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第三十四話 姉妹だからこそ…… 

前回、演習をするというところできりましたが、諸事情により演習シーンはありません(え

しかも、内容がかなりグダグダになってますのでお気をつけください。


どこまでも青く広がる海をVAW-115『リバティベルズ』所属のE-2C『ホークアイ』のパイロットは眺めていた。

後部座席では3人の電子システム士官が、空母から上がって来た航空機の対応に追われてんやわんやの様子であるが、機体を操縦するのが仕事の彼には余裕があった。

もちろん、何があるかわからないので目視確認は怠らない。

いくらレーダー技術が発達しようとも、最後の最後に頼りになるのは人間の目である。

そんな彼が見つめる眼下の海に、1本の白い線とグレーの巨大な船、彼らの母艦である『キティホーク』が見えてきた。

艦尾から延びる白い波の帯の長さから考えると、ほぼ全速力に近い速力で航行していると言う事が見て取れる。


「今日も絶好調みたいですね」


隣に座るコパイ(副操縦士)の言葉にパイロットは苦笑しながら頷いた。

彼らの目線の先で、海上を疾走するキティホークは、甲板を傾けながら大きく旋回を開始する。

甲板の上には数機の艦載機や甲板作業用の車が見えるが、固定されているため甲板の上を滑ることなくその場から動かない。

最も、艦載機のほとんどは空に上げられており、後部座席にいる3人の電子システム士官が目まぐるしく指示を飛ばしているのは、その航空管制のためである。

パイロットは母艦から少し視線をずらすと、その後方を追いかけるように護衛の駆逐艦が旋回しているのが見てとれ、遠目には同じ様に旋回をする巡洋艦が見えた。

その様子を見る彼らの心に不思議な感情が芽生える。

艦載機のパイロットである彼らが、この様に機動訓練を上空から眺める事は少ないものの、全くないわけではない。

しかし、いつみても満排水量が8万トンを超える巨艦が、全速力である30ノットに近い速度で航行する様は不思議と心を震わせる。

その時、機長である彼は後ろにいる管制官から声を掛けられた。


機長キャプテン、高度を2000上げてください。方位0-2-0から第二航空団の奴らが来ています」


了解ラジャ


彼は、そのまま操縦桿を引き機首を上げた。

高度が少しずつ上がる中、もう一度彼は眼下の大海原を航行するキティホークと付き添いの二隻、カーティスウィルバーとチャンセラーズヴィルを眺める。

お互いの距離が離れているのが、この高度からでもよくわかるが、彼は視線を更に遠く、水平線の方へと向けた。

そこにはキティホークの同型艦である、コンステレーションの姿が小さく、かろうじて見えるが、その戦力の規模はまったく違った。

コンステレーションを基幹とし、ヴァリーフォージを含むタイコンデロガ級巡洋艦2隻、アーレイバーク級駆逐艦1隻とスプールアンス級駆逐艦1隻、O・H・ペリー級フリゲート1隻、ロサンゼルス級攻撃型原子力潜水艦2隻、更に直接の護衛戦力ではないが共に行動できるサクラメント高速補給艦も1隻。

これこそ、多種多様の任務をこなす、アメリカの現代版機動部隊の一つである『コンステレーション空母打撃群』である。

現在は実戦と同じ様に陣形を展開しているため、そのすべてを見る事が出来ず、貫禄のある空母打撃群を想像する彼であったが、すぐに『キティホーク』へと目を向けた。

そこには、白波で大きな円を描いていく『キティホーク』がいたが、その様子がどこか、嬉しそうにしていると彼は感じた。




旋回のため傾く船体の上でキティは、顔色変えずに立っていた。

現在、キティホークは自身が出しうるほぼ限界の速度で機動訓練を行っており、周囲で護衛している艦船もキティホークに会わせ、旋回していた。

空母が艦載機を発艦するとなれば風上に向かって全速力で航行しなければならず、当然ながら空母を護衛する艦船も皆その動きに合わせなければならないので当然の行動であるが、陣形を崩さずに行うのは至難の業である。

