アミーの言葉の意味に一同はしばらく静かになったが、理解してきたのかふいにキティがその場に倒れこんだ。
「キティ!」
それをあわてて支えたのはジャックであったが、キティとは別の重みを感じちらりと隣のインディを見る。
どうやら彼女もキティと同じように足の力が抜けてしまったらしい。
もっとも、ここで崩れないのは一番の年長者としての意地であろうか?
ジャックは視線をキティに戻し様子をうかがうと、キティは首を振った。
「ごめんなさい、ちょっと驚いちゃって」
そう話すキティの目は潤んでいたが、それについては誰も触れなかった。
キティはそっと目元を拭うと深呼吸をして立ち上がり、蚊帳の外状態だったアリスのそばに歩み寄った。
「な、何よ」
「無理やり練習に付き合わせてしまったのにごめんなさい」
そう言って深々とキティは頭を下げた。
「私が言い出したようなものだから別にいいわよ、それにあんたのお姉さんえっと……『サラトガ』だっけ?よかったじゃない」
先ほどの練習の時と同じようにいつも以上に丁寧なキティにアリスは戸惑いつつもキティに言葉をかける。
なぜ、今回のように練習することになったかはインディから話を聞いていたが、やはり実際にこのように喜ぶ様子を見ていると本当にキティ達にとって大事な事だったのだとアリスは改めて感じていた。
だからこそアリスにとってキティへの恩返しはうまくいったといえるだろう。
「ええ、それも含めてのお礼だから受け取って」
そう言って、キティはリボンで申し訳なさそうにラッピングされた箱をアリスに差し出した。
「……っ」
「本当はクリスマスプレゼントだったんだけど……」
「ありがとう……あけていい?」
アリスの問いにキティが頷くと、そのままアリスはラッピングを解いて箱を開けた。
「これは……」
箱を開けるとそこには少し古め型であったが、新品の携帯電話が入っていた。
「インディ姉さんに頼んで用意してもらった私達艦魂用の携帯よ」
キティとしては見た目を最新機種にしたかったのだが、つい最近帰港したばかりの自分に最新機種を持っている乗組員がいるはずもなく、それらの中でも一番新しいのを参考に製作したのであった。
「それって……」
「それだけキティが感謝しているってことだ」
そう話すのはインディで少し恥ずかしそうなキティの肩をポンと叩くと、そのまま離れた場所にいたアミーの元へと歩いていった。
アリスは手元の携帯とキティを何度か見比べると呟くように口を開いた。
「……これから暇なときはいつでもかけるから後悔しないでよね」
「ええ、覚悟はしてるわ」
アリスの言葉に困った様子で、しかし、どこか嬉しそうにキティは答えた。
キティが生まれて40年近くが経つが人間にこの様な大きなプレゼントをするのは初めてであり、きちんと受け取ってもらえた事が嬉しかったのである。
そして、キティはアリスに簡単な使い方とルールの説明を始めた。
その二人の様子にジャックはどことなく安心し、カーティスもケインと二人で静かに喜び合った。
が、それも長くは続かなかった。
「そう言えば、お兄ちゃんとも話させなさいよ」
アリスから発せられたそれは当然といえば当然の事であったが、それにキティは即座に反応する。
「それはダメよ!」
間髪入れずキティから返された返答に今までの穏やかな雰囲気から、一気に険悪な雰囲気へと変わる。
「ええ、お兄ちゃんと話せるのって日本にいる時くらいなのよ!せっかくなんだからいいでしょ!!」
「それはそれ、そこは譲れないわよ!私だってジャックと一緒にいられる時間はほとんどないんだから……」
キティとてジャックといられる時間は限られており、その大切な時間をさらに割かれるのだけは許せなかった。
しかし、アリスもまた声だけとはいえジャックと一緒に共有できる時間が欲しいので引くことはない。
どんどんと加速する二人の論争に、その引き金となったジャックが間に入ろうと声を上げた。
「二人とも落着け、俺の意見はまず……」
「「今は黙ってて!!」」
「あ、はい」
結局、二人の勢いにのまれジャックは後退。カーティスとケインも何とかしようと画策を始めるが、あの二人の論争の輪に入れるかと言われれば難しそうである。
離れた場所でインディはそのように現状を分析しながらあえて入ろうとはしなかった。
と言うのもサラのひとまずの無事が分かり、今までどことなく張っていた気をしばらく和らげたかったからである。
もちろん、もうしばらくすれば止めに入るつもりである。
インディがそう考えていると隣にいたアミーが嬉しそうに声をかけてきた。
「そういえば、お姉ちゃん結構無理したでしょ」
「何のことだ?」
インディはとぼけるように答えるが、アミーは気にした風もなくズバリと核心をついてきた。
「キティお姉ちゃんの携帯を使う利用許可」
アミーの言葉にインディは思わず目をそらすが、アミーはそのままジーとインディの様子を見ている。
どうやら、退役後の生活が長いアミーにはその方面の情報収集に関してはインディが思っているよりも強いらしい。
「ん~、まぁ、風当たりがなぁ……」
参ったといった様子でインディは本音を漏らす。
実際、今回はインディ自身もやばいと思いつつ、キティのためにいろいろと関係する艦魂に話を通したのである。
身内である先輩空母達はもちろんであるが、正直なところ苦手であるアイオワ四姉妹にまで頭を下げて許可を取った。
もっとも、一部からはインディの無茶ぶりに許可を下さない艦魂もいたが、何とか許可を取ることはできたのでインディとしては満足であった。
しかし、そんなインディ様子をうかがいつつ、アミーは少し困った様子で声をかける。
