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第七十弾 確信
そして、なりよりも重要なのが、ダブルスターに噛まれた時、痛覚を感じた事。
それでも減ったHPは五。噛みつかれただけで五も減少した。
もしも俺が、オークの槍で体を突かれたら、一体どれだけHPが減少するのか分からない。
当たり所が悪ければ、致命傷。運が悪ければ即死の可能性すらある。
痛みを受けた時点で、俺の中に確信めいたものが生まれていた。
決定打になったのは、その後の麻痺だ。
あれは、俺が歩んで来た人生の中で一番の恐怖。
全身が強張って金縛りに遭い、まぶたすら閉じることが出来なかった。
あまりにも現実すぎて、確信するには十分な事柄だった。
HPが0になれば、間違いなく俺は死ぬ!