旋回を終え、周囲の艦船も無事に付いて来ているのを確認して一段落すると、キティは「フゥ」と息をついた。

8年前に艦齢延命工事を行ったとはいえ、船体への負担が大きい機動訓練は身にしみる。

しかし、キティはその本音を漏らさずに深呼吸すると水平線へと目を向けた。

そこには小さく見えながらも、自分キティホークと瓜二つのシルエットを持つコンステレーションが大きな白波を立てて航行していた。


「コニーもやるわね」


先ほどからかい半分で機動訓練についてくるようにと言ったが、きちんとついて来ているのにキティは苦笑いを浮かべ、ふと後ろを振り返る。

自分が立つ位置よりも少し高い位置にある黒縁の煙突から黒色の排煙が漏れている。

それはキティホークが原子力艦ではなく通常動力艦である事の証であるが、キティの表情は暗かった。

キティホーク級はウェスティング・ハウス社製の蒸気タービン4基から生み出される28万馬力の力により、その巨体を動かしているが、アメリカ海軍の通常動力空母はキティホークを含めもう3隻しかいない。


「後……」


顔を俯き、何かを呟く彼女の頬を風が過ぎ去って行った。




その後、演習を終えたキティは少ない時間を割いてもらいコニーに自室へと誘った。

キティはコニーにお茶を出すため支度をするが、コニーは「別なに構わないっすよ」と言う。

しかし、いくら姉妹とはいえ司令クラスを無理やり招いておきながら、何もしないというわけにもいかない。

そして何より姉妹の久しぶりの再開である。現在は昔と違い空母1隻で戦闘群が成り立ってしまうので、こうして姉妹同士が顔を合わせる機会は極端に少ない。

まして日本へ配備されたキティが他の空母と会うとなると、更に機会は減るだろう。

キティは手早くお茶を入れるとコニーに出した。


「はい」


「ありがとうっす」


コニーはキティに礼を言うと、カップを口へ運ぶ。

久しぶりに飲む、姉が入れたお茶にコニーは満足した様子だった。


「やっぱり姉貴の紅茶はうまいっす!」


コニーの笑顔にキティも「良かった」と笑顔を返す。

するとコニーは先ほど会った時にも見せた手紙を取り出し、テーブルに置きキティに声を掛けてきた。


「姉貴……どうしたんすか?」


「別にどうもしていないけど……」


キティは普通にふるまうが、コニーは首をかしげた。

確かにいつもと変わらないのだが、どこかに違和感があるのをコニーは感じていた。


「さっき会った時も感じたんすけど……なんかあったんすか?」


「少し……ね」


そう言ってキティは手に持っていたカップをテーブルに置き、コニーが持ってきた手紙を見た。

それは今回の任務のため出港する際、キティが しらねに頼んでコニーに渡してもらった手紙だった。

その内容は標的艦として実験処分される義理の姉であるサラについて書かれたもので、サラへ自分達が何をしてあげられるか相談したい、というものであった。

手紙を書いた時の事を思い出しながらキティは、息をついた。

これを書き、横須賀を出るまでの自分と、今の自分とでは考え方や感じ方がどこか違うと感じていた。

昔馴染みのパーシーに会い、義妹のエンターに会い……

しかし、それ以上に自分の気持ちを動かしたのは、きっとこの理由だろう。


「コニー、ホミーさん。覚えてる?」


「……うん」


キティの言葉にコニーは静かにうなずいた。

ホミーとは、『ガルベストン』級ミサイル巡洋艦の3番艦こと元『クリーブランド』級軽巡洋艦20番艦『オクラホマシティ』の艦魂の事である。

彼女はアメリカがベトナム戦争の際、本格的に介入する事となったトンキン湾事件発生時に第七艦隊旗艦を務めており、事件発生後は25日間の警戒態勢を行い現場の艦魂達をまとめていた。