「でも、フォルお姉ちゃんが少し怒っていたから戻ったら直接謝ったほうがいいよ」
その言葉に疲れたが満足といったインディの顔が一気に青くなった。
姉であるフォルが怒っている。これはこちらが無理を言っていた以上まだわかるのだが、それを話したのがアミーというのが問題だった。
なんだかんだでフォルはアミーとエンター、ケティの3人には怒っている姿をほとんど見せたことがない。
いや、正しくは怒っていてもよほどのことがない限り表に出さないようにしているのである。
つまり、そんなフォルがアミーに怒っていることを見せるということは、相当怒っていると言うことをアミーが気づかずに話しているのであった。
「なんか、オーリスさんたちも色々手伝ってくれたみたいなことを言っていたし」
「げっ……」
どうやら、ご立腹なのはオリスカニーをはじめとした先輩空母陣への負担が大きかったのも含まれているらしい。
インディは頭を抱えその場へとしゃがみこみ、『帰るのは年越しの後でもいいか』と考えてしまうが、それはそれで更にフォルの怒りを買いそうだ。
「でも、お姉ちゃんにはまだ話さなくていいよね」
ゆっくりするどころかさらに気が張る状況になって困惑するインディであったが、アミーの言葉にいまだにアリスと論争を続けるキティへと視線を移した。
キティが横須賀の配備になってまだ一年と少し、退役まではまだ時間もあるはずである。
そう考えればあえて話さないで置いた方がいいかもしれない。
「ああ、少なくともこの話はキティ達が退役して、のんびり出来るようになってからだな」
そうすればこの話を笑い話の一つにでも出来るだろう。
その時はフォル姉妹とキティ姉妹、いっそエンターも混ぜて9人で話してキティの藩王を見るのも面白いかもしれない。
インディはそう心に決めるとキティの方へと歩き始めた。
さすがにこのままではアリスとの約束通り、さらに無理をしてアリスをアメリカまで届けなくてはならなくなりそうだ。
こうして工事用のテントが立ち並ぶキティホークの飛行甲板での騒ぎとともに99年のクリスマスは終わり、20世紀最後の年を迎えることになった。
第二十五回 アメリカ合衆国海軍特別広報放送局~略して魂~
キティ「どうも、前回よりは期間が短くなりましたが7ヵ月ぶりにお目にかかりますキティホークです」
カーティス「覚えていますよね?カーティスウィルバーです。そして今回のゲストは……」
インディ「前回同様、インディペンデンスと」
アミー「たまテレに久ぶりに登場のアメリカだよー」
キティ「という事で今回はこの4人でお送りしたいと思います」
アミー「今回も作者さんは来ないの?」
カーティス「いえ、呼ぼうとしたのですが……どこにいるか分からなくて」
アミー「どういう事?」
インディ「……おそらくデカい武器と防具で身を固め、さらに最大6匹のモンスターをポケットにおさめて狩りだのバトルであちこちを回っているんだろう」
アミー「ああ……執筆中小説の最終更新が9/14で止まっていたのってそういう理由ですか」
カーティス「パソコンにあまり触れないので厄介ですね」
キティ「でも最近は木曜の22時位から見かけるようになりましたね。会うたびに書くように急かしましたけど」
カーティス「なにありましたっけ?」
インディ「某動画サイトでアレを見ているんだろ、テレビで見ることが出来るのは日曜の夜らしいからな」
アミー「えっと、蒼……」
インディ「おっと、あえて言わせないぞ」
アミー「何で?」
カーティス「ここに来る人は見ているでしょうからね」
キティ「作者さんも放送前に発売していた原作を全巻買ったみたいですね」
アミー「うわー、後で見せてもらお~」
インディ「漫画とアニメでは話が違うからそこだけは気を付けろよ」
アミー「はーい……インディお姉ちゃん詳しいね」
キティ「そう言えば……」
カーティス「そうですね……」
インディ「……いいだろ、別に」
一同「「「……」」」
インディ「黙るなっ!」
カーティス「すみません少し意外でしたので」
インディ「退役して時間が出来たからな」
キティ「あ、私も……」
アミー「キティお姉ちゃん、物語と現実の時間が混ざってるよ」
カーティス「今更な気がしますけど……」
インディ「ともかく、今回も作者は来ないという事でいいな」
キティ「ええ、確かにこのままだとただの現状報告ね」
カーティス「今回の話関連だとなんでしょう」
アミー「アリスさんやサラお姉ちゃんの事?」
インディ「アリスはあの後なんとか飛行機に間に合ったそうだ」
アミー「インディお姉ちゃんすごい必死だったもんね……」
キティ「サラ姉さんはニューポートの寄贈艦保管所でフォル姉さんと一緒ね」
カーティス「現実時間では場所が変わってますけどね」
アミー「そうなの?」
キティ「作者さんグーグルマップで時折、退役空母めぐりしていますからね」
インディ「東海岸めぐりが大変だと言っていたな」
カーティス「まぁ、皆さんバラバラですからね」
キティ「興味のある方は是非探してみてくださいね」
アミー「で、これからの予定は?」
カーティス「次回からは本編最後にあるように2000年からですね」
キティ「とはいっても、私自身の大きな動きはないのよね……」
インディ「2000年は中東配備も無く東南アジア周辺の活動だけだったからな」
アミー「案外、2001年まで一気に飛んだりして」
カーティス「それは絶対にありません!」
キティ「カーティス、本番中よ」
カーティス「す、すみません」
インディ「らしくないな」
カーティス「と、とにかく今回の魂テレはここまでです」
インディ「は?」
アミー「えーっ!?」
キティ「次回もお楽しみに!」
インディ「わ、私たちのこと忘れるなよ!」