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第九十八弾 仮定の話
「レオナさん、仮定の話です。もしも、もしもですよ? リーネの読心術がバレたら……リーネは、どうなるんですか?」
「…………別に、どうもしませんよ? その時は、私が全力でリーネ様を守りますので。ですが、どうしてその様な事を聞くのです? まさか、キッドは約束を守る自信が無いとでも?」
「そんな訳ありませんよ! 約束は約束です。絶対に、口は割らないと約束します!」
「リーネ様!」
「にししっ!」
瞬発的な移動に伴い、左右にブレたのを認識した時には、俺はリーネに抱き着かれていた。
太陽の日光が当たり、黄金髪に輝く髪が俺の目の先にある。
一連の動揺があり、その時の心持までもが読まれてしまう。