ホミーの性格はサラと似ており、聞いた話ではクリーブランド姉妹の中でも1、2を争う程明るかったと言う。

そして、彼女は先のタンデムスラストで、標的艦としてその艦生を終えた……


「もしかしたら、サラ姉さんと被せていたのかもしれないわ……」


本当はタンデムスラストの演習の折に会う予定でいたのだが、コソボ紛争からの一連の動きにより結局、会う事は叶わなかった。

同じ様な事をキティは何度か経験していたが、今回はサラの事もあり神経質になっていたのかもしれない。

キティの話を聞き、コニーもまた何かを考え始めた。


「トルさんはどんな気持ちなんすかね……」


コニーが口にしたのは存命中のホミーの姉妹であった。

トルとは『ガルベストン』級ミサイル巡洋艦の2番艦こと元『クリーブランド』級軽巡洋艦21番艦『リトルロック』の艦魂の事で、現在はニューヨーク州のバファローで記念艦となり余生を過ごしている。

最盛期は27隻いたクリーブランド姉妹も現在となってはトル一人だけである。

一応、クリーブランド級の船体を元に建造された軽空母『インディペンデンス』級7番艦にして最後の存在である『カボット』も現在、保存運動が行われているが、あまりいい話は聞こえていない。


「ごめんなさいね、コニー。こんな話をしちゃって」


謝るキティにコニーは首を振った。

もし同じ立場であったなら、自分自身もキティと同じ様な心境になると思ったからだ。


「姉貴は、サラの姉貴とホミーさんを重ねたんすよね……」


「ええ……」


コニーの問いにキティは少し情けなく答えた。

自分からサラについての手紙を送っておきながら、この体たらくである。

しかし、落ち込むキティに掛けられたコニーの言葉は意外なものであった。


「だったら仕方がないっす」 


「コニー?」


驚いたキティが目を向けると、コニーは少しもじもじしながら話し始めた。


「自分も、きっと同じ気持ちになったと思うっす……だから、謝らなくていいっすよ、姉貴」


コニーはそう言いきるとキティに笑顔を見せた。

それはコニーにとってキティは有一無二の同型艦ちのつながる姉であり、コニー自身が有一の妹であった事の思いからである。

一方、キティと言えばコニーの笑顔と言葉に、横須賀でフォルと話した時の事を思い出していた。

あの時もキティは同じ様に自分自身で悩みを抱え込んでいた。

抱え込んだ内容こそ違えど、結局はキティ自身の受け取り方の問題である。

そこまで考えるとキティは無意識に口元に笑みを浮かべた。


『半年前と同じ過ちを繰り返すとは……情けないわね』


分かったつもりが結局は分かっていなかった……そう考えると、呆れるどころか思わず笑ってしまいそうになる。


「どうしたんすか姉貴?」


不思議と笑みを浮かべている様子に気がついたコニーが、不安そうに続ける。


「すぐに自分で悩みを抱え込むのが姉貴の悪いところっすよ!この前もフォルの姉貴から聞いたっすよ」


その言葉にキティは驚いたが、妹思いであるフォルの事を考えると納得した。

おそらく同じような事にならないようにと、太平洋に配備されキティに最も合う確率の高いコニーに伝えていたのだろう。

そして、キティは笑みを隠そうともせず答える。


「フォル姉さんに同じ事を注意されたのに、直せない自分が情けないと思っただけよ」


「本当すか?」


「ええ、少なくとも今は……ね」


キティは先ほど置いたカップを取り口元へと運んだ。

しばらくジッとキティを心配そうに見ていたコニーであったが、先ほどの様などことなく重苦しい空気が無くなったのを感じ取りフゥと息をつく。

そしてキティ同様、カップを取り口元へと運ぶが、口に触れる寸前でポツリと一言を呟いた。


「姉貴には、ほんと~に感謝しているんすからね」


キティがいつものように戻って安心したのか、コニーは今まで思った事を話しだした。

この手紙を見た時、コニーがとてもうれしかった事。

みんながどこか落ち込む中、キティの手紙は彼女コニーを元気づけた物であったという事……。


「コニー……」


「だから、姉貴。何かあっても一人で抱え込むのはもうやめてくださいっす」


コニーの思いの詰まった一言にキティは口を開きかけたが、詰まってしまった。

