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第八十三弾 スモールバイパー
「兄様。この蛇、猛毒を持つ『スモールバイパー』って蛇だよ! 噛まれたらすぐに対処しないと、駄目だって! おじいちゃんから聞いた事ある!」
俺はレオナさんの首を調べ、右首筋に、蛇に噛まれた極小サイズの傷口を発見。
少し躊躇うが、一縷の望みを託し、処置を開始する。
「レオナさん。始めに謝っておきます。すいません」
「―――――っ!?」
レオナさんの頭を左手で支えて、毒を吸い易いように固定し、右首筋に口を当て毒を吸い出し、その辺の地面に吐き出した。
同時に「下級錬金レシピ。適正レベル九。ポイズンリカバリーボトル」の、制作を実行する。
毒消し草2に対して水分1の割合で錬金開始。水分に使用する材料は「ヒールボトル1/3」だ。
ルーレットは金色が一マス。青が四割。赤が六割になっている。
錬金レベルが上昇したのだろう。ヒールボトルより難易度が高いはずなのに、青色が予想以上に多い。
俺は嬉しい誤算に喜びながらも、ルーレットの回転を止めた。




