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【短文】世界でただ一人銃を扱える者(仮)  作者: おひるねずみ
第1章 旅の始まり
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第九十弾 行っては駄目!

「レオナさん。シェミル村は、どんな場所なんですか?」

「シェミル村は、私達が暮らしていたラッテ村より、規模が大きい村で、人口七百人が住む村です。

特産品は小麦で、辺り一面に広がる小麦畑は、それはもう、絶景ですよ。ふふっ、キッドさんとリーネも、見たら絶対に驚くと思います」

「あれ? リーネは訪れた事がないのか?」

「うん。僕は一度も他の町や村に行ったことがないんだ、お爺ちゃんが行っては駄目っていうからさぁ……」


 がっかり顔をしながら、口を尖らせるリーネを見て、レオナさんが軽く会釈しながら「すいません」と俺に頭を下げた。

 レオナさんも大変だなと思いつつも、地面に注意を向けながら歩く事、三十分。

 シュミル村周辺に近づくにつれ、黄金色の小麦畑が段々と広がりを見せる。

 


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