そして、少ししてからキティは困惑した様子で答えを出した。


「……難しい事、言ってくれるわね」


それが、キティが最初に行きついた答えであった。

今までのキティ自身の考え方から考えれば、そう簡単に変えられるものとは言い難かったためである。

一方、コニーと言えば、どうやらその答えを予想していたらしく意地らしく言い返した。


「それさえ直れば、姉貴はもっといい姉貴になれるんすから」


その言葉にキティは『参った』と手をあげた。


「分かってるわよコニー。とりあえず、努力はしてみるわ」


「不安のある言いかたっすね」


あまり前向きでないキティの言葉に不安そうにするコニーであるが、キティはコニーに対し問い返した。


「じゃあ、聞くけど貴方も同じ状況だったら何て答える?」


その問いにコニーは即答しようとするが、ムッと口を閉じる。

真剣に見つめるキティに対し、しばらく口を閉じていたコニーが渋々答えた。


「……同じ答えっすね」


「でしょ」


結局、いくら心に定めようとしても、何かかしか、自分の心に抱え込んでしまっている事に気づいたコニーはガクッとうなだれた。

そんなコニーの肩をたたきながら、キティは話しかける。


「これからは気をつけるようにするから、ね」


キティの言葉にコニーは頷くと、真剣な視線でキティを見つめた。


「姉貴……約束っすよ」


「分かっているわよ、コニー」


ただ、見つめ会う二人。

しかし、二人にはそれで十分だった。

やっと、安心したのかコニーは深呼吸すると、いつもの様な明るい口調でキティに問いかけた。


「サラの姉貴の事っすけど、どうするんすか?」


切り替えの早いコニーの態度にクスリとしながら、キティもコニーにも負けず劣らず、いつもの様な落ち着いた声で答える。


「手紙にも書いていたけど、やっぱり演奏会がいいと思うの」


キティは自分たちに出来る事ならば、と演奏会を考えていた。

と言うのも、キティを始めとするアメリカの空母の艦魂達は何かしら得意な楽器を持っており、この前のフォル達のようにパーティや交流会などで演奏する事もしばしばである。

ちなみにキティが最も得意とするのはフルートで、同じくフルートを得意とするレンと組むこともあった。

そんなことも考えていると、コニーも顎に手を当てながら頷く。


「自分も一応、考えたっすけど、やっぱりそうなるっすね」


「でも、そうなると時間を合わせるのが大変よね」


演奏会をやるならば当然、練習をしなければならない。

個人でやる分は構わないが、きちんと息を合わせた演奏をするにはやはり共に練習するのが一番である。

しかし、早期退役したアミーはともかくキティ達は未だに現役であり、所在する位置もバラバラで練習するにも時間がほとんどない。

そして何より……


「時間が出来たとしても、練習場所が問題っす」


「そうね……それに、サラ姉さんには出来るだけ秘密にしておきたいし……」


「そうなると、まずアミーは無理っすね。近いからサラ姉さんが一番やってくる可能性が高いっす」


コニーの案にキティは頷く。

場所が安定しているという意味ではアミーが確実であるが、サラのいる場所と近く、遊びに来る可能性もキティ姉妹の中では最も高い。

何か手はないかとキティが考えていると、ある事を思い出した。


「フォル姉さんに頼のんで、練習中は来ない様にしてもらうのはどうかしら?」


現在、フォルとサラ。

正しくは『フォレスタル』と『サラトガ』はともに同じ場所にいるのだ。

いつも一緒にいるので、練習の時だけうまく誤魔化してもらおうと考えたキティ出会ったが、コニーは首を振った。


「フォルの姉貴もニミーやトルンのことで、忙しいらしっすから難しいかもしれないっすよ」


「そ、そうだったわね……」


コニーの言葉に、キティはしまった、と頭を抱えた。

退役したとはいえ、フォルは世界初のスーパーキャリアーであるため、経験は誰よりも深い。

無論、大戦を戦いぬいたオーリス達に比べればまだまだであるが、スーパーキャリアーとしてならば右に出る者はまずいない。

そのため、現在も建造が続いているニミッツ級の艦魂や、任務を終え本土に戻り休息をとっている艦魂に下で教壇を取っていることも多いのだ。

特に最近は炉心交換中のニミーへの気遣いや、去年就役したニミッツ級7番艦である『ハリー・S・トルーマン』の艦魂、トルンへのアドバイスで忙しいらしい。

実際、フォルが現役の時にもキティやコニーも同じ様にフォルに基礎を教えてもらっていた。


「時期が時期なのでサラの姉貴が、フォルの姉貴について行くのも考えづらいっす」


「それもそうね、となると……」


それからキティとコニーの二人は、今後どうするかについての話を進めて行った。

いつ、どこで練習するか、それぞれのスケジュールはどうなっているか……。

時折、笑い声が聞こえるその会話が、別れる直前まで行われたのは別の話。

しかし、その笑顔の裏には先ほど二人が話していた『心に抱える問題』の影がひそめていた。

そして、それは二人とも知った上での事、今はとりあえず笑顔でそのことから離れていたかったからである。

第二十一回 アメリカ合衆国海軍特別広報放送局~略してたまテレ

『緊急:三ノ城公開審議Ⅱ!』


キティ「皆様、お久しぶりです。キティホークです」


カーティス「同じく久しぶりのカーティスヴィルバーです」


キティ「前回に引き続き、今回の魂テレは作者さんの公開審議を行いたいと思います」


カーティス「前回はカウスさんでしたが今回は?」


キティ「今回は……あら?」


カーティス「どうかしました!?」


キティ「台本がないの」


カーティス「急いで探し……」


???「ちょっと、待てぇぇぇぇぇぇぇぇい」


キティ&カーティス「「作者さん!?」」


三ノ城「今回の公開審議はなしだ!」


カーティス「どうしてですか?」


キティ「まさか、作者さんが台本を!」


三ノ城「フフフ……近からずも、遠からずだ」


カーティス「それはどういう……」


三ノ城「フフフ……聞いて驚くなかれ」


キティ「じらさないでください!」


三ノ城「良かろう……今回審議しない理由は」


キティ「理由は?」


三ノ城「………審議内容を忘れたため、だ!!」


キティ「……………」


カーティス「…………」


三ノ城「……やっぱり、今回のグダグダを謝るべき…ギャアアアアアアアアアアアアアアア!!!」


キティ「三ヵ月も更新しないからですよ」


カーティス「メモも取っていませんでしたからね」


三ノ城「だから、ごめ…ギョワアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」


ガシャッ(三ノ城が何かを落とす)


キティ「あら?」


カーティス「カメラですね」


キティ「トム、ホーネット、ストップ!」


三ノ城「た、助かった……のか?」


カーティス「それは司令への答え次第だと思います」


三ノ城「や、やっぱり?」


キティ「直球で聞くのですぐに答えてくださいよ」


三ノ城「はい……」


キティ「このカメラは何ですか?」


三ノ城「……日曜に近くで、護衛艦の一般公開があったので……その……撮影に……」


キティ「なるほど」


カーティス「誰が来たんですか」


三ノ城「……『こんごう』と『すずなみ』が……あと、『ラッセル』も……」


カーティス「!?」


キティ「『ラッセル』って、カーティスの妹よね」


カーティス「はい」


三ノ城「この度は、貴重な体験をさせていただいました。あ、写真の一部は艦魂会に投稿したので是非見てください」


キティ「そうですか……では、感想を一言」


三ノ城「え゛っ」


カーティス「一言も言えないんですか?」


三ノ城「……錆が目立ってた」


キティ「……カーティス程々にね」


三ノ城「やっぱ言うんじゃなかっギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」


キティ「口は災いのもとですね。では、今回はこの辺で失礼します」


コニー「今回の更新から艦魂系の作品の感想欄をフリーにしたっすから、意見・感想まってるっすよ~(『はるな』のはだいぶ前からっすけど)」


キティ「コ、コニー!?」


コニー「奇襲成功っす!」


